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アメリカ人の国民性とイギリス人の国民性の違いとはどんな所?

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教材の詳細

同じ英語圏の国なのにこんなに違うアメリカ人の国民性とイギリスの国民性の違い



多くの日本人のみなさんにとっては、「英語圏の国 = アメリカ」や「英語圏の外国人 = アメリカ人」という認識が少なからずあると思います。しかし、同じ英語圏の国といえど、それぞれの国には当然のように様々なカルチャーの違いがあります。

アメリカにはアメリカのマナー、イギリスにはイギリスのマナー、オーストラリアにはオーストラリアのマナー、カナダにはカナダのマナーなどなど。(他の英語圏の国もありますが)

そして、その国の考え方やマナー、価値観を理解する事は海外で国際ビジネスを行うビジネスパーソンにとって非常に重要な事柄になってくると思います。

少し極端な意見になってしまいますが、ビジネス英語を流暢に話せるよりも、むしろビジネスを一緒に行う国の国民性や嗜好、カルチャー、マナー等を熟知した方が会議や交渉の場においても有利に事を運ばせる事が出来ると思います。

また、相手の国を理解する事によって、スムーズなコミュニケーションを行う事も可能になると思います。そして相手の国について理解を深める事が出来れば、お互いの距離感を近くすることも可能でしょう。

そこで、今回は日本がビジネスをする機会、コミュニケーションする機会が多い英語圏の国として、アメリカとイギリスのカルチャーや国民性の違い、マナーの違いについて紹介していきたいと思います。






アメリカ人のマナーとイギリス人のマナーの違いとは?


アメリカ人は新しい人に会うときに、とてもポジティブでフレンドリーな挨拶や自己紹介をします。アメリカという国においてはこれが正しいマナーになります。

アメリカでは、知らない人に直接に話しかけても大丈夫というカルチャーがあります。そしてもし言いたい事があったら、直ぐにその場で話すようにする事が一般的です。

そして新しい友達と話す時には、色々なストーリーやスモールトークを交換する習慣があります。ですから、アメリカではプライベートな話はあまりタブーではありません。

アメリカ人はシャイな国民性ではないので、あまり親しくない人や初対面の人であっても会話を始める為のきっかけや理由は必要ありません。基本的にはダイレクトに話します。

反対にイギリス人はプライバシーを大切にし、相手に迷惑をかけないようにするという事がマナーになっているために、はじめて会う人には少しだけ距離をおいてコミュニケーションする事があります。

ですから人によっては少しドライに見えるかもしれません。イギリス人にとっては、知らない人に対していきなり話しかける事は少し恥ずかしい行為なので、初対面の人や知らない人、あまり親しくない人と話を始める時には何か理由が必要です。

よく言われるイギリス人のステレオタイプとしては、「イギリス人は天気の話が好き」という噂があります。確かにイギリス人はよく天気の話をしますが、別に天気の話が好きだというわけではありません^^

この天気の話は、イギリス人が会話をスタートするときに便利なテーマになる事から、スモールトークのテーマとして使われている事が多いです。実際にイギリスは天気が悪い日が多いので、確かに天気の話をする事は多いですけどね。笑

そしてイギリス人は、お互いに文句を言い合えるテーマも良い話のきっかけになります。例えば悪い天気についてや、電車の遅延などについてがそうです。

以上の事から、イギリス人に話しかけた場合、勿論丁寧に答えてくれる事は多いですが、アメリカ人ほどお喋りではない。といった感じが正しい言い方なのかもしれませんね^^

アメリカのポジティブなマナーとイギリスの遠慮がちなマナーは両国を比べた上で最も異なる点だと思いますが、これ以外にも、アメリカ人とイギリス人の「建前に関する違い」もあります。

アメリカ人も勿論、国民全員がフレンドリーな性格というわけではありませんが、アメリカにおいてフレンドリーで積極的に話す事は最も良いマナーとされています。

逆に大人しい性格、フレンドリーではない性格は変わった性格だと思われてしまいます。そしてイギリス人も勿論、国民全員が大人しい性格というわけではありません。

しかしイギリスにおいては、アメリカよりも他人に対して少し遠慮するくらいのコミュニケーションの取り方の方が良いマナーとされています。勿論、例外の人もいますが、一般的にこのようなマナーの違い、コミュニケーションの違いがあります。




アメリカ人のユーモアとイギリス人のユーモアの違いとは?


アメリカとイギリスではユーモアの違いが多いです。そして特にイギリス人は、イギリスのユーモアに対して、とても誇りを持っている傾向にあります^^。

みんな(心の中では)は、イギリスのユーモアが世界一だと思っているようです(笑)。そしてイギリス人からするとアメリカのユーモアは子供っぽく、当たり前すぎて面白みにかけていると思っている人が多いようです。

イギリス人のユーモアの特徴は、皮肉や社会風刺、戯評などを中心に作り出されます。そして真面目そうな人や物事を馬鹿にするのが好きな性格という事もあり、ブラックユーモアも多いですし、このようなユーモアが一般的に愛されています。


かわってアメリカのユーモアは少しダイレクトです。あまり微妙な表現ではないですし、アメリカ人には微妙な表現は理解されづらいと思います。

しかしアメリカとイギリスは同じ英語圏という特性をいかして、コメディードラマやコメディアンの番組をシェアしあっていることから、両国の人気コメディードラマは両国で人気があります。

ちみなにミスター・ビーンやモンティー・パイソンはイギリスで最も知られているコメディーですが、現在ではあまり人気がないですね。

イギリス的ではないからこそ海外で人気になったのでしょうか・・?と考えている人も多いようですね。






アメリカ人の謙遜とイギリス人謙遜について


「Don’t blow your own trumpet」

これはイギリス人のよく言うフレーズです。これは、「ほらをふくな!」という意味の文章です。

これとは、別にアメリカでは・・・。

「If you don’t blow your own trumpet, no-one will blow it for you」

というフレーズをアメリカ人はよく使います。この意味は逆に「ほらをふかないと、誰もふいてくれないよ!」という意味の文章になります。

一般的にアメリカ人は、自分の才能や自分のやった事を人々に直接アピールします。これは別に「自慢」というわけではありません。

彼らからすると、「本当の事であれば自分の才能を他人にアピールしても良い」という習慣があるので、人前で自分の成果や才能を隠すことはありません。

彼らはこの態度に対して、恥ずかしくないしアメリカ社会ではこのような行動は当たり前だと思われています。これはアメリカン・ドリームを象徴する重要な事にもつながっていると思います。

これとは逆にイギリスのマナーでは、「自分の才能や成果、得意なポイント」等を人前ではっきりと言うと、「こいつ少し調子のっているなぁ」と思われる事があります(笑)。

一般的にイギリス社会では、少し謙遜することをしないと相手に嫌われてしまう可能性があります。(この点については日本でも同様かもしれませんね)

アメリカ人が二人揃ってお互いに話す時には、自分の今までやってきた経歴や経験などをお互いに紹介しあいます。

これによってお互いの事が理解出来るようになります。これがアメリカ流のコミュニケーションスタイルだと思います。

逆にイギリス人は、自分の今までやってきた経歴や経験などを自嘲や冗談を混ぜて話さないと、相手は少し嫌な印象を相手も持ちます。この場合においてもユーモアが必要になります。

極端に言うと自分の低く見せるというようなニュアンスが近いかもしれません。これがイギリス流のコミュニケーションスタイルでしょう。

ですから、もし初対面でイギリス人とアメリカ人のこの違いについて知らずにコミュニケーションしたしまった場合、お互いに変な誤解を受ける可能性があると思います。




アメリカ人の愛国心とイギリス人の愛国心の違い


大部分のアメリカ人は自分の国が大好きでとても大きな誇りを感じている人が多いです。アメリカ人の多くの家では自宅の前にアメリカの星条旗を掲げている家庭が多いです。

そして、小学校の時から教室で毎日星条旗前で恭順を誓っています。そしてアメリカは国土の広い国です。海外に行った事のあるアメリカ人は意外と少ないです。

実際にアメリカ国民の中でアメリカの市民権を持ったシチズンシップにも関わらずパスポートを取得している人は意外と少ないという統計があります。

そしてアメリカにおいて愛国心を表す事は当たり前だと思われています。またアメリカにおいて愛国心を示さない人は怪しい人だと思われる傾向があります。

かわってイギリス人は、勿論、自分の国の事が好きな人も多いですが、アメリカ人のように愛国心をむき出しにして、騒ぐ事はちょっとしたタブーだと思います。

スポーツの試合やオリンピック等のイベント以外でユニオン・ジャックの旗を家で掲げる事は非常に珍しいです。

イギリスでは、ユニオン・ジャックは右翼団体や政党のシンボルに使われている事から、殆どの人はユニオン・ジャックの旗を掲げることを遠慮します。

以上のことからも多くのイギリス人は愛国心を多少感じていても、逆に自分の国について悪い点、文句を言う傾向にあると思います。




アメリカのチップ制度とイギリスのチップ制度の違いとは?


アメリカでは、レストランは勿論、バーや美容院、タクシーや、ホテルでもチップが必要です。チップを出さない事は、アメリカでは本当にマナー違反で失礼だと思われています。

アメリカのレストランで働くスタッフの時給は、一般的にすごく少なく金額で設定されています。アメリカのレストランの多くはお客さんから、もらえるチップをあてにしているレストランが多いです。

そしてこのチップを合わせると一般の仕事の時給くらいの金額になります。

アメリカのレストランのウェーターは、お客さんのチップに頼って仕事をしていることから、食事中に何度もテーブルに来ては、「大丈夫ですか?」、「他の用はないですか?」と言ったような質問を聞く事が多いと思います。そしてアメリカのレストランでは、会計の15%をチップとして支払う事が普通です。

かわってイギリスのでは、法律的に労働者に対して支払う最低時給が決まっている事からレストランのスタッフはチップに頼って仕事をしていません。

しかしレストランでは、会計の10%をチップとして支払う事が普通です。サービスが特に良い場合のみ、大きなチップを渡してもよいというマナーがあります。

イギリスのバーやパブではチップは必要ありません。バーテンダーのサービスがよかった場合、フレンドリーで優しかった場合「あなたも一杯飲まない?」と聞いてチップの代わりに渡してもよいと思います。

タクシーではチップを渡さなくてもいいですが、もしおつりに端数が出た時には「おつりは結構ですよ」と言えば、運転手も喜ぶといった感じです。

イギリス人にとってはアメリカの厳しいチップカルチャーは、非常に面倒に映るようです。それとは逆にイギリスのレストランのスタッフはアメリカ人のお客が好きでしょうね(笑)。チップをもらえる可能性が大きいので^^




アメリカ人のお酒の付き合い方とイギリス人のお酒の付き合い方の違いとは?


アメリカでは21歳までお酒を飲めません。そしてアメリカ人は一般的に積極的でオープンな性格な為に、「場を楽しむ為にお酒が必要ではない国民性」だと思います。

アメリカではお酒を飲む人も多いですし、バーやパブなどの店も多いですが、多くの人々はお酒に対して厳しいルールを課していると思います。

逆にイギリスの社会において、お酒はとても重要な役割を果たしていると思います。イギリスでは特にお酒はコミュニケーションのツールとして必要なものです。

イギリスでは、18歳からお酒を飲めることから、イギリスの大学生活はお酒なしには語れないようです(笑)。これは、日本にも共通している点かもしれませんね^^。

またイギリス人にとっては、他人と楽しんだり、踊ったり、話したり、リラックスする為にはお酒の存在が必需です(笑)。




アメリカの宗教観とイギリスの宗教観の違い


アメリカは世界の中でも意外と宗教的な国として知られています。セレブやスポーツ選手は、大会での優勝イベントで受賞を受けるときに直ぐ神様の話をします。

そして大統領や政治家もよく自分の宗教の話をすることが多いです。実際にアメリカ人は教会に行く人が多く、教会の種類も非常に多いです。

アメリカでは神様を信じないと言うような大統領は、おそらく多くのアメリカ人に支持をしてもらう事はできないでしょう。そして多くのアメリカの法律や方針はキリスト教の教えに基づいています。

宗教はアメリカの社会にとってとても大きな存在で大事な部分として扱われています。そして日本人にもよく知られている英語フレーズの「Oh my God!」という表現は実際はアメリカではあまり使わない方がよいです。

逆にイギリスでは、宗教(特にキリスト教)の力は衰えていると思います。イギリスにおいて新しい人と知り合って話をする時には宗教の話は少しタブーです。

特に自分の宗教について話す政治家はイギリス国民から怪しく思われる可能性があります。

以上、アメリカとイギリスのカルチャーの違いについて紹介しましたが如何でしたか^^。両国共に英語圏ながら、ビックリするくらい正反対の国民性であるという事がおわかり頂けたでしょうか^^

この事実を踏まえた上で、両国の国民とコミュニケーションをとっていくと、少しづつお互いの事も理解して仲も深まりやすいのではないかと思っていますし、円滑なコミュニケーションをとる事が出来ると思っています。

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