英語面接ではよくある質問、自己紹介の仕方、経歴を説明する際の表現を解説
外資系企業といっても様々な業種があり、仕事内容によって面接時に聞かれる質問が少し異なってくるでしょう。しかし、どこの企業の面接であっても必ずと言っていい程、共通して質問される内容があります。
今回紹介するのは、外資系企業の英語面接で最もよく質問されるであろう内容をリスト形式で紹介していきたいと思います。
これから紹介する以下の内容を活かして、外資系企業のインタビューアーが聞きたい答えを自身で導き出す訓練をして、面接に備えましょう。
また、外資系企業の英語面接においてタブーになる質問や、英語面接で答えるべきフレーズも紹介しています。
外資系企業の英語面接で行う「自己紹介」について
- Tell me about yourself.
- Tell me a little about yourself.
- Please introduce yourself.
上記の質問は、一応「あなたについて自己紹介をお願いします」という意味ですが、実はインタビューアーは、あなたの高校時代の部活や自由時間の趣味についての話を聞きたい訳ではないのです。
インタビューアーがあなたについて聞きたいのは、あなたの今まで受けて来た教育内容について、あなたが今まで経験してきた業務内容、プロジェクトをはじめ、今後目指していきたい将来のキャリアやポジションの話が聞きたいのです。
ですから、このような質問に対しては、以下のように答えていく方が良いでしょう。
例えば:
- I graduated from ~ university in 2001, where I majored in business studies.
- I particularly enjoyed studying ~.
- I then worked as a salesman for ~ company for three years.
- In my work there, I ~~~(仕事の内容を少し紹介する)
- I especially enjoyed ~in my previous role so I would like to learn more about this if I get the chance to work here.
もし、インタビューアーが、あなたに対してあなたの趣味や、自由時間の過ごし方について質問したい場合は、以下のような質問をします。
ここではあまりプライベートな内容の話、特に趣味のような話はあまり言わない方がいいですね^^
- What are your hobbies and interests?
- What do you do in your free time?
- What hobbies/interests do you have outside of work?
英語面接で定番の質問「前職」についての質問
あなたが転職で面接を受ける場合はインタビューアーとしても、絶対に以前の職歴について気になります。その点をふまえて、自身の職歴について話していきましょう。
- なぜ前の仕事を辞める事になったのでしょうか?
- 前の仕事でどのような問題があったのか?
- 上司や同僚とコミュニケーションの問題があったのか?
- すぐに仕事を辞めてしまうタイプなのか?
インタビューアーは、直接このような質問をしないかもしれませんが、転職者には対しての面接時には、こういった情報を必ず知りたがっていると思います。
- Why did you leave your previous job?
- Tell me why you left your previous job.
上記の質問を答える際には伝え方に気をつけましょう。例えば前の仕事で「上司や同僚」等と気が合わなかったと答えたい場合であっても、それらの理由をポジティブな角度から答えるべきです。
絶対に上司や同僚、会社についてネガティブなことを言わないようにして下さい。ここで、このような質問をされた際に最も適切な答え方としては「新しい事に挑戦したいから」という答えが適切だと思います。
- I worked at ~ for three years. I was a salesman and I… (仕事内容の紹介をする場合)
- It is a small company and I very much enjoyed working there.
- I got on well with my colleagues and bosses so I was sad to leave.
- However, I wanted to ~ (今後、挑戦したい事、伸ばしていきたいスキルについて説明する場合)
- That’s why I applied for this job, as I feel that I will have the chance to ~ (新しい会社に入りたい理由を説明する場合)
外資系企業の英語面接で絶対に聞かれる「会社の志望動機(志望理由)」ついての質問
インタビューアーは、「何故、弊社に入社を希望しているのでしょうか?」という志望理由に関する質問を当然聞いてくるでしょう。
何故、数ある会社の中からこの会社を選んだのか?
あなたが面接を受けている会社は、他にも同じ業界で同業種の企業があるかもしれません。ですから、「どうしてこの会社に入って働きたいのか?」この事を説明できる必要があります。
それには、その会社のセールスポイントをハッキリと伝えましょう。この回答はその会社に対して行った、あなたなりのリサーチ力や知識を見せるいい機会になると思います。
- Why do you want to work for us?
- Why did you choose this company?
- Why did you apply for this position?
会社のことだけではなく、将来のポジションや今後やっていきたい仕事について話した方が良いでしょう。
自分がその会社の為に何ができるのか?
- I want to work for ~ because ~ (入りたい理由を言う場合)
- I think I will be able to learn about ~
- I will be able to use the skills I learnt at university and in my previous job to ~ (あなたは、どのようにして会社に役に立つのか言う場合)
- I like ~ (この会社の良い点や仕事の良さそうなポイントなどを言う場合)
- I want to work with experts in their field (この分野の専門家と一緒に働きたいと言う場合)
会社の事を褒めても良いと思いますが、あまりやり過ぎてしまうと、面接対策として話している調子のいい人間だと思われてしまう可能性もあるので、ある程度に止めておきましょう。
ただ会社の良いポイントを伝えて、自分の今までのキャリアや自分の自己啓発の事に繋ぐ事が出来れば、それは良い回答になると思います。また、自分の今までの経験を活かして会社に貢献出来るいった具体的な意見も好まれるでしょう。
英語面接の後半で尋ねられる「未来像」に関する質問
インタビューアーは遠まわしな質問で、あなたの将来の計画を知りたがっています。会社としても新しい人を雇う際、時間やお金等のコストが掛かるので突然辞めてしまうような人を避けたいと思っていますので、このような質問をして、あなたの心理や考えを読み取ろうとします。
Where do you see yourself in 3/5/10 years’ time?
この質問は外資系企業の英語面接でよく聞かれる質問の一つでしょう。ここで気をつけてほしいのが、実際はそう思っている場合でも以下の内容については言わないようにした方がいいでしょう。
- あなたの将来の計画が明確に決まっていない場合でも
- あなたが給与だけでその仕事を選んでいる場合
- あなたが海外で生活したいと思ってその仕事を選んでいる場合
以上の事を考えている場合であっても、絶対に言わないようにして下さい。これらの回答として望ましい答えの例として、具体的にその会社の中で5年以内にやり遂げたい事について話をした方がいいでしょう。
そして「今後の自分のキャリアの進め方」についての話も織り交ぜて話せると尚良いと思います。
- I would like to be working here as (未来にしたいポジション)
- I would like to be developing my ~ skills at this company.
- I hope to be ~
外資系企業の英語面接対策でよく聞かれる「自分の弱点」に関する質問
この質問も外資系企業の英語面接でよく質問される内容です。少しトリッキーな質問内容ですから、予めしっかり答えられるように用意しておきましょう。
インタビューアーは、一応あなたの弱点について質問していますが、実はあなたの人間性・性格についての確認をしているのです。
- What are your main weaknesses?
- What are your weak points?
この質問内容に対して良い回答の例としては、「少しポジティブに見られる自分の弱点」を話す事です。そして、その弱点は今後の少しの努力で改善していけるというポイントも合わせて話しましょう。
他には、今目指している仕事内容とは関係ない、自分の弱点を言っても大丈夫でしょう。最後は、以前から気が付いている自分の弱点を言って、それをどう克服してきたかを紹介しても大丈夫です。
この質問についての答えとしては、”自分のあいまいな弱点”にした方がいいと思います。たとえは、仕事に対して細かいディテールを気にしすぎる、仕事に対して、完璧を求めてしつこすぎるなど。
- I am a bit of a perfectionist so I spend a lot of time checking my work.
- At university I didn’t like giving presentations but I practiced until I lost my nerves.
仕事の種類によっては、さらに専門的な質問をされる場合もあるかと思います。しかし、それ以外に関しては上記のような一般的な質問をされる事が殆どだと思います。
しかし外資系企業などの英語面接のインタビューでは全く遠慮する必要はないでしょう。積極的に自分のセールスポイントや過去の経験、成果等をはっきりと、正直に伝えると良いでしょう。
外資系企業の英語面接対策のポイントとしては、以下の点について考えておきましょう。
今回の記事で紹介した英語面接対策のポイント
- 英語面接で聞かれる一般的な質問に答えられる準備をしておく事。
- 自分のセールスポイントを明確にしておく事。
- そのセールスポイントと業務内容を自然にマッチさせてポジティブな説明出来るようになる事。
- 入社後の5年以内の目標を明確にしておく事。
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