平均的なアメリカ人の性格・国民性について:アメリカ人の国民性を知る為の手がかり
今回の記事では、当サイトの読者の方から頂いた質問に答えてみたいと思います。当サイトと姉妹サイトの「ブリティッシュ英語.com」でも度々読者の方から質問を頂いております。
私たちはマスターランゲージのライターも頂いた質問は出来るだけ早く答えたいと思っていますので、英語学習に関する事や英語圏の国のカルチャーに関する質問があれば是非ご連絡くださいね^^。質問はこちらのページで受け付けております。
それでは、実際に頂いた質問はこちらになります!
読者の方の質問:
はじめまして。マスターランゲージのライターの皆さん。「私はアメリカ合衆国に興味を持っており、アメリカ人の国民性について教えてほしいと思います。」
お時間のある時に記事のテーマとしてお答え頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。
これも英語圏の国を知り、国民性を勉強出来るとても良い質問ですね。しかし、この質問はかなり答えにくいです(笑)。何故なら、アメリカという国は広いですし、人口が多く、国民の中には数多くの人種が含まれていますので、「一つの国民性」というコンセプトがありません。
日本はアメリカと比べれば比較的小さい国ですので、「日本人の国民性」という話は比較的簡単に出来ると思います。また日本は単一民族国家です。
そしてアメリカは国土も広い上に50州あります。それぞれの州も歴史が異なり違う国のようなものなので、「アメリカ人の国民性」という話は少し説明しにくくなります。
ですがそう言っても、やはり一般のアメリカ人には数多くの特徴があります。今回はその辺りのポイントに絞って紹介していきたいと思います。
おすすめページ:
アメリカ人は外向的で積極的な人が多い
アメリカ社会では、「外向的な性格」が認められていますので、一般的なアメリカ人は日本人と比べた場合、自分の意見を言う際に殆ど遠慮しませんし、知らない人に話しかける事も普通です。
アメリカ人は初対面でも、とても「フレンドリー」な面を出します。そして、アメリカ人は日本人よりも友達や知り合いと会う際には、ハグやキス等、相手に触る習慣があります。
参考ページ:「同じ英語圏でもこんなに違う!イギリス人の性格とアメリカ人の性格とオーストラリア人の性格の違い」
アメリカ人は個性のある国民
アメリカ人は個性(individuality)を認めます。アメリカ人にとって、個人の幸せや自由、個人の夢、意見、権利などについてはとても大切な事です。この点で、アメリカ人は「ワガママ」にみえるかもしれません。
その結果として、多くのアメリカ人は自分以外にも他の人の権利や意見も同時に認めるという傾向があります。つまり相手の「ワガママ」、「意見」もある程度は尊重するという感じの考え方があると思います。
参考記事:「英語圏のカルチャー紹介:アメリカ人のイギリス人に対するステレオタイプ・イギリス人のアメリカ人の対するステレオタイプ」
アメリカ人は会話・コミュニケーションがダイレクト
アメリカ人は日本人よりもダイレクトに話します。日本人がよく使う遠まわしな言い方や謙遜のようなコンセプトはアメリカではあまり通じないと思います。
この点はアメリカ人とビジネスを行う日本人のビジネスマンに重要な知識だと思います。ですから、アメリカ人とビジネスをする際にはいつもよりダイレクトに話さないとビジネスはやりにくいと思います。
参考:
- 英語圏のビジネスカルチャーを学んでビジネス英語の理解を深める:イギリスとアメリカのビジネスカルチャーの6つの違い
- イギリス人のビジネスマンと仕事をする際に知っておくべき英語フレーズと表現・本当のニュアンスについて
アメリカ人の中では年齢による上下関係が多くの場合ない
日本では、「先輩・後輩」の上下関係がとても大切ですね。相手によって言葉遣いを気をつける必要がありますし、「誰々さん」などの呼び方を使う必要があります。しかしアメリカでは、殆どの場合相手のファーストネーム(名前)を使います。
そして、自分の上司と話す場合でも、部下と話す場合でも言葉遣いはあまり変わりません。アメリカ社会では「みんなが平等」というコンセプト・考え方がありますので上下関係はあまりありません。
実は多くのアメリカ人は国際的ではない人が多い
これは一般的なアメリカ人とアメリカのメディアの弱点ですが、平均的なアメリカ人は他の国や世界のニュース、カルチャー、政治等にあまり詳しくありません。
アメリカはとても広い国なので、多くのアメリカ人は海外旅行をした事がありません。アメリカのメディア(ニュース番組など)は主に国内ニュースを中心に放送していますので、一般のアメリカ人は国際ニュースに関して少し無知です。(>_<)
アメリカ人は愛国心の強い人が非常に多い国民性
一般的なアメリカ人は愛国心がとても強いです。他の国の人々も愛国心があると思いますが、アメリカ社会では愛国心を表す事が普通です。多くのアメリカ人は家の前に国旗を揚げますし、殆どの学校では国歌を歌う事が当たり前です。
他の英語圏の国では、(例えばイギリスなど)学校で国歌を歌う事はとても珍しい事です。英語圏の国の中では、アメリカが最も愛国心を表す国だと思います。皆さん、他の英語や英語圏のカルチャーに関する質問があれば是非ご連絡くださいね!