イギリス文化の特徴:イギリスのパブカルチャーについて紹介
イギリスの文化、イギリス人を理解する上で切っても切り離せない存在であるイギリスのパブ。イギリス人にとってパブは特別な場所とも言えるようです。イギリスのパブには、私達日本人がよく理解しづらいイギリスならではの独特なルールやマナーがあるようです。
そこで今回の記事はイギリスのパブカルチャーについて、本サイトのイギリス人ライターであるMairiさんに紹介してもらいたいと思います。イギリスに観光にに行く予定がある方は知っておくと便利かもしれません^^
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イギリスのパブの歴史について
イギリスにおいてパブという存在は、その地域の人達にとって重要な場所になっています。パブのカルチャーは歴史が古く長い間、各エリアのコミュニティーを形成する上で中心となる存在でした。
イギリスのパブは「ただお酒を飲む場所」としての存在だけではなく、ローカルのパブに限っては「もう一つの自分の家」というコンセプトで考えられています。確かに「pub」という単語は「public house」(大衆・公共の家)の省略です。つまりパブは「みんなの家」というコンセプトに基づいています。
パブと一口にいっても、パブには様々な種類があります。庭付きの田舎風のパブもありますし、料理にこだわったグルメパブもあります。そしてスポーツの試合をテレビで観戦できるスポーツバーのようなパブもあります。
また多くのパブには、自分のサッカーチームがあり、カラオケナイトやクイズナイト、コメディーナイトなどのイベントを行っています。もしイギリスに行った際に現地でイギリス人の友達を作りたい場合パブは新しい人に出会う為の良い場所になると思います。
パブにはバー・サービスがあります。バー・サービスとはお酒を頼みたいときにバーに行って飲み物を頼んでその場で直ぐに代金を払うことを指します。通常のレストランのように、ウエイターやウエイトレスがテーブルにつくサービスはありませんが、食べ物を頼んだ場合はスタッフがテーブルまで持ってきてくれます。
そしてイギリスのパブではアメリカのバーと違ってチップは必要はありません。心配しなくても大丈夫です^^ バーカウンターではキチンと行列を作って並ぶ必要はありません。バーテンダーは誰が次にオーダーする番なのかをしっかりと理解して守ってくれます。
イギリスパブでよく使う英語・ボキャブラリー集
- pint : イギリスのビールは一般的にパイントグラスで出されます。一パイントは0.56リットルに近いです。
- half : 小さいグラスならhalf of ○○というフレーズでオーダーします。
- lager : ラーガーとは日本のビールに近いです。一般的に冷やして飲まれます。
- bitter : ビターはラーガーより茶色く少し温いまま飲みます。クリーミーでおいしいビールです。
- packet of crisps : おつまみだけでいいならポテトチップを頼むのが普通です。「crisps」とはポテトチップの事です。
- It’s my round : みんなの一番聞きたいフレーズです!友達と一緒に飲みに行った際、別々で飲み物を買う事はマナー違反です!パブでは一人の人が順番にみんなの飲み物を注文する習慣があります。自分がバーに行ってオーダーする時「It’s my round. What are you having?」と仲間に聞いたら、みんな嬉しいでしょう^^
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