英語圏のネイティブ達はお互いに話す時100%通じるのでしょうか?
英語圏のネイティブ達は、他の英語圏の国の人と話す際に直ぐにアクセントで国籍が分かります。
カナダ英語とアメリカの英語は似ているので、ネイティブスピーカーでも区別できない時がありますし、オーストラリア英語とニュージーランド英語も少し似ている点があるので、区別しにくいかもしれませんが、殆どの人はアクセントで直ぐに国籍がわかってしまいます。
英語圏のメディアにおいてのアメリカ英語のポジション
そして、英語圏のメディアにおいては、やはりアメリカが一番強いです。
しかし、英語圏の各国のテレビ番組や映画、ドラマや音楽は英語圏内でシェアされているので、ネイティブ達は子供の頃から各国のアクセントや話し方に慣れています。
アメリカ人は、よくBBCのドキュメンタリー番組やドラマをテレビで見ていますし、イギリス人はオーストラリアやニュージーランドの連続ドラマをよくテレビで見ているので、各国の英語に慣れてくる。
以上の事を踏まえて、英語圏のネイティブ達はお互いに話す時100%通じるのでしょうか?という質問に答えるとするなら
「大体100%通じる」という事が正しい答えになると思います。
私は、イギリス人ですが、アメリカ人やオーストラリア人の友達や同僚と話す時には、勿論自分の国の英語を使っていますし、彼らも自分の国の英語を使っています。本当にローカルなスラングを言わなければ、通じないという事はありません。
英語圏の各国のスラングやボキャブラリーの違いやアクセントの違いについて
しかし各国には、ローカル限定のスラングや表現があります。
時々このスラングが通じなかったりする事がありますが、文脈で意味を大体理解する事が出来ます。
例えば、アメリカのヒップホップ関係の映画を見た時に、表現やスラングの意味がよく分からない時がありますが、ストーリーが分かればあまり気になりません。
そして、私はアメリカ人の友達と話す時に、ボキャブラリーの違いはあるものの、お互いに言葉遣いの違いあると分かるので、誤解が生まれる事はありません。私は「autumn」と言っても、アメリカ人の友達は「fall」と言うが、双方の単語が当然分かるので問題はありません。
英語圏で使われているメジャーな英語の種類は当然通じると思いますが、時々英語圏でも小さいな国(スコットランドやアイルランドなど)のアクセントは、他の英語圏の人に少しわかりにくいと思います。
その理由としては、ボキャブラリーの違いではなく、その国のアクセントに慣れていないという事です。
例えば、スコットランドのスーザン・ボイルという歌手は、アメリカのテレビ番組でインタビューされる時に字幕が付いている。(笑)。
全く通じないというわけではないが、彼女のアクセントに慣れていない人がいるので字幕があると助かると思われているからです。
様々な種類の英語は、日本語の各県の方言に相当するものだと思います。アクセントが少し違いますし、訛りや違った表現が使われていますが、英語が通じないというケースはとても少ないでしょう。