七田式 英語教材 7 + Bilingualを使ってみた感想をレビューします

目次

英語学習教材:七田式「7+Bilingual」の体験談と感想をレビュー形式で紹介します

今回の記事は、前回レビューした英会話教材「七田式 7+Englis」の”子供向け”版である「7+Bilingual」という教材のついて話したいと思います。

実は私には小学校の6年生の姪っ子がいます。来年の4月からその姪っ子は中学校に入学し英語を本格的に勉強する事になるようです。

そして、家族の中では、一応私が「英語専門家」(笑)という事になっていますので、「姪っ子にちょっと英語を教えてくれない!?」と兄に頼まれてしまいました・・・。

正直。私自身、今まで誰にも英語を教えた事がありませんが(笑)、「OKだよ。出来る限り頑張るす」と、その場を丸く収めました(笑)。

日本で手に入れられる子供向けの英会話教材は大人向けの物と比較すると、まだまだ少ないです。特に子供を楽しませながら英語を勉強するような方法の教材は本当に少ないと思います。

その点、今回レビューする「7+Bilingual」は子供向けの英語教材としても信頼を得ているという評判を聞きつけたので、実際に利用する機会に恵まれた事もあって子供と一緒に使いながらレビューを書いてみようと思いました。

この記事の内容がこれから子供と一緒に英語学習をしたいと思っている方の為になればと思っています^^

七田式 7+Bilingualの概要・教材レベルと学習に関する分析

まず、この「7+Bilingual」という子供向けの教材は、主に”何歳の子供向けなのか?”という部分がはっきりと書かれていません。

しかし、使い方のマニュアルを見ると、「3歳から6歳くらいの子供が言語の天才です」という科学的な根拠から導き出された情報が書かれていたので、おそらくですが、この教材の対象年齢としては「3歳から6歳」くらいの子供をターゲットにしている教材だと思います。

「3歳から6歳くらいの子供が言語の天才です」という意見については私も同感です。

英語学習は子供の自我が芽生え、コミュニケーションがある程度取れ、言葉が少しでも出るようになったら、直ぐにでもスタートするべきだと思っています。特にバイリンガルに育てたいと思っている方は尚更です。

私の姪っ子はもう11歳です。彼女は小学校の授業でもうちょっとだけ英会話のレッスンをやっていますし、「英語が好き」だと言っていました。

私の甥っ子が「言語の天才」かどうか分かりませんが、姪っ子は英語に関してモチベーションがありますので、勉強させる上では問題ないと思いました。

この教材のコンテンツを見ると、入っている文法レベルとしては、「中学校の1,2,3年生くらいのレベル」だと思います。中には「小学生にとって少し難しくないの!?」考える方もいると思いますが、少しずつ勉強していけば、小学生でも無理なく理解出来るレベルだと思います。

では、先ずは教材の内容をみていきましょう。こちらも前回の「七田式 7+Englis」と同様にボリュームは多いです。

箱を開けるとこのような感じです。今回も中身はぎっちりという感じです。とにかく重量は結構重たいです。これだけでおなか一杯!と、満足してしまう人もいるようですが、しっかりと使い込んでいきましょう。

では、詳しく中身をみていきましょう。

package

七田式英語教材「7+Bilingual」の詳細をみる

7+Bilingualの内容

まずこの教材には以下の内容が含まれています。

allset

本(4冊):

  • 使い方のマニュアル
  • 英文テキスト集
  • イラスト集
  • 塗り絵の本

CD(15枚):

  • CD1とCD2 = Stage 1 (米国)
  • CD3とCD4 = Stage 2 (南米)
  • CD5とCD6 = Stage 3 (南欧)
  • CD7とCD8 = Stage 4 (北米・東欧)
  • CD9とCD10 = Stage 5(中央アジア)
  • CD11CD12 = Stage 6 (東アジア)
  • CD13とCD14 = Stage 7 (日本)
  • English CD

cd

七田式の教材は、初めで言ったようにとにかくCDが非常に多いです。しかし、内容を詳しくみてみると「35日分のレッスン」で構成されています。

その35日分のレッスンは、「7個のStage」に分かれています。それぞれのステージで、個々に違ったテーマを使用し学習していきます。

例えば、Stage 1のレッスンは全てアメリカのテーマになっています。このステージでは、自由の女神や、アメリカ自然史博物館、野球試合の話を通して”自然な英会話で使う単語とフレーズ”を学んでいきます。

これは凄く教育的にに良いポイントだと思います。何故なら、英語だけではなく、子供がこの教材を通して”文化的な情報”も同時に吸収する事が出来るからです。

一つのレッスンは2人のキャラクターの会話がメインになります。まずは、その会話の日本語のバージョンを聞きます。それである程度会話の内容が理解出来るようになると思いますので、その後に、英語バージョンを聞いていきます。

このバージョンは普通の速度です。それを聴いた後、同じ英会話を聞きますが、今度は3倍の速さになります!これは非常に早く感じます!

ハイスピードバージョンを聞いた後、また英語を聞きますが、今回は台詞を一つずつ聞いて繰り返します。以上のようにレッスンは進みます。各レッスンはこれと同じ流れで行っていきます。

「英文テキスト集」という本には会話の台詞が書いてあります。左側に日本語訳が書いてあり、右側に英文が書いてあるレイアウトです。

印刷されている文字が大きくて読みやすいなので子供にとっても読みやすいと思います。文法の説明などは書いてありませんが、この教材は文法を教える事が目標ではありません。

この教材の目標は「聞き流しで英語のリズム、単語、フレーズを子供の脳にインプットする事」が中心になっていると思います。

子供に会話のイメージを膨らませるために「イラスト集」と「塗り絵」のテキストが入っています。実は、イラスト集と塗り絵という二冊の本は内容が同じです。

塗り絵の本の方は色が入っていないだけです。(自分で色を塗って遊べるようにする為)。

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ですから、実際に利用する際には「子供がCDを聞きながら自分で色を塗っていく」といった使い方になると思います。それぞれの絵は、その会話の「シーン」になります。

例えば、自由の女神、野球場、博物館などのシーンが描いてありますので、具体的な使い方としては、「CDでそのシーンの音声を聞きながら、そのシーンにあった塗り絵をさせてみる」という勉強の仕方がよいと思います。

「使い方のマニュアル」という本は教材の使い方と教材の「理論」が紹介されています。

つまり、「子供がどうやって言語を学んでいくのか?」というちょっと専門的な内容が説明されています。結構、ためになる部分だと思いますので、学習する前に親御さんは一度目を通されるといいと思います。

7+Bilingualの使用体験談

この教材は「35日間のコース」で学習が設定されていますが、私の場合は毎日姪っ子と会っているわけではないので、実際の学習頻度は推奨されているよりも、ゆっくり進めました。

大体週一回くらいの頻度で姪っ子と会うので、マニュアルに書いてあった通りに教材を利用し一緒に勉強していきました。

おおまかな学習法としては以下のような進め方です。

  • ステップ1 日本語を聞いて話しの内容を理解する
  • ステップ2 英語を聞く(普通の速度+3倍の速度)
  • ステップ3 英語の台詞を一行ずつを聞いて繰り返す

こうやってステップを書き出すと1レッスンは長そうに見えますが、実は一レッスンはスムーズに進めば10分以内で終わります。

しかし、僕は姪っ子は私が思っていた以上に英語に興味があったので、「しっかりと内容を教えればやってくれる!」と思ったので一緒にテキストを読んだり、ボキャブラリーを紹介してみたり、英語で簡単な質問をしたりしました。

例えば、レッスン1の内容は自己紹介なので、下記のような質問をしました:

Is Nana from Japan?
Does Kevin know Japanese?
Is this Nana’s first time in America?

など。

こういった質問を通して姪っ子が「会話内容をどのくらい理解したのか?」を確認していきました。そして、自分の簡単の自己紹介を練習させました。はじめはちょっと恥ずかしがっていましたが、何回か繰り返していくうちにしっかりと正確に言えるようになっていきました。

姪っ子は、私がいない時でもレッスンのCDを聞いて覚えてみたいと言っていたので、兄にお願いして奥さんと一緒に聞いてもらうように指示しました。(ちなみに兄の奥さんは全く英語が駄目な方です)。

姪っ子と会うたび会うたびに、前回のレッスンを復習してみました。やはり、彼女の発音は凄く上手になりました。全ての単語の意味を理解しているかどうかは分かりませんが、学習済みで知っているであろう単語は聞き取れるようになっていると思います。

結局、この教材だけでは、子供の「英語がぺらぺら」になるという事はないと思いますが、確実に言える事として「発音と英語のリスニング力」は上達すると思います。

そして、このまま継続してCDを聞き続けると英語のリズム、イントネーションが自然と頭に入ります。姪っ子が中学校に入った時に、他の子供より英語の発音は良いと思いますし、ネイティブっぽく感じると思いますので、「発音やリスニング力」に関しての学習効果は見込めると思います。

7+Bilingualの教材の良い点:

子供に興味を持たせる為に様々な工夫がされている点は評価すべき点です。そして内容的にみると大人でも利用出来る表現などがありますので、親子で一緒に英語学習をする事が出来ると思います。

具体的な学習期間(35日間のコース」)が設けられているので、ゴールが見えやすく学習スケジュールを組みやすいです。

  • 日本語訳が付いていますので英会話の内容が直ぐに理解できます。
  • フレーズ集ではなく、ちゃんとした会話で収録されていますので文脈、会話の流れを覚える事が出来ます。
  • 世界中の国のカルチャーを紹介していますので、英語だけではなく”社会の勉強”にもなると思います。
  • 子供が好きそうなカラフルなイラストが沢山入っていますので、それを見ながらシーンを想像して会話とつなげる事が出来ます。
  • 子供だけではなく、大人でも使える教材です。会話に入っている文章は大人でも十分に使える内容です。

7+Bilingualのちょっと残念な事

残念ながら「7+Bilingual」には文法の説明やボキャブラリーの説明がされていません。子供向けの教材なので、そういった堅い説明がないという事が分かりますが、子供と一緒に勉強している英語が苦手な親御さんの為にもう少しだけやさしい説明やフレーズ集があるといいと思います。

CDは15枚入っていますが、ボリューム的には10枚くらいにまとめられそうな容量だと思います。(使い方として枚数を分けたという意図があるのかもしれませんが・・)

「7+Bilingual」をお勧め出来るタイプの人

  • 子供を早期から英語にふれさせたいと思っている方
  • 3歳から6歳までの子供もっている方で他の子供とは違った英語学習法で英語を学ばせたいと思っている方
  • バイリンガル教育に興味を持っている方
  • 子供に楽しませながら英語学習をさせたいと思っている方

「7+Bilingual」のまとめ

私が実際に利用してみた率直なアドバイスとして、まずフリースタイルで学習を進めるのではなく、”子供と一緒に楽しみながら”をマニュアルに沿って学習を進めた方がいいです。

そして、プラスアルファの学習として、自分もキーになるボキャブラリーを紹介したり、簡単な質問で「子供がどのくらい内容を理解しているのか?」の確認したりした方が良いと思います。

定期的に復習していけば、子供の英語の発音、リズム感が上達すると思います。

そして、子供は教材に入っている全ての単語を覚えない事もあると思いますが、多くのフレーズや、表現、決まり文句などを”そのままの形(チャンク)”で自然と覚えると思います。

「7+Bilingual」の公式サイトはこちら

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