英検は英会話力につながるのか? 実際の英会話に英検が役立つ理由

英検は英会話力につながるのか? 実際の英会話に英検が役立つ理由
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英検を勉強すると英会話力上達につながるのでしょうか?

マリ
皆さん、こんにちはマリです。今回の記事では「英検は英会話力に良いのか?」という質問に答えてみたいと思います。また、英検とTOEICはどちらが英語力アップに効果的?というテーマにも関係している内容になります。

多くの社会人の英語学習者は英語の試験を受ける際に「TOEIC」を選ぶ方が多いのではないかと思います。私の意見では、英会話力をアップさせる事が目標であれば、英検を受けた方がよいと思います。

今回の記事では、英会話力を伸ばしたい人が英検を選ぶべき理由をいくつか紹介していきたいと思います。先ずは、英検の特徴を紹介していきたいと思います。

英検とはどんな試験? どんな特徴がある?

英検とはどんな試験? どんな特徴がある?

英検はTOEICと違って7つのレベル毎に分かれた試験です。一番「簡単」なレベル試験は5級です。最も難しいレベルは1級になります。3級~5級は主に「中学校レベルの文法とボキャブラリー」が含まれた試験内容です。

そして、「準2級・2級」は高校の英語授業で勉強する内容なので、高校生であれば回答出来るレベルとなっています。そして、大学生もしくは社会人は「準1級・1級」を受けるべきです。

英検の試験では、主に三つの英語スキルがテストされます。その三つとは「リーディング・ライティング・リスニング」という三つのセクションでテストされます。

そして、その試験を合格すると、スピーキングテスト(二次面接試験)に進めます。つまり、英検は「英語技能の総合能力」を全てチェック出来る優れた試験です。

リーディングとライティング、リスニングの取れる点数は各セクション同じなので、全て練習しなければ合格は出来ません。そのため、パッシブな知識しかない受験者は英検を合格する事はできません。

私の意見では、英検はTOEICよりも「英語のアウトプット力」をテストする試験だと思います。この点で実際に使える英語スキルをテスト出来る試験ですね。英検は1年に10回行われています。

英検が英会話力を上げる理由1: 会話向けのカジュアルな英語が多い

英検が英会話力を上げる理由1: 会話向けのカジュアルな英語が多い

英検の過去問を見るとよくわかると思いますが、試験はどのセクションでも「カジュアルな英語」が多いです。例えば、英検の大問1は語彙の質問です。つまり、文章を読んで空欄に入れるべきの単語を選びます。

しかし、このセクションに出てくる文章は意外と「会話向け」のものが多いです。そして、ただの文章だけではなく「ミニ会話」もあります。

こういったミニ会話は友達同士や同僚、夫婦などが実際に会話しているような内容になっています。結局、英語圏のネイティブが実際に使う英語を知らないとあまり質問に答えられないような質問です。

フォーマルな「まるで説明文」のような文章は比較的少ないです。そして、語彙だけではなく、英語ネイティブの人が実際に使う熟語や句動詞も、英検の試験にはよく出題されます。

英語ネイティブは日常会話に句動詞をよく使います。句動詞とは、「動詞+前置詞・副詞」の組み合わせです。例えば、「get up」(起きる)や「come up with」(思いつく)という言い方は日常英会話ではよく使う句動詞です。

こういった句動詞は英検の試験にもよく出てきますので、実用英会話には良い試験の内容だと思います。

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英検が英会話力を上げる理由2: リスニング問題は主に会話形式な事

英検が英会話力を上げる理由1: 会話向けのカジュアルな英語が多い

英検のリスニングセクションでは、主に会話式の質問が中心になります。例えば、友達同士、親子、夫婦、同僚、ウェーターと客との間の会話といった質問が多いです。

そういった会話にはカジュアルで日常英会話でよく使われる表現が多いです。そういったカジュアルな会話に関する知識がないと英検で正しい回答を選べないと思います。例えば以下のような質問が出題されます。

リスニング会話の例:

A: Mom, can you give me a ride to Mike’s house?
B: Sorry Dan, I’m busy making dinner at the moment. Why don’t you take the bus?
A: I don’t have any money for the bus.
B: All right then. If you can wait 20 minutes I’ll give you a ride.

Question: What does Dan want his mother to do?

1. Drive him to Mike’s house*
2. Give him some money
3. Take him to the bus stop
4. Make him something to eat

この質問に答えるためには「give 人 a ride」(車で送る)といったカジュアルな表現を知らないと答えられません。そして、「give 人 a ride」=「drive 人 to ~」という知識がないと回答出来ません。

私の意見ではこういった知識は英会話に必要な知識なので、英検のリスニングテストは実際の英会話向けだと思います。

英検のリスニングテストを勉強する際に「実際の英会話っぽい形式のリスニング練習をする」という必要があります。最終的に、その知識は自分の英会話力につながると思います。

英検が英会話力を上げる理由3: 試験に専門用語が少ない事

英検が英会話力を上げる理由3: 試験に専門用語が少ない事

英検の高校レベルの試験(準2級、2級)には、ビジネス的な用語はあまり出ません。日常英会話ではビジネス用語などはあまり必要ありませんね。

TOEICの試験で高得点を取るには、かなり数多くのビジネス用ボキャブラリー、イディオム、フレーズを覚える必要がありますが、英検を合格するためには、そんなに沢山の用語は必要ありません。

代わりに英検を合格するには「日常英会話によく出てくるボキャブラリー・イディオム・フレーズ」を覚える必要があります。そのため、英検の方が日常英会話の上達につながる試験だと思います。

つまり、無駄にマニアックなボキャブラリー、ビジネス用語を覚える必要がありません。

英検が英会話力を上げる理由4: 二次面接試験には実用的な英語が出題される

先程も少し触れましたが、英検では「二次面接試験」というテストがあります。このテストでは、様々なスピーキングスキルがチェックされます。

例えば、英検の準2級(高校1年生のレベル)の二次面接試験には、下記のような質問があります。

質問1:

つぎの英語の文章を読んで、その文章について質問に答えるという問題。

質問2:

ある絵を見て、その人が何をやっているのかを英語で説明するという問題。

質問3:

ある絵を見て、そのシチュエーションを説明するという質問。

質問4:

何かのテーマについて自分の意見を尋ねられます。例えば、環境、教育、旅行などのテーマが多いです。

質問5:

自分自身について質問されます。この質問はかなりオープンなので自分の英語力をアピールするチャンスです。

二次面接試験では、実際に使う英会話のスキルがテストされます。特に質問2から質問5までは英会話力をテストする質問だと思います。質問2に答えるには、動詞の知識が必要です。

そして、一般動詞だけではなく、句動詞の知識も必要です。質問3では、ある人が何を考えているのかを説明しなければなりません。これは英会話によく出てくるスキルです。

そして、質問4と5では、自分の意見やどんな事を考えているのかを説明しなければなりません。私の意見では、この二次面接試験では様々な英会話のスキルがテストされていますので、英会話力を伸ばす良い試験だと思います。

英検が英会話上達につながる理由:まとめ

英検が英会話上達につながる理由:まとめ

まとめると、英会話力を伸ばす事が目標であれば、英検はTOEICよりも良い試験だと思います。主な理由としてはこちら:

  1. 英検はカジュアルな英語が多い
  2. 英検のリスニングセクションは主に会話式
  3. 英検は専門用語が少ない
  4. 英検の二次面接試験には実用的な英語が出てくる

以上の事から、英検を合格するために勉強していると、自分の英会話力は自然に伸びてくると思います。今までに一度も英検を受けてみた事がない方は是非、英検を受験してみてくださいね!

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