ネイティブのような発音になる為の英語の発音勉強法を徹底解説
日本人の英語学習者の最も苦戦しているテーマとして「英語のスピーキング」が苦手という方は多いと思います。特に英会話において「英語の発音やアクセント」について悩む方は多いと思います。
一般的に日本人の正式な英語教育は中学校の1年生から始まります。しかし、日本の中学校、高校で教えられる英語は主に「受験勉強(テスト)向け」の学習内容になっていますので、当然、英会話を話す練習(スピーキング)をする機会が殆どありません。
多くの場合、日本の学校の英語の授業は日本人の英語の先生が行っていますし、英文法のポイントや英単語の意味は日本語で教えられています。
そういった授業内容が中心の為に「日本人の英語のスピーキング力は他の非英語圏の外国人の英語と比べると低い」という傾向にあります。(勿論、個人差もありますし、国によっても違います)
日本人の多くの英語学習者は英語のスピーキングが苦手?
また、冒頭でも少し触れましたがスピーキングに苦手意識がある人が多い事に合わせて、ある程度英会話が出来ても、自分の英語の発音やアクセントに悩んでいる人も多いと思います。
例えば、日本人の英語学習者は他の国の英語学習者よりも、英単語や英文法の知識が多いと思います。しかし、英語の発音にコンプレックスや苦手意識がある人がかなり多いと思います。
そして、英語の発音が苦手であれば、ネイティブとの会話で理解されない可能性も出てきてしまいます。その為、自分が言いたい事が通じないというケースもありますし、スムーズな会話にならないケースも多いと思います。
そこで今回の記事では、自分の英語の発音とアクセントを上達させる方法とその際の勉強テクニックを紹介してみたいと思います。
これから紹介するステップを定期的に行っていけば、発音のレベルが上がりますし、自分の英会話力も自然と上がってくると思います。
そして、英語の発音をクローズアップして勉強していくと、リスニング力(聞き取り力)も上達してくると思います。それでは、具体的にどうやって英語の発音を練習していけば良いのでしょうか?
英語の発音を上達させる為には「英語の種類」を選ぶ事
実は「英語の発音」というコンセプト少し曖昧な表現なのです。その理由としては、英語圏の国は、その国によっても「発音、訛り、イントネーション、アクセント」などに大きな違いがあります。
例えば、アメリカ英語の発音とイギリス英語の発音はかなり違います。そして、オーストラリア英語、ニュージーランド英語、アイルランド英語、カナダ英語なども違いがあります。
以上の事から、英語の発音やアクセントと一口にいっても、それぞれの英語圏の国は違う方言を話していると考えた方がよいと思います。
しかし、日本の中学校と高校の英語の授業では、主にアメリカ英語で教えられていますので、殆どの日本人はアメリカ英語の発音に慣れていると思います。
ですが、世界で使われている英語として考えると、実は「アメリカ英語よりもイギリス英語の方がメジャーな英語の種類」という事になります。
実は世界をみると殆どの非英語圏の国では、英語の種類としてイギリス英語を教えています。そのため、世界的に英語をみると、どちらの種類を勉強しても問題ありません。
自分の英語の発音を練習する前に、まずは「どの種類の英語の発音を勉強するのか?」という事を先に決めるべきだと思います。自分のニーズや自分の好きな趣味などを考えてから、アメリカ英語の発音を勉強するのか? もしくはイギリス英語の発音にするのかを決めましょう。
アメリカ英語を選ぶ場合、日本人向けの発音教材は沢山あります。イギリス英語の教材も最近は少しづつ増えてきていますが、日本語で書かれているイギリス英語の教材は比較的少ないです。
当サイトのライターが制作した教材の内にはイギリス英語の発音で録音されたものがありますので、イギリス英語に興味があれば、当サイトの教材はお勧めです。
自分の英語の発音やアクセントの弱点を理解する事
英語という言語は日本語には出てこない「音素」が沢山あります。例えば、「th」という音素は日本語にはありません。
そして「v」という音素もありません。「r」と「l」は多くの日本人の英語学習者には区別しにくい音だと思います。多くの日本人の英語学習者が最も発音しにくいと感じる音素としては、以下のものがあります。
- r/l の違い
- thの発音
- vの発音
- shi/siの違い
- a/uの違い(例えばcup/capの発音)
英語の発音をマスターするためには、上記のリストにある音素を練習してマスターする必要があります。
英語のベーシックな発音をマスター出来なければ、このような音素の入っている単語を発音する事自体が難しいくなります。
上手く発音できない単語をネイティブとの会話で使ってしまうと、意味が通じない場合も出てきてます。実はそういった「日本語に出ない音素」を練習して出来るようになれば、意外と早く上手に発音をマスターできると思います。
難しい発音でも、根気強く繰り返し練習していけば、かなり上達するはずです。発音やアクセントは「モノマネ」に近い要素がありますので、とにかくネイティブの発音をお手本にして、繰り返し練習していきましょう。
そして、英語の音素の作り方が理解出来れば、リスニング力も自然と上がってくるはずです。仮に今の自分が「rice」(ご飯)と「lice」(シラミ)の音を区別できなくても、「r」と「l」の発音し方を理解出来ていれば、そのうち聞き分けられるようになるでしょう。
日本人が言いずらい音素を練習するためには「口の動きや舌のポジションを練習する」という必要が出てきます。下記の教材は英語に出るそれぞれの音を細かく説明してくれますので、発音やアクセントに苦手意識がある方や、発音をブラッシュアップしたい方にはお勧め出来ます。
英語の発音の上達にはネイティブからのフィードバックを受ける事が大切
英語ネイティブと沢山の英会話をしていると、自然に相手の発音を真似できるようになってきます。そのため、自分の英語の発音を上達させたいなら、ネイティブとの会話の回数を増やす事をお勧めします。
一般的な方は英語ネイティブの友達がいないという方も多いと思います。しかし、ネイティブの会話友達がいなくても、オンライン英会話レッスンを使えば、時間と場所を気にする事無くネイティブと会話をする事が出来ます。
そして、ネイティブの先生との英会話のレッスンを受けると、その先生に自分の発音、アクセントに対して評価をしてもらう事が出来ます。つまり、発音のフィードバックがもらえます。
多くのオンライン英会話スクールの先生はフィリピン人の先生が多いのです。しかし、ネイティブが先生のレッスン費用はフィリピン人の先生よりも少し割高になりますが、やはり、発音を練習したいという方にはネイティブの先生をお勧めします。
ネイティブの先生の国籍は、アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人、ニュージーランド人、南アフリカ人等の先生が多いです。レッスン内容に関しては自分で自由にカリキュラムをデザインしながら英会話を楽しめますし、最近ではイーラーニングも兼ねているオンライン英会話スクールが増えています。
当サイトがお勧めするオンライン英会話・学習システムはこちらです。
英語学習サービス Hinative Trek
この英語学習サービスは、英語の発音を上達させたい、現在の発音よりもブラッシュアップしたいという学習者にぴったりです。
Hinative Trekをお勧めする理由として、自分の英語の発音をまるで英文添削のようにチェックしてもらいフィードバックしてもらえる点です。
スマホで自分の声を録音して、Hinative Trekのシステムを使ってネイティブの先生に送ります。ネイティブの先生は、その生徒の英語の音声を聞いて様々なアドバイスのフィードバックを送ってくれます。
このサービスはスマホやタブレットを使いアプリを通して利用できますので、時間と場所を選ばす使えるので、とても便利です。そして、一般の英会話のレッスンよりもコスパがとても良いです。
コスト的には「1日 約400円」程度で利用出来ますので、高額な英語教材や英会話スクールに通う必要はなくなると思います。
英会話・学習サービス EFイングリッシュライブ
EFイングリッシュライブのメインはオンライン英会話スクールのレッスンですが、サイト内に非常に豊富な種類のイーラーニングの用英語教材が用意されています。
また、レッスンは24時間いつでも受講出来るので、忙しいビジネスパーソンでも隙間時間を使って問題なく利用出来ると思います。
サイト内で使える教材は、英国ケンブリッジ大学と共作した学習メソッドを利用しているクオリティーの高い英語教材です。動画やクイズ形式で学べるので、飽きる事無く英語を勉強出来ます。
EFイングリッシュライブは、約2,000人のネイティブの先生が在籍していますので、きっと好みのネイティブの先生が見つかるはずです!
先生達は、イギリス人、アメリカ人、カナダ人などの正式な英語教育の資格を持った経験たっぷりの先生達の中から選べます。ネイティブとのオンラインレッスンを試してみたいなら、このオンラインスクールはお勧めです。
英語の発音が上手く為には会話でよく出る省略やスラングを練習する事
英語ネイティブは自然な日常会話で、単語やフレーズを省略したり、単語と単語を繋げたりする「癖」があります。そのため、ネイティブの自然な英会話は多くの日本人の英語学習者にとって聞き取りずらく、発音しずらいと思います。
以上の事から、ネイティブのような自然な英会話を話せるようになりたいという方は、まずは「単語・フレーズの省略方法・ルール」を覚えるべきだと思います。
それでは、ネイティブは会話中にどんな省略を使うのでしょうか? 主に以下のような点を省略して話ます。
例えば、「want to ~」というフレーズは「~がしたい」という意味になりますが、ネイティブは「ワント・トゥ」と発音するのではなく「ワナ」という発音を使っています。
そして、「going to ~」(~をするつもり)は「ゴーイング・トゥ」ではなく、「ガナ」に近い発音になります。
ネイティブの日常会話では、以上のような省略が、他にも沢山出てきます。こういった省略は必ず覚えた方が良いと思います。
- want to → wanna (ワナ)
- going to → gonna (ガナ)
- have to → hafta (ハフタ)
- should have → shoulda(シュダ)
- would have → woulda (ウダ)
- could have → coulda (クダ)
- kind of → kinda (カインダ)
そして、ネイティブは単語と単語を繋げる「癖」があります。この現象の事を「linking」(リンキング)と呼びます。
リスニングやスピーキング力を上達させる上で、このリンキングについて理解しておく事は重要です。
リンキングの仕組みを理解する事が出来れば、自身の発音だけではなく「聞き取り力(リスニング力)」も自然と上達していくと思います。
具体的なリンキングのやり方や、より詳細な情報が知りたいという方は以下の記事が参考になります。
上記の記事に書かれている内容を簡単にまとめてしまうと、リンキングとは「単語の最後の文字と次の単語の初めの文字を繋げて話す」という現象です。
例えば、「This is a pen」という英語は「ゼィス・イズ・ア・ペン」という発音ではなく、「ゼイセィザペン」という繋げた発音になります。
発音を上達させたいならリスニングの量を増やす事
英語ネイティブの赤ちゃんは「どのようにして英語ネイティブの発音を勉強しているのでしょうか?」 その質問の答えとして、赤ちゃんは「周りの人の話し方を聞いて真似する」という回答が正しい答えになりますね。
考えてみると当たり前なのですが、私の個人的な意見として「日本人の英語学習者は英語のリスニング時間が足りていない」と思っています。
実は英語ネイティブの子供は母国語が話せるようになるまでに「数千時間のリスニング」を日常生活で行っています。
そのため、英語学習者のあなたも英語のリスニング量を増やせば、当然のように英語の発音は上達していきます。ですから、リスニングの量を増やす事は非常に重要な事だと思います。
例えば、殆どの英語教材にはCDやダウンロードできる音声が付いています。それらを利用して通勤の時間やドライブの時間、家事をしている時間に音声を聞けば英語ネイティブの発音に聞き慣れてきます。
そして、ハリウッド映画やアメリカ・イギリスのテレビドラマを観る際も「リスニング練習」として考えられると思います。英語のラジオ局を聞いても勉強になります。
結局、留学や英語圏の国に住まなくても、日本にいながらにして、以上のようなメディアを使えば自宅だけで「英語環境」を作る事が出来ます。
当サイトの教材は全てネイティブの声を録音した音声が付いていますので是非、聞いてみてくださいね。
- English Reboot
- British English Master
- Business English Master
- Love Talk Master
英語を上達させる方法として自分の英語を録音してみる事
最後に紹介する英語の発音を上達させるための方法として、「自分の英語の音声を録音する事」という事です。これも意外にやった事がない方が多いと思いますが、とても有効な学習法です。
多くの場合、自分が英語を話している最中は言っている内容、文法などに集中していると思います。ですから、自分の英語の発音を気にかけている人は少ないと思います。
しかし、自分の声を録音して後から聞き返してみると、「自分の発音はどのくらい上手なのか?」それとも「どのくらい下手なのか?」という事を自分で評価出来ます。自分で客観的に自分の発音を聞く事はとても大切な事です。
英語のテキスト・長文などを使ってリーディングをして、実際に音声を録音してみてください。後でその音声を流して自分の発音を評価してみましょう。
自分の英語の音声を聴く事は少し恥ずかしい事かもしれませんが、そうする事によって、自分の弱点がはっきりわかると思います。
弱点が分かれば、弱点に特化して練習して、もう一度録音して発音をチェックするという勉強が出来ます。このサイクルを何度も繰り返す事によって、現在の発音がどの程度のレベルなのか把握出来るようになります。
英語の発音やアクセントを上達させる方法:まとめ
まとめると、英語の発音をブラッシュアップする事によって、ネイティブとの会話がもっとスムーズに進むので発音を練習する価値はあると思います。
今回の記事では、6つの「発音をレベルアップさせるためのコツ」を紹介しました。その6つのコツはこちら:
- マスターしたい英語の種類を選ぶ
- 自分の発音の弱点を理解する
- ネイティブからのフィードバックをもらう
- 英語の省略、リンキングをマスターする
- リスニング量を増やす
- 自分の声を録音して聞く
上記の6つのステップを踏まえてしっかりと勉強していけば、自分の英語の発音は必ず上達していくと思います。他にも英語に関する質問があれば、当サイトの英語ライターに是非ご連絡してください。