子供に英語を教えるメリットとは? 早期英語教育をするべき理由は?
このページをご覧の皆さんの中には、お子さんの年齢が小さいうちに「早期英語教育」をさせてみたいと思っている方がいらっしゃるのではないかと思います。最近になって益々「幼児英語教育」が流行っています。
また、小学校で英語授業を行っている事もあり、自分の子供には小さいうちから英語を習わせた方が良いではないかと迷っている親御さんも多いと聞きます。
そこで今回の記事では、幼児に英語を教える際の様々なメリットについてお話ししていきたいと思います。そして、早期英語教育を実践する際の学習法のアドバイスも合わせて紹介してみたいと思います。
早期英語教育の利点1: 既に英語の知識がある状態からのスタート
日本では、一般的に正式な英語教育は中学校から始まります。もちろん、県や学校によっては小学校から英語の授業が始まりますが、英語の読み書き、文法などの英語教育は基本的に中学校の1年生から始まります。
私は日本で10年以上中学生に英語を教えていますので「全くの英語初心者」と「早期英語教育を受けた子供」の違いは授業を教えていてよく感じる事があります。
やはり、小さい頃から英語を勉強していた子供はかなりの「アドバンテージ」があります。先ずはボキャブラリーの知識が沢山あるという理由からネイティブの先生の言っている事がある程度理解出来ています。
そして、両者にはコミュニケーション能力の違いも明らかにあります。英語を勉強した経験のある中学生は外国人と英語でコミュニケーションできる自信を持っていますし、例え英語を間違えても気にしません。
逆に英語を勉強した事がない生徒は、ネイティブの先生がいると緊張してしまい黙ってしまいます。そして、コミュニケーション力の違いだけではなく、実際のテストの点数にも明らかな差があります。
英語を勉強した事がある生徒は、中間テストや期末テストなどの際にかなりのアドバンテージがあります。英語は中学生にとって難しい科目と言われていますので、自分の子供に「英語の早いスタート」を与えたいと思っているなら、早期英語教育はかなりのアドバンテージになると思います。
早期英語教育の利点2: 発音が上手になる
若い頃から外国語を聞いたり話したりしていると、発音がネイティブっぽくなるという研究が沢山あります。もちろん、大人でも一生懸命になって外国語を勉強すれば話せるようにはなりますが、発音に関しては若ければ若いほど良いです。
年齢が小さいうちから外国語に触れていれば、外国語の音に自然と慣れる事が出来ますので、ネイティブのように発音がよくなります。残念ながら大人の学習者は一般的に外国語をネイティブっぽい発音でマスターする事は難しいです。
英語と日本語の発音はかなり違います。英語では、英語の種類にもよりますが、約「44個の音素」があります。その中には「20個の母音」があります。
逆に日本語には「29個の音素」があります。そしてその中には「5個の母音」しかありません。そのため、日本語ネイティブの人には、英語の20個の母音の音素を発音したり聞き分けたりする事はとても難しいです。
しかし、小さい頃から英語に聞き慣れていると、微妙な発音の違いがわかるようです。ですから、自分の子供に英語ネイティブっぽい発音で話して欲しいなら、出来るだけ小さいうちから英語に聞き慣れた方が良いでしょう。
早期英語教育の利点3: 文法を考えずに覚えられる!
実は、大人は小さい子供よりも上手に文法ルールを覚える事ができます。しかし、文法を覚える事は大変ですし、面倒だと考えている人が多いので、段々英語の勉強をやめてしまう人が多いと思います。
子供は「文法ルール」を覚える能力はありませんが、自然に吸収して使えるようになる能力を持っています。小さい子供は自分の母国語を勉強せずに家族との会話から自然に覚えて話せるようになります。
親は自分の赤ちゃんに母国語の文法ルールなどは説明しませんよね。それは何故なら、赤ちゃんと小さい子供は頭脳の中に言語を覚える機能がついています。子供には色々な文法パターンを聞いて、真似して、自然に話せるようになる力があります。
そのため、小さい子供は外国語を十分聞いてインプットしたら、同じように文法パターンを吸収する事ができます。文法パターンを吸収させるためには、幼児に英語のインプットが必要です。
英語のインプットをする方法は沢山ありますが、やはりお勧めなのが英語の絵本を読んだり、英語の歌を歌ったり、子供向けの動画を見せたりするという方法が効果を上げます。
もちろん、実際に英語を話す訓練をする事が理想ですが、親御さんの英語力があまり高くない場合、上記のような沢山のインプット学習を使う事をお勧めします。
その際に以下のようなバイリンガル絵本はお勧めです。絵本の読み聞かせ用のネイティブの音声も付属していますので、英語が苦手な親御さんはお勧めです。
早期英語教育の利点4: 問題解決力、クリエイティビティが身につく!
様々なバイリンガルの研究によると、バイリンガルの人は一つの言語しか話せない人よりも「問題解決力が高く」、「クリエイティビティのレベルが高い」という人が多いそうです。この二つのスキルのおかげで、学校で他の科目の点数も同時に上がるはずです。
小さい頃から日本語と英語を両方覚えると、頭脳がいつも「どのシチュエーションでどの言語を使えば良いのか?」という事を考えます。この頭脳の動きは「脳のワークアウト(筋トレ)」といってもいいと思います。
これは問題解決能力を養うトレーニングになります。そして、バイリンガルな子供の方が「集中力が高い」という傾向にあるようです。その上、バイリンガルな子は「マルチタスクが上手」というデータもあります。つまり、バイリンガルな子供は一つの言語しか話せない子供より同時に二つのタスクを上手に管理して行うという事ができます。
まとめると、小さい頃から英語に触れて勉強していけば、子供の英語力だけではなく、集中力、問題可決力、マルチタスク力にもポジティブな影響を与えるというメリットがありますので、とても利点が多いです。
早期英語教育の利点5: 多文化社会の考え方を養う作る!
日本は島国ですし、同質社会なので、自分と違う国の人と話す機会は少ないと思います。そのため、一般の日本人の子供は外国人と話す際、緊張して話せなくなる子供が多いです。
しかし、小さい頃から英語を勉強すると「自分と違う人もいるよね!」という事が理解出来るので、外国人や違う文化に遭遇しても、緊張を感じないし、怖くないし、恥ずかしくありません。
この「多文化マインドセット」は、心が優しく、考え方が広い子供を作ると思います。日本も将来的には少し国際的な国になるかもしれませんので、このマインドセットはどんどん重要になると思います。
子供に早期英語教育をするメリット:まとめ
まとめると、子供に早期英語教育をすると様々なメリットがあると思います。今回の記事で紹介したメリットは主に以下の点です:
- 他の子供よりも先に英語に触れる「優先スタート」
- 発音が上手になる
- 文法を考えずに英語を覚えられる
- 問題解決力、クリエイティビティが伸びる
- 多文化のマインドセットを養える
幼児英語教育はいつスタートしても大丈夫だと思います。小さい赤ちゃんでも母国語と外国語を区別できますので、赤ちゃんに英語の絵本を読んであげたり、英語の歌を歌ってあげたりすると英単語と英語のリズム、そして英語の発音が頭に入ります。
2歳くらいの子供は幼児英会話レッスンに参加する事もできますし、英語のユーチューブ動画や英語のテレビ番組を見せたら、英単語と文法パターンを早く覚える事が出来ます。
結局、高額なお金をかけなくても、努力次第で英語の環境や英語を使える機会を作ってあげさえすれば、子供は簡単に英語を吸収する事ができます。
バイリンガルの子供を育てる為の英語フレーズ教材
この「Bilingual Baby Building(バイリンガルベビービルディング)」では、英語が苦手なパパ・ママでも子供をバイリンガルに育てる為の手助けをするというコンセプトの教材です。
本教材では、子育てをしながら日常生活の中で毎日の使えるシンプルな英語フレーズ・表現・ボキャブラリーが学べる教材です。
幼児期の頃から日常生活の会話を英語で行う事によって単に英語の知識を覚えるだけでなく、ネイティブのような英語の発音に近づく事も難しくありません。
毎日のちょっとした会話の中で英語を使って子供とコミュニケーションが出来れば、子供は自然と英語を吸収していきます。そういった会話に使える英語の表現、単語、フレーズを学べる子供向けの英語教材です。全部で20レッスンに分かれおり、バイリンガルに関するコラムも含む、全167ページ、音声トラック数40個を含む英語フレーズ教材です。