アイルランド英語の特徴とは? 発音やアクセントは?

アイルランド英語の特徴紹介
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アイルランド留学や生活に生かせる:アイルランド英語の特徴紹介

アイルランドに留学する日本人の方は、アメリカやイギリスに留学する方に比べまだ少ない方かもしれませんが、2012年以降の円高のおかげも手伝って、以前よりもグッと身近になってきました。

英語圏の中でも、アイルランドは語学留学先として意外と穴場的な国といえるかもしれません。

その理由としては、アイルランド人はとてもフレンドリーで社交的な人々が多く、国の景色が美しく自然も多い事があげられます。またイギリスや他のヨーロッパ大陸が近いことから、語学学校や大学が休みの間には比較的安価な値段で様々な国に旅行にいけるというポイントも大きいと思います。

アイルランド英語の特徴紹介

アイルランド英語の特徴紹介

留学に行く事を決めている人の中でよく「アイルランド英語は訛っているのではないか?」という噂を聞きますが、それは単純に決める事は厳しい事だと思います。

確かに、アメリカ英語とイギリス英語」を比べた場合ではアクセントの違いや言葉遣いの違い等もありますが、アイルランド人の英語が訛っていて、留学して英語を勉強するに値しないというような事は全くありません。

そしてネイティブの英語を聞いて、練習し英語を話す事に慣れるという目的なら、アイルランドは留学先として全く問題ないでしょう。むしろアメリカ等よりも日本人の留学生が少ない事から、留学先としてはお勧めかもしれません。

アメリカなどの大都会を留学先として選んだ場合、環境によって英語を話す機会が少なくなってしまう可能性があります。アメリカの都会部(ロサンゼルスやニューヨーク等)では、日本人コミュニティーが大きいために、英語をあまり話さなくても、アメリカで生活出来てしまうという側面があります。

ですから語学留学だけをメインに考えている方には、アイルランドは留学先としてお勧め出来ます。

アイルランド英語の特徴とは

以下にアイルランド英語の特徴と英語の発音について紹介していきたいと思います。
アイルランドに行く前に以下の特徴を理解しておくと比較的早くアイルランド英語に馴染む事が出来ると思います。

アイルランド英語の特徴: 1. アイルランド英語の「th」ではなくて「t」?「d」?

アイルランドは実はバイリンガルな国です。アイルランドでは英語だけではなくアイルランド語も使われています。西部の地方では、未だ母語としてアイルランド語を使っているコミュニティーがあり、そして比較的最近まで(3世代くらい前)アイルランド語は英語よりも多くのエリアで使われていました。

そのような背景もあり、現在のアイルランド英語はアイルランド語の発音、アクセント、話し方に影響されています。例えば英語では、「th(θ,ð )」という発音がよく使われますが、これはアイルランド語にはない音なので、アイルランド英語にはない発音です。

ですから、アイルランド英語では「th」は「d」か「t」の発音になってしまいます。

  • three 「トリー」
  • thought 「トート」
  • there 「デーア」
  • that 「ダット」

アイルランド英語の特徴: 2. アイルランド英語の 「r」の発音

アイルランド人はイングランド人と違って「rの発音」をしっかりと発音します。
この点でイギリス英語よりアメリカ英語に近いですね。

アイルランド英語の特徴: 3. ソフトな語尾

英語の単語はよく子音で終わり、イギリス英語はちょっと硬く聞こえるかもしれない。
アイルランド英語の語尾の発音はもっとソフトに聞こえます。

アイルランド英語によく出る特徴的な表現について

1.アイルランド英語では、youの複数形がない。

「あなた」の単数形と複数形は二つとも「you」になります。
アイルランド人は、アイルランド語の影響もあり「あなたたち」と言いたい場合に、「yous」や「ye」を使います。

2. アイルランド語では、「yes」と「no」に相当する単語がない。

この影響の為にアイルランド英語では、「yes」か「no」の代わりに質問の動詞を繰り返す(この点で日本語に似ているかも?しれません)

例文:

質問: Do you like beer?
答え: I do.

質問: Can you play tennis?
答え: I can.

他にも。
 
質問: I have just ~ → I’m after ~

イギリス英語: I have just been to the bank
アイルランド英語: I am after going to the bank

この言い方もアイルランド語の文法から直接英語になりました。

4. I am not → I amn’t

イギリス英語やアメリカ英語では、「I am not」という表現はよく「I’m not」に省略されていますが、アイルランド英語では、「I amn’t」に省略されます。

5. Shall → Will

イギリス英語では、「shall」という助動詞がよく使われていますが、アイルランド英語では、よく「will」になります。

例文:

イギリス英語: Shall I make a cup of tea?
アイルランド英語: Will I make a cup of tea?

アイルランドのカルチャーポイント

アイルランド人はイギリス人と同じようによく紅茶を飲みます。
以下にアイルランド英語によく出るスラングのリストを紹介します。

  • bold(生意気、生意気な子)
  • cop on!(馬鹿じゃないの?!)
  • craic(楽しい事、楽しい時間)
  • deadly(かっこいい、面白い)
  • eejit(馬鹿)
  • gas(面白い事)
  • give out(怒る、叱る)
  • gob(口)
  • gobshite(うるさい人、ばかばかしい事をよく言う人)
  • jammy(ラッキー)
  • yoke(物)
  • scarlet(恥ずかしい事で顔が赤くなる)

アイルランドを知るためのお勧め本と教材

アイルランド英語の特徴紹介

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