ビジネス英語のイディオム in the pipelineの意味と使い方とは?

ビジネス英語のイディオム「in the pipeline」の意味と使い方とは?
目次

ビジネス英語で「進行中」,「開発中」という意味のイディオム in the pipelineの意味と使い方

スコット
皆さんこんにちは。スコットです。 今回の記事ではビジネス英語のイディオム「in the pipelineの意味と使い方」についてお話していきたいと思います。

ビジネス英語のイディオムは、ビジネスシーンでの会話、ビジネス英文ライティングでもよく使われます。そのため、外国人と英語でコミュニケーションする機会があるビジネスパーソンの方は、ある程度のビジネスイディオムを覚えておくと役に立つのではないかと思います。

今回紹介する「in the pipeline」というイディオムは主にビジネスシーンによく出てきますが、日常英会話でも使う事がありますので、ビジネス英語を勉強していない方であっても知っておくと役立つ事があると思います。それでは、「in the pipeline」とはどういう意味になるのでしょうか。

ビジネスイディオム in the pipelineの意味と使い方・語源は?

ビジネスイディオム「in the pipeline」の意味と使い方・語源は?

この「pipeline」という単語は「石油・天然ガスのパイプライン」という意味になりますが、ビジネスイディオムとして「in the pipeline」を使うと「~が進行中(計画が進行中)」という意味になります。

このイディオムは主に「計画や何かのプロジェクト等が進行中である状態」の際に使うイディオムです。

残念ながら、このイディオムの由来は不明ですが、元々はアメリカ英語のイディオムだと考えられています。いずれにしても、このイディオムは全ての英語圏の国で使われています。

下記に紹介しているグラフは、1800年から現在までの「in the pipeline」の使用率を表しています。このグラフの数字は「アメリカ英語での使用率」と「イギリス英語の使用率」の両方を表しています。

この表をみていると、このフレーズは1920年代から少しずつ使用率が上がっていましたが、ピークは1980年代でした。今、このイディオムの使用率のピークは過ぎていますが、今でも必ずビジネス会話で使われていますので、これをみると覚えた方が良さそうですね。

それでは、実際のネイティブの「in the pipeline」の使い方を例文で確認してみましょう。

in the pipelineの使い方 例文

A: What happened to the plan to close the New York office?
(ニューヨーク支店を閉店させる計画はどうなっていますか。)

B: It’s still in the pipeline. It will take a long time to sort out the details.
(まだまだ進行中ですよ。細かい詳細を処理するには時間がかかります。)

A: This project has been in the pipeline for a long time. Will it ever get completed?
(このプロジェクトはずっと進行中という状態ですね。本当に完成できるかな。)

B: I don’t think so. It costs too much money.
(いや、できないと思います。お金がかかりすぎるからです。)

A: What is Bill up to these days? Is he still working for the same company?
(ビル君は最近、何をしているの?まだ同じ会社で働いているの?)

B: He quit that company and became self-employed. He’s doing well.
He’s always got a number of projects in the pipeline.
(彼はあの会社を辞めて、自営業になったんだよ。上手く行っているよ。いつもいくつかのプロジェクトが進行中だそうです。)

A: Has your team got anything in the pipeline at the moment? I need you guys to do me a favour.
(あなたたちのチームは今プロジェクト中ですか。お願いがあるのですが。)

B: I’m afraid we have a lot of work on at the moment.
(残念ですが、今とても忙しいですよ。)

A: What’s today’s meeting about?
(今日の会議は何について話していますか。)

B: Today I’m going to tell you about a new product in the pipeline.
(今日は開発中の新しい商品について教えたいと思います。)

in the pipelineと意味が似ているイディオムとフレーズとは?

「in the pipeline」と意味が似ているイディオムとフレーズって?

実は「in the pipeline」以外にもこれと同じような意味になる表現は沢山あります。例えば、いくつか例を紹介してみると。

  • on the way
  • imminent
  • in the offing
  • forthcoming
  • brewing

上記の表現は全て「進行中の~」や「これから起きること」という意味になります。これらの表現は場合によって「in the pipeline」の代わりに使えます。

  • The company has a new product in the pipeline.
  • The company has a new product on the way.
  • The company has a new product imminent.
  • The company has a new product forthcoming.
  • The company has a new product brewing.
  • (会社は新しい商品が開発中です。)

まとめ: in the pipelineの意味と使い方

まとめると、「in the pipeline」というイディオムはビジネス英語と日常英会話で非常によく使われます。主な意味としては「進行中」,「開発中」という意味になります。

ビジネスパーソンの方は勿論、それ以外の英語学習者の方も是非このイディオム思えておくことをお勧めします。以上になりますが、他にもこんな英語が知りたい!という方、ビジネス英語に関する質問があれば、是非ご連絡くださいね!

ビジネス英語のイディオム「in the pipeline」の意味と使い方とは?

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアよろしくお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

スピーキング力アップにお勧めのメソッド教材

当サイトの記事を書いてるネイティブのライターが制作から編集までを行った英語のニュアンスも完璧なメソッド系英会話教材「English Reboot」をご紹介します。

この教材は、日本の中学校で教えられている英会話において基礎になるベーシックな英語知識(文法)を”ゼロから頭脳にインストール”するというコンセプトの教材になっています。

当教材は合計で「12のセクション」で構成されています。中学校の1,2,3年生の時に学習した基礎英文法をステップバイステップでメソッドにより学んでいきます。

「English Reboot」は以下の学習ステップに沿って”英語を話す為の基礎知識”を固めていき、実際の英会話で使われている「文法パターン」を使い繰り返し「アウトプット訓練」を行っていきます。

STEP1:リスニング
STEP2:リピーティング
STEP3:シャドーイング
STEP4:プラクティス
STEP5:ディクテーション

英語の知識や英単語を沢山知っているが「いざ英会話となるとさっぱり話せなくなる」といった英語学習者の為にアウトプットとリスニングに重点をおいた英語教材になっています。

英語初心者の方でもお使い頂ける学習内容・レベルになっていますので、英語の勉強をゼロからやり直したい方、英語を話せるようになりたい方にはお勧めの学習メソッドです。

英語を話す事に特化した教材 English Reboot(イングリッシュリブート)

目次