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目次
アメリカで嫌われているビジネス用語・イディオム・ジャーゴン
英語圏で使われているビジネス英語の中でも、イディオムやスラングについては各国によって違いがあります。
以前にも少しだけ紹介してきましたが、アメリカで使われているビジネス英語のイディオム・スラングと、イギリスで使われているビジネス英語のイディオムとスラングには違いがあります。
特にアメリカのビジネスマンは、ビジネス用語とイディオム(=jargon/ジャーゴン)が大好きですし、ビジネスシーンにおいてジャーゴンを使ってまくし立てるように話してくるビジネスマンもいるかもしれません。
しかし逆に、アメリカ英語のビジネスイディオムを嫌う人が多いのも事実です。ビジネス系のイディオムをやたら使って話す人は、「相手の立場にたって上手に分かりやすい説明が出来ない」=「コミュニケーション力が弱い」と判断される可能性があるからです。
ですから、英語圏のビジネスシーンでは、はっきりと分かりやすく相手のレベルにあった話し方を出来る人の方が良い話し手であり、仕事が出来る印象を相手に与える傾向にあります。どんな職種のビジネスマン・セールスマンにとっても、コミュニケーション力は必要なツールだと思いますので、分かりにくい表現を沢山使ってしまうと、相手に不安を与えてしまったり、相手が話の本質を理解する事が出来なくなってしまいます。
そして、ビジネスジャーゴン(ビジネス隠語・イディオム的な表現)を使い過ぎの人は、きっと自分が頭良さそうに見えるからと思っているかもしれませんが、逆に他のビジネスマンからは「この人は偉そうにみえる!」と思われてしまう事も多々あります。
以上の事もあって、英語のビジネス環境で仕事をしている日本人のビジネスマンは、英語のビジネスジャーゴンについて理解を深める必要があると思いましたので、今回このようなテーマで記事を書きました。分かりやすいコミュニケーションする為に、出来るだけビジネスジャーゴンは使わないようにした方がいいかもしれません^^
下記に紹介しているのはアメリカの「Forbes」というビジネス雑誌の記事で紹介された「一番嫌われているビジネスジャーゴンリスト」です。やはり、ビジネスジャーゴンを嫌うアメリカ人は多いですね!^^
・記事元
http://www.forbes.com/2011/01/06/annoying-business-jargon-entrepreneurs-business_slide_2.html
アメリカで最も嫌われるビジネスジャーゴン: 1. drill down
この表現は、訳すと「もう少し詳しく調べる」という意味です。
上司が自分の部下と話す際によく使うフレーズです。直訳だと「掘り下げる」という意味。
ビジネス英語としての使用例文:
I want you to drill down further and find me some answers!
(もっと詳しく調べて答えを探して欲しい!)
アメリカで最も嫌われるビジネスジャーゴン: 2. Let’s talk that
この表現は文法的に変ですが最近流行っていてよく使われています。
Let’s discuss that (~について話し合いましょう)という意味ですが、非常に凄くむかつく表現です!(笑)。なるべく使わないようにしましょう!(笑)。
ビジネス英語としての使用例文:
Good idea! Let’s talk that later!
(いいアイディアだ!後で話し合いましょう!)
アメリカで最も嫌われるビジネスジャーゴン: 3. hard stop
誰かが、「I have a hard stop at 3pm」と言った場合、「3時までに必ず終らせたい」という意味になりますです。
ミーティングから早く逃げたいボスがよく使う表現です。^^
アメリカで最も嫌われるビジネスジャーゴン: 4. price point
これはかなり無駄な表現です。
Price pointは最近出てきた表現ですが、実は単なる price(値段)と同じ意味のジャーコンです。
どうして「point」も必要か誰も分からない・・・。(笑) Priceが言いたいなら、priceだけで使いましょう!
アメリカで最も嫌われるビジネスジャーゴン: 5. think outside the box
この表現は別に新しいビジネスジャーコンではありませんが、まだまだよく使われている言葉です。そして未だに嫌われている表現です。(笑)。
この表現の意味は「新しいアイディアを考えましょう」という意味になります。
もし、このような表現を使いたいのであれば・・・・
Let’s think of some new ideas という表現で大丈夫です!
ビジネス英語とビジネスカルチャーのポイント
アメリカで嫌がられているビジネスジャーゴンはアメリカだけの問題ではなく、イギリス人やオーストラリア人などの英語圏の人たちも同様にジャーゴンが嫌いです。
ただ、殆どのビジネスジャーゴンはアメリカからやってきました。もしかしたら、日本のビジネスシーンでも、その業界の独特のスラングや省略を多用する人は嫌がられますよね・・。きっと。
ビジネスジャーゴンを深く理解する為のコメディー映画
ビジネスジャーゴンを「リアル」で聞きてみたい人は、The Officeというコメディーがお勧めです。The Officeでは、ボスがよく意味のないジャーゴンを使って、自分の部下にバカにされている姿が映し出されています。このコメディーではイギリスのバージョンとアメリカのバージョンがあります。DVDのジャケットからも、ふざけた面白さが伝わってきますよね^^ ビジネス英語の勉強にもいいと思います。
The Office:アメリカ版
Steve Carell (出演), Rainn Wilson (出演), Amy Heckerling (監督), Bryan Gordon (監督)
National Broadcasting Company (NBC) (2005/0/16)
売上ランキング: 30,916
National Broadcasting Company (NBC) (2005/0/16)
売上ランキング: 30,916
The Office:イギリス版
マーティン・フリーマン (出演), Martin Freeman (出演)
売上ランキング: 37,890
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当サイトの記事を書いてる英語圏のネイティブのライターが制作から編集までを行った英語のニュアンスも完璧なビジネス英語教材です。
ビジネス英語の知識を学習しながら英語圏各国(アメリカ、イギリス、オーストラリア)のビジネスマナーやビジネスカルチャーが学べるとても珍しい教材です。また、インド英語やシンガポール英語、フィリピン英語等、世界各国のビジネス英語に関する知識も合わせて学ぶ事が出来る他には無いビジネス英語教材です。
本教材には音声教材(英語の後に日本語訳の音声が流れます)も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使って音声のみで効率的にビジネス英語の表現が学べます。
また外資系企業へ就職・転職を考えている方には非常に役立つ面接での表現やCV、レジュメの書き方や面接テクニック等も詳しく紹介しています。
他にも海外の輸入ビジネス、貿易ビジネスなどにも使える例文も紹介していますので、外国の企業とビジネスを行う上でも十分に活用出来る教材です。