これからの日本人は英語を学ぶよりも中国語を勉強するべきなのでしょうか？
首都圏を中心に展開されている大手の英会話教室、これの拡大に伴って最近では、中国語教室が増えてきました。電車の広告ではお決まりだった英会話教室の広告。
そして、その横には「これからのビジネスパーソンは中国語を学ぶべき！」というようなキャッチコピーの広告を目にする事も多くなってきました。
現在、全世界を見渡してみても、世界の共通語としても英語が使われています。英語は、375,000,000人の母国語です。そして、750,000,000人以上の人が外国語として英語を話す事が出来ます。
つまり英語は事実上、唯一世界中の人と共通して「コミュニケーション」が取れる重要な言語なのです。
しかし、日本のマスメディアを見ていると、これからの国際化社会において、日本人は英語よりも中国語を勉強した方が良いと言う意見を唱えている人が増えているようです。中国では、935,000,000人の人が中国語を話しています。
そして、外国語として中国語を勉強している人も増えていっているそうです。中国はビジネス界においても、とてもパワフルな国になってきました。
中国との貿易が多い日本では、その関係性を見れば中国語の重要性は無視出来ない存在です。そのような理由から、これからは英語よりも中国語を勉強した方が役に立つだろうと考えている人が多いという結果を提唱しているようです。
しかし、実際のところ、世界的にみて外国語を学ぶ際に中国語を学ぶメリットはあるのでしょうか？
これは私の意見ですが、世界で英語よりも中国語が話されている可能性は低いと思っています。英語はこれからも世界の共通語として、とても重な立場を守っていく言語だと思います。それでは、その理由を以下に紹介していきます。
これからの日本人は英語か中国語どっちが話せた方が良いのか？
世界的にみて中国語よりも英語が役立つ理由：TOP5
1. 海外のビジネス市場において中国語を使える人はまだまだ少ない
母国語として中国語を話している人は多いですが、中国語を使える国は比較的少ないです。私たちが、もし中国語を勉強した場合、殆どが中国でしか使えません。
確かに統計的には中国語を話せる人は多いかもしれませんが、諸外国に行った場合、多くの場合、中国語は通じません。英語を使っている国は圧倒的に多いのです。
2. 英語圏のインターネット人口の増加
中国は現在、ビジネス界でパワフルな存在になっていますが、次にパワフルになる国は・・・。インドだと考えられています。そして、そのインドの共通語は英語なのです！
英語圏のインターネット人口は、今後益々増えていくでしょう、インド人が話す「インド英語」にも慣れましょう！
3. 英語のメディアの規模
世界の大部分のメディア（特にインターネット）は英語で作られています。仮に私が中国語を読む事が出来ても、中国語のニュースサイトや新聞はおそらく読まないと思います。
やはり中国という国は情報の公平性に欠けていますし、中国の政府は自国のメディアをコントロールしていますので、事実フェイスブック等は中国等で使用出来ませんし、他の国際ニュースに関して紹介されない、ニュースにならない記事もあるでしょう。
ニュースの真実・信憑性を確認したければ、「英語圏の新聞」やニュースサイトを読む事が必要になってくるでしょう。
4. サイエンスの世界はやはり英語が主流
世界の化学・技術業界の間でも英語は共通語になっています。世界一認められている科学の学会誌は、やはり英語で出版されています。
これは近い将来、すぐに変わるような事はありませんので、世界の各専門業界においての英語のパワーは今後も下がらないと思います。
5. 中国語はまだまだニッチ
中国語の漢字は難しいです。日本人にとっては、中国語の読み書きは特別、難しい事ではないかもしれませんが、他の国の人にとっては漢字はとても覚えにくいです。
ヨーロッパ諸国の人々は中学校や高校、大学の授業で英語と中国語のチョイスがあった場合、必ずといっていい程、英語を選択する場合が多いと思います。
ですので、日本人が中国語が話しても、他の国の人と中国語でコミュニケーションする事は出来ないでしょう。他の国では中国語はとてもニッチな言語です。
