恋人という意味になるスラング
今回の記事では、最近になって英語圏の国で流行っているスラング「bae」という言葉の意味と使い方、単語の由来も紹介したいと思います。
実はこの「bae」というスラング自体は「2000年代」に初めて使われ出してきた単語ですが、現在ではSNSや英語圏の国のポップソングの歌詞、日常会話で頻繁に使われるようになりました。
以上の事から、英語を勉強している方は英語圏のカルチャーを深く理解する為にも、この「bae」というスラングの意味と使い方を覚えた方が良いと思います。
baeの意味と使い方
baeというスラングは「恋人」や「ハニー」、「ダーリン」という意味になります。英語圏の国の若者は最近「my girlfriend」、「my boyfriend」という代わりに「bae」を使います。
しかし、「my bae」という言い方はあまりしません。多くの場合、単純に「bae」という言い方を使います。この単語は最近SNSでよく使われていますので、見かける人も多いと思います。
baeの発音は「バエ」とは言わず「ベイ」になります。見た目の読み方と違うので発音する際には気を付けましょう。時々「bay」というスペルも使われますが、一般的には「bae」というスペルが使われています。
baeの使い方 例文:
Chilling with bae.
(今ダーリンとリラックスをしている。)
Cooking with bae.
(ダーリンと一緒に料理を作っている。)
Bae looking good.
(ハニーは今日特にかわいい。)
Missing bae.
(ハニーが恋しい。)
baeというスラングの由来は?
baeという単語の由来は元々アメリカの黒人のスラングが元になったと考えられています。この単語が初めて出てきたのは、丁度2000年代くらいです。「baby」や「babe」(ハニー、ダーリング)の”省略”だと考えられています。
他にはbaeが「before anyone else」(誰よりも先)の頭字語だという噂もありますが、多くの言語学者はその説明は間違っていると考えているようです。
つまり、言語専門家の観点からは「bae」は「before anyone else」の頭字語ではなく「baby」か「babe」の省略が正しいという意見のようです。
この言葉は最近色々なポップソングの歌詞に出てきます。皆さんは、ファレル・ウィリアムズが作った「Come Get it Bae」という歌を聴いた事がありますか?
韓国のアイドルグループ「Big Bang」も「bae bae」という歌詞を自分達の曲に入れています。そして「My Bae」というヒップホップの歌もあります。
baeが使われている参考動画:
実はbaeというスラングが出てくる前には「boo」というスラングが使われていました。boo(発音:ブー)もbaeと同じ意味で使い方も同じになりますが、元々は「beau」(=彼氏)という単語から来ています。
ネイティブがbaeを使う際の例文:
Hey Bae, you coming over tonight?
(ねえ、ハニー、今夜俺の家に来る?)
‘sup bae.
(やあ、ハニー。) ※「‘sup」は「what’s up」(挨拶)の省略です。
You’re my bae.
(君は俺のハニーだよ。)
I’m having a party tonight. Bring bae.
(今夜はパーティーを行っているよ。 彼女を連れてきていいよ。)
Don’t touch my bae!
(俺の彼女に手を出すな!)
What do you want for dinner, bae?
(ねえ、ハニー。 夕食は何が食べたい?)
baeを使ったダイアログの例文:
A:What are you doing now?
(今何をしているの?)
B:Just chilling at home with bae.
(家で彼女と一緒にゆっくりしているよ。)
以上、今回はネイティブの若者がよく使うbaeの使い方や発音、単語の由来も紹介してみました。
英語の音楽やハリウッド映画、海外テレビドラマなどにも頻繁に出てくるスラングなので、この機会に是非覚えてみて下さいね^^