決して~ない、絶対~しない、今までにという意味の英語は何と言う?
今回の記事ではneverとeverの違いを紹介したいと思います。この副詞は中学の英語授業で勉強しますが、意外と使い方を間違えやすいの正しい使い方を紹介したいと思います。
この記事のまとめ
never= 決して~ない、絶対~しない、今まで~したことがないという意味。
ever= 今までに、これまで、かつて、過去において、ある時点において、いつか等の広い意味がある。
日常会話でよく使う表現にも含まれているので、正しい意味と使い方を紹介したいと思います。そして、実際に英語ネイティブがどのようなシーンで使うのか、理解する為に使い方を例文で紹介したいと思います。それでは具体的にneverとeverの違いどんな所なのでしょうか。
neverの意味と使い方
まず最初にneverは副詞なので、動詞と一緒に使います。一般的にneverは「決して~ない」という意味になります。例えば、Never leave me!という表現は「決して私を置いていかないで! 私を愛のない状態にしないで!」という意味になります。
他にはneverには「絶対~しない」というニュアンスもあります。例えば『You should never smoke』という文章(アドバイス)は『絶対タバコを吸わないでね。』という意味になります。ここでのneverは「現在から死ぬまで~しないで」というニュアンスを与える言い方になります。
他にもneverは経験について話す際に「今まで~したことがない」という意味を表現する事も出来ます。例えば『I have never eaten natto』は『私は納豆を食べたことがない』という意味になります。
『~したことがない』という言い方は英語で『have never + 過去分詞』という文法パターンで表現できます。それでは実際の英語ネイティブの使い方を例文でみてみましょう。
neverの使い方 例文
A: You live in Japan, don’t you? I’ve never been, but I’d love to go.
(あなたは日本に住んでいますね。私は行った事がありませんが、行ってみたいと思います。)
B: Yes, I’ve lived there for a long time. You should go sometime.
(はい、長い間日本に住んでいますよ。あなたもいつか是非行ってください。)
A: Don’t use that knife! It’s very sharp! Never use a knife if Mummy’s not there.
(そのナイフを使わないで!とても鋭いよ!ママがいないと絶対ナイフを使わないでね。)
B: Sorry, Mummy.
(はい、ごめんね、ママ。)
A: I never want to have children.
(私は絶対子供が欲しくない。)
B: Never say never! I said the same when I was your age, then I got married and had three!
(絶対しない!と絶対言わない方がいいよ!私もあなたの年齢で同じ事を言っていたけど、その後結婚して3人も生んだのよ!)
everの意味と使い方
everはneverと同じように副詞ですが、使い方は少し違います。everは主に疑問文、否定文、疑いを表す文章で使われます。意味は「今までに、これまで(に)、かつて、過去において、ある時点において、いつか」という意味になります。このようにeverには色々な使い方があります。
まずは相手に今までの経験について質問をする際に『Have you ever +過去分詞(~をした事がありますか)』という文法パターンを使います。例えば、Have you ever eaten natto?(あなたは納豆をたべたことがあります?)といった質問等に使えます。この文脈でeverは「今までに」という意味になります。
そして、他にも「いつか」という意味でも使えます。例えば『Will you ever marry me?』という質問は「あなたはいつか私と結婚してくれるかな?」という意味になります。この質問の答え方としては「I will never marry you」(決して結婚しない)という答え方などがあります。この答え方は肯定文なのでeverではなくneverになります。
他にも「as ever」という表現もあります。これは「いつも通り・相変わらず」という意味になります。例えば、「You are looking beautiful, as ever」という誉め言葉があります。これは「あなたは相変わらず美しいよ』という誉め言葉になります。
このようにeverには色々な使い方がありますが、最も会話でよく使われているのは、先ほど紹介した「今までの経験について尋ねる際」の使い方です。それでは、例文で使い方を覚えていきましょう。
everの使い方 例文
A: Have you ever been to London?
(あなたはロンドンに行ったことがありますか。)
B: No, I’ve never been. I’m probably going to go there next month on a business trip.
(いいえ。言ったことはありません。しかし、おそらく来月に出張で行くかもしれません。)
A: If you ever come to Tokyo, contact me. I’ll show you around.
(あなたがもし、いつか東京に来たら、私に連絡してね。案内してあげるから。)
B: Thanks! I’ll email you if I ever go.
(ありがとう!もし行ったらメールするよ。)
A: How was work today?
(今日の仕事はどうだった?)
B: Busy as ever. I need to look for a new job. I’m tired!
(相変わらず忙しかったよ。新しい仕事をさがさないとね。疲れたわ!)
まとめ:neverとeverの違いとは?
まとめると、neverは「決して~ない、絶対~しない」という意味になります。何かの経験について話す際には「今まで~したことがない」というニュアンスでよく使われています。
一方、everは主に疑問文と否定文で使われている副詞です。「今までに、これまで(に)、かつて、過去において、ある時点において、いつか」という様々な意味があり、色々な使い方があります。主に「今までの経験」について質問をする際によく使います。