日本人が英文法の間違えを気にしてしまう理由と対策:英対話力を磨きネイティブとコミュニケーション
今回は、日本の英語教育と日本人の英会話力=英対話力について書いてみたいと思います。
日本の中学校や、高校の英語教育では、英文法の間違えは、厳しくチェックされると思います。
これは、英語教育を受ける生徒の英対話力=コミュニケーション力に教育の重点がおかれるのではなく
文章を正しく翻訳する能力が、英語が出来る能力だと認められている傾向にあるからだと思います。
このせいか、日本人は一般的にが英語を話す際に、文法の間違えを気にしすぎて、英語を話す前によけい躊躇してしまいます。
私が教える英語の授業でも特に多いですが、このコミュニケーション能力に苦手意識が働いて、結局は、授業で何も話さないで、済ます生徒も多いです。
しかし、良い英語スピーカーになるためには、とにかく英語の細かい文法の間違えを気にせずに、言いたい言葉を話し出した方がいいです。(Just speak!) その理由は、コミュニケーションをしながら、英語の言葉遣いや、英文法の能力を磨くことができるからです。
とにかく、文法的な間違いは、英語ネイティブの人もよくあるので(笑)。
自分の文法の間違えを気にせず話してみるといいと思います!
お勧めの教材
この記事を書いたライター(Mairi)が書いた電子書籍
You did good!、We did great!
上記の文章は、日本語の「よく出来ました!」という表現に相当しますが、英語のバージョンでは、多くの間違えがあります。Goodやgreatは、形容詞だが、そのときに、副詞を使った方が正しい使い方です。
You did wellは文法的に正しいです。少し変な現象ですがこの間違えはよく使われるのでもう普通の英語になってしまいました。
10 items or less
この表現は、英語圏のスーパーのレジによく貼ってあるキャッチコピーで使われているんですが。10個の商品をまとめて買いたい人のためにできた言葉なんです。
この間違えが分かるでしょうか?少し細かい文法ルールになるので、わかりづらいかもしれませんが、”less”は、数えられない場合のみに使われるはずです。
ですから”less water”という文章は大丈夫ですが、”10 items or less”は、”10 items or fewer”になるはず。新聞のジャーナリストや、学校の先生達は、これについてよく文句を言っていますが、もう普通に使われているのでしょうがないかもしれませんね^^
Jack is taller than me
この比較の文章は、日本の中学2年生の時に教えられているので、殆どの日本人は使い方が分かるかもしれません。しかし、英語圏のネイティブの中では、この文章を間違えて使っている人が多いです。
実は、この表現で正しい使い方の”than I”より、正しくない”than me”の方がよく使われているんです。”than I”を使っている人は少なく、”than I”を使う人こそ間違いに聞こえる事が多いです。
ネイティブのような英話を話したかったら、正しい文法を忘れて、”than me”を使った方がいいかもしれないですね。
Me and my mum went to the shop
英語圏のネイティブは、よくI(主語)とme(目的語)の使い方を間違えます。この文章は、正しく言うと”My mum and I went to the shop”になるはずですが、会話で”me”を使う人が多いです。
そして、この間違えは、よく使われているので、逆にmeを使った方がいい場合に、しつこく” I ”を使う人がいます。
Mike spoke to Katy and Iなどの文章
正しくは、”Katy and I ”ではなく、”Katy and me ”が正しい言い方です。では、ネイティブ達は、なぜこういう間違えをするのでしょうか?
これは、おそらく、現在の英語圏の国語の授業では、英文法が教えられていない事に関係していると思います。多くの生徒は「主語」や、「目的語」などのコンセプトが分かっていないと考えられます。
I should of studied harder
この間違えは、会話よりも、よくライティングの方で間違える人が多いと思います。
正しい文章は”I should have studied harder”
Should have ~は、日本語の「~した方が良かったのに」というフレーズに相当します。そして、英語のshould haveは、よくshould’veに省略されています。
発音的に、これがshould ofに近いことから、英語として書くときに間違える人が多いんです。この間違えは、絶対に真似しない方がいいですね。