カナダで使われる特有スラング
カナダ英語とアメリカ英語の発音はとても似ています。イギリス人やオーストラリア人はアメリカ英語とカナダ英語の発音を区別できない場合が多いです。
それにカナダ英語とアメリカ英語を区別できないアメリカ人も多くいるような気がします・・(笑)。しかし、カナダ英語の日常会話には多くのユニークなスラングと表現が使われています。
ですから、これからカナダへ留学・ワーキングホリデーをしようと思っている方は、以下に紹介するカナダ英語の単語を覚えておくと今後役に立つと思います^^。
- カナダ人英語教師が答えるカナダ英語とアメリカ英語の違いについて紹介
- 英語圏の各国では英語に違いがあると聞きましたが英語圏のネイティブ達はお互いに話す時100%通じるのでしょうか?通じない時があるのでしょうか?
tuque (又はtoque)
tuque (又はtoque) (冬用のウール製(フリース素材も可)のニット帽子)
この単語は本当にユニークなカナダ英語単語です。この単語の意味は「冬用のウール(フリースでも)製のニット帽子」の事をさします。アメリカ英語とイギリス英語では「beanie」という単語になります。「tuque」の発音は「トゥーク」になります。
参考記事:
runners
runners (スニーカー)
カナダでは「sneakers」(スニーカー)という単語も通じますが、ローカルのカナダ人は「runners」という単語を使います。アメリカ英語では「sneakers」になり、イギリス英語では「trainers」になります。
ABM (ATM)
ABM (ATM) (銀行のATM)
アメリカ英語では、銀行のATMはただ単に「ATM」でOKですが、これは「Automated Teller Machine」のアクロニムです。カナダ英語では「ABM」(Automatic Banking Machine)になります。
イギリス英語では、「Cash point」や「hole in the wall」(直訳:壁にある穴!)になりますが、「ATM」でも通じます。
wicket
wicket (銀行や、市役所の窓口・カウンター)
この単語は本当にユニークなカナダ英語単語です。イギリスでは「wicket」はクリケットというスポーツの専門用語ですので絶対に通じない単語ですね^^。
イギリス英語では、銀行の窓口は「counter」や「desk」といいます。アメリカ英語でも「counter」という単語が使われています。どうしてカナダ英語だけ「wicket」になったか、僕は全く分かりません!(笑)
homo milk
homo milk (一般の牛乳(低脂肪ではない牛乳))
この単語は他の英語圏のネイティブが読むと笑ってしまうと思いますが、カナダでは日常的な単語です。「Homo milk」(ホモミルク)は低脂肪ではない一般の牛乳という意味です(脂肪3.25%の牛乳)。アメリカ英語では、この牛乳は「whole milk」になり、イギリス英語では、「whole milk」や「full fat milk」といいます。
bachelor apartment
bachelor apartment (ワンルームアパート)
この表現はアメリカ英語では「studio apartment」や「efficiency」になり、イギリス英語では「bedsit」や「studio flat」になります。
gasbar
gasbar (ガソリンスタンド)
この単語はカナダ英語でよく使われていますが、他には「gas station」という表現も使われています。アメリカ英語では「gas station」になり、イギリス英語では「petrol station」や「garage」という表現が使われています。
firehall
firehall (消防署)
この単語は他の英語圏の国では使われていません。アメリカ英語では、「fire station」や「firehouse」になり、イギリス英語では必ず「fire station」という表現が使われています。
chip truck
chip truck (フライドポテトやバーガーを販売している屋台・トラック)
アメリカ英語では、「food truck」という表現が使われています。イギリス英語では「burger van」になります。これらの「屋台式トラック」は英語圏の国では街中でよく見らます。
バーガーやフライドポテトなどのファストフードを売っている移動型店舗の店です。
gotch
gotch (男性のブリーフ系下着)
これは少しニッチなスラングですが、とてもユニークなカナダ英語のスラングという事もあり、このサイトの読者の皆さんに紹介しようと思いました(笑)。
このスラングは他の英語圏の国では通じないと思います。アメリカ英語では「brief」や「tighty-whities」になり、イギリス英語で「briefs」や「y-fronts」や「pants」になります。