アメリカ英語のスラング「Kick-ass」、「kiss ass」、「smart-ass」の使い方や意味、ニュアンスを徹底解説
今回の記事では、アメリカ人の私Michaelがアメリカ英語の日常スラングを紹介していきたいと思います。
皆さんは、「ass」という単語を聞いた事がありますか? アメリカ英語の俗語では、「ass」は「おしり」、「ケツ」という意味になります(笑)。
最近になって、イギリス英語、オーストラリア英語でも「ass」というスラングが使われるようになってきましたが、イギリス英語のスラングでは、「おしり」、「ケツ」は「arse」という単語になります。
「ass」という単語は多くのイディオムや表現に使われています。今回の記事では、とても役に立つ三つの表現を紹介したいと思います。
アメリカ人の友人や知人と会話していればいつかは、これから紹介する単語を耳にする機会があると思います。そして、ハリウッド映画やアメリカのテレビドラマを見ると、これらの単語がよく出てくると思います。
それでは、「Kick-ass」、「kiss ass」、「smart-ass」という三つの表現の意味と使い方を紹介していきます。
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kick-assの意味と使い方、ニュアンスについて
kick-ass:(最高、素晴らしい、楽しい)
「kick-ass」は形容詞として使うと「最高」、「素晴らしい」、「楽しい」などのポジティブな意味になります。
しかし、「kick ~’s ass」や「get one’s ass kicked」という句動詞で使った場合は、逆にネガティブな意味になります。
その場合は「~に勝てる」、「~に負ける」という意味になります。また、「叩く」、「叱る」という使い方もあります。この言い方は直訳の「人のおしりを蹴る」というイメージから来たものです。
例文:
This burger is kick-ass!
(このバーガーは最高だぞ!)
He is a kick-ass basketball player.
(彼はバスケットボールが凄く上手だ。)
Wow! That move was kick-ass!
(すげえ!あの技はめっちゃ上手だったよね!)
My mom’s gonna kick my ass if I don’t tidy my room.
(私は部屋を片付けないと、母親に叱られるよ。)
We are gonna kick your ass tomorrow!
(俺らは明日の試合でお前らに勝てるぞ!)
The New York Yankees got their ass kicked again.
(ニュー・ヨーク・ヤンキーズはまた大負けした。)
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kiss assの意味と使い方、ニュアンス
kiss ass:(おぺっか使い、へいこらする)
「Kiss ass」は名詞として使えますし、動詞としても使えます。名詞として使うと、「おぺっか使い」という意味になります。
また、「ass-kisser」という言い方もあります。これは動詞として使うと、「へいこらする」という意味になります。
使い方としては、「Kiss ~’s ass」という言い方になります。
「Kiss my ass!」というフレーズは文脈によって、「ふざけるな」、「勝手にしろ」などの意味になります。かなり強い言い方になりますので使い方には気をつけましょう^^
例文:
My colleague is such a kiss ass/ass-kisser.
(私の同僚はおぺっか使いです。)
Stop being such a kiss ass.
(おぺっか使いはやめろよ。)
He is always kissing the boss’s ass.
(彼はいつも上司におぺっか使っている。)
A: The boss wants you to finish this report by tomorrow.
(ボスはこのレポートを明日まで終わらせて欲しいって。)
B: He can kiss my ass!
(ふざけんなよ!無理だ!)
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smart-assの意味と使い方、ニュアンス
smart-ass:(うぬぼれ屋、生意気な奴)
「smart」はアメリカ英語のスラングで「頭がよい」という意味になり、ポジティブなニュアンスがありますが、「smart-ass」は逆にネガティブな意味になります。
「smart-ass」は「うぬぼれ屋」、「生意気な奴」という意味になります。つまり、「頭が良すぎて生意気」というニュアンスの意味になります。他には、「smart-alec」という言い方もあります。
例文:
I don’t like him. He’s a real smart-ass.
(私は彼の事が嫌い。彼は本当に生意気な奴だね。)
Don’t be such a smart-ass.
(生意気な事を言うなよ。)
There are some real smart-asses in my junior high school class.
(私が教えている中学校のクラスには、とても生意気な生徒が何人かいる。)
それでは、今回のアメリカ英語のスラングは如何でしたでしょうか?中には強い表現も含まれていましたが、日常会話にも使えそうな表現は結構ありましたね^^
ハリウッド映画やアメリカのテレビドラマを観ていれば、上記の表現が出てくると思いますのでスラングが聞き取れるようになるといいですね!
気になる英語スラング、表現、フレーズなどがあれば、是非当サイトの英とネイティブのライターに連絡して質問を送ってくださいね^^
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