使い分けの違い

overとaboveの違いは? 正しい使い方と使い分けを徹底解説

overとaboveの違いは? 正しい使い方と使い分けを徹底解説

前置詞 overとaboveの使い方・使い分け、ニュアンスとは?


カイリー
カイリー
皆さんこんにちは。日本で英語教師をしているカイリーです。今回の記事では英語の前置詞でよく間違えやすい overとaboveの違いと使い方・使い分けについて詳しく紹介していきたいと思います。

実は、この前置詞の使い方は日本人の英語学習者にとって以外に扱い方がやっかいです。例えば、in、at、toの使い方や使い分けについては英語初心者にとって理解しづらいと思います。

今回紹介する前置詞である「over」と「above」は「~の上」という意味になります。
もっと正確に言うなら、「~から離れて上に」というニュアンスになります。

そして、「over」と「above」は前置詞だけではなく、”副詞・形容詞”としても使う事が出来ます。しかし、今回の記事では最もよく使われる「前置詞の使い方」にテーマを絞って紹介していきます。

overとaboveの副詞・形容詞としての使い方は、また別の機会で紹介してみたいと思います。





overとaboveの前置詞としての意味と使い方


overとaboveの違いは? 正しい使い方と使い分けを徹底解説

前置詞として使った場合、overとaboveの使い方は殆ど変わりません。基本的には両方とも「~の上の方に」という意味になります。

しかし、英語ネイティブの会話では、一般的に「over」の使用率が高いという傾向があります。つまり、殆どの英語ネイティブは aboveよりも「over」を使います。

そのため、「above」の方が微妙にフォーマルな印象を与えます。しかし、多くの場合、どちらを使って大丈夫です。それでは、実際の使い方を例文で確認していきましょう。


前置詞としてover・aboveの使い方 例文:



The mosquito is flying above your head.
(蚊はあなたの頭の上の方にいますよ。)


The mosquito is over your head.
(蚊はあなたの頭の上の方にいますよ。)


The clock is above the bookshelf.
(時計は本棚の上の方にあります。)


The clock is over the bookshelf.
(時計は本棚の上の方にあります。)



上記の文章では、overとaboveは大体同じ意味ですね。そして、ニュアンスも同じ意味になります。

しかし、overに関してもっと厳密に言うと「~の上の方に」という意味(ニュアンス)だけではなく、「覆う」というニュアンスもあります。

つまり、「広いものが何かを覆う」という意味としても使う事が出来ます。こういった場合にoverという前置詞を使って表現します。

それでは、正しい使い方と間違った使い方を例文で確認してみましょう。


overの正しい使い方 例文:



The tablecloth is over the table.
(テーブルクロスはテーブルを覆っている。)


Put the blanket over your legs.
(毛布で足を覆う。)

 
The mosquito net is over the bed.
(蚊帳はベッドの上に広げてあります。)




aboveの間違った使い方 例文:


※この場合は「above」を使う事が出来ません。


The tablecloth is above the table.
(テーブルクロスはテーブルの上にある。)


Put the blanket above your legs.
(毛布を足の上の方に置く。)


The sheet was above the bed.
(シーツはベッドの上の方にあった。)





洋服の話をする際のoverの使い方


overとaboveの違いは? 正しい使い方と使い分けを徹底解説

洋服の着方について話す場合、overは「服の上に”また”服を着る」というニュアンスになります。そして、この場合は「above」は使う事が出来ません。

「○○の下に着る」というフレーズの場合には「under」という前置詞を使います。それでは、正しい使い方と間違った使い方を例文で確認してみましょう。


洋服の話をする際のoverの正しい使い方 例文:



She wore a coat over her dress.
(彼女はワンピースの上にコートを着ました。)


He wore a sweater over his t-shirt.
(彼はTシャツの上にセーターを着ました。)


It’s cold today so you should wear a cardigan over your blouse.
(今日は寒いからブラウズの上にカーディガンを着た方がいいですよ。)


In winter, I always wear socks over my tights to keep my feet warm.
(私は冬に足を暖かくするために必ずタイツの上に靴下を履きます。)



洋服の話をする際のaboveの間違った使い方 例文:


※この場合「above」を使う事が出来ません。


She wore a coat above her dress.
(彼女はワンピースの上の方にコートを着ました。)


He wore a sweater above his t-shirt.
(彼はTシャツの上の方にセーターを着ました。)


It’s cold today so you should wear a cardigan above your blouse.
(今日は寒いからブラウズの上の方にカーディガンを着た方がいいですよ。)


In winter, I always wear socks above my tights to keep my feet warm.
(私は冬に足を暖かくするために必ずタイツの上の方に靴下を履きます。)



副詞としてのoverとaboveの意味と使い方


overとaboveの違いは? 正しい使い方と使い分けを徹底解説

「over」と「above」は前置詞だけではなく”副詞”としても使えます。副詞とは「動詞を修飾する言葉」です。例えば、「速く走る」というフレーズの「速く」にあたる部分は副詞となります。

英語の「over」と「above」は両方とも副詞として使えます。例えば「fly over」というフレーズは「~の上を飛ぶ」という意味になります。この場合には「over」が副詞になります。

そして、「over」と「above」は多くの「句動詞」にもよく出てきます。句動詞とは、「動詞+副詞」または「動詞+前置詞」という組み合わせですが、基本的には”一つの動詞”として考えるべきです。

例えば、「get up」(起きる)は「動詞+前置詞」の組み合わせですが、一つの動詞として使われています。



overが含まれる句動詞


overとaboveの句動詞

overが含まれる句動詞は沢山ありますが、最も役に立つ10個の句動詞を紹介したいと思います。


  • take over (連れて行く、引き継ぐ)
  • talk it over (よく話し合う)
  • pull over (脇に寄って停まる)
  • hand over (渡す)
  • run over (人・動物等を車で)ひく
  • come over (誰かの家に来る)
  • go over (誰かの家に行く、よく調べる)
  • look over (調べる、見る)
  • get over (回復する)
  • sleep over (泊まる)




aboveが含まれる句動詞とイディオム


overとaboveの違いは? 正しい使い方と使い分けを徹底解説

aboveという単語が含まれる句動詞はとても少ないです。句動詞の場合、overとaboveは入れ替える事が出来ません。

覚え方として、句動詞をそのまま覚えて使う必要があります。つまり、句動詞に入っている前置詞・副詞を変えてしまうと句動詞の意味も変わってしまいます。

最もよく使われている句動詞とイディオムを以下に紹介します。


  • punch above one’s weight (自分よりランクの高い相手と争う)
  • above all (何にもまして)
  • over and above (~に加えて、~の他に、~の上に)
  • above and beyond (~に加えて、~の他に、~の上に)
  • above board (公明正大に)




overとaboveの使い方・使い分け まとめ


overとaboveの使い方をまとめると、”前置詞”として使った場合に、aboveは単純に「~の上の方に」という意味になります。単なる「高い”位置”」という意味を表す単語です。

しかし、「over」に関しては「~の上の方に」という意味だけではなく、「~を覆う」、「~の上に被せる、着る」というニュアンスもあります。

例えば、「広がっている物や敷く物」(雲や毛布など)の場合、「over」を使った方が自然な表現だと思います。つまり、aboveの使い方はoverよりも限定されています。

前置詞として使っても、副詞として使っても、「over」の方がよりネイティブの会話に出てきます。そのため、どちらを使えば良いのか迷っている方は、overを使うと殆どの場合は正しいです。


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  • ステップ3: シャドーイング
  • ステップ4: プラクティス
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