英語圏でくしゃみをするとBless youと言われるその理由は?
花粉症の多い日本はこれらの言葉を日常的によく使いますね^^。しかし、これたの単語を英語にすると何と言うのかご存じない方は意外に多いようです。
こういった何気ない日常的な単語を知っておくと、ネイティブとのスモールトークでも際に役立つ事があると思いますので紹介してみようと思いました。
また、こういった単語は中学校の英語の教科書にはあまり出ませんので、意外にも英語の言い方を知らない人は多いです。
この記事では、「くしゃみ」、「咳」、「あくび」という意味になる三つの英単語を紹介するだけではなく、実際に使える例文も同時に紹介したいと思います。
新しいボキャブラリーを学ぶ際には、単語だけではなく文章で覚えた方が記憶に定着しやすいと思います。そうやって覚えれば、単語の意味だけではなく、単語の使い方とよく使われている「コロケーション」も同時に覚えられるのでお勧めの勉強法です!
それでは、「くしゃみ、咳、あくび」は英語で何と言うのでしょうか? 各単語の使い方と意味を紹介しながら、各単語のルーツ、関連する英語表現も合わせて紹介していきます^^
くしゃみは英語で何と言う?
先ずは「くしゃみ」は英語で「sneeze」と言います。sneezeは”名詞”として使ってもOKですし”動詞”としても使えます。
動詞の場合には「sneezed」という過去形・過去分詞の言い方になります。
日本語の「くしゃみ」の音は「はくしゅん!」と表現すると思いますが、英語では「ahchoo!」と言います。
そして、英語圏の国に行った事がある方はご存知の方も多いと思いますが、英語圏の国では、ある人が公共の場でくしゃみをすると、その周りにいる人は「Bless you!」という決まり文句を言う文化的な習慣があります。
これを初めて聞いた日本人は不思議に思う方も多いと思いますが、実はこの表現のルーツはとても深いです。大昔、英語圏の国では、くしゃみは「ペスト病」の症状と言われていた時代がありました。
その時代「ペスト病」に感染してしまった人は、死んでしまう可能性がとても高かったのです。その事から「Bless you」という表現は「神のご加護がありますように」という意味になっていきました。
これは「もうじき死んでしまう人に言うような台詞」になります。勿論、現在はそういった意味では使われませんが、過去にそのような歴史的な背景がある為に、くしゃみをする際に「bless you」と言う習慣はまだ残っています。
英語圏の国に住んだ事がある方や観光に行った事がある方は必ず一度は耳にしたと思います^^
sneezeの使い方 例文
Her perfume makes me sneeze.
(彼女の香水のせいでくしゃみが出てしまいます。)
I can’t stop sneezing. I must have hay fever.
(私はくしゃみが止まらない。花粉症だろうね。)
I’ve sneezed 10 times today. Maybe I’m catching a cold.
(私は今日10回もくしゃみをした。風邪を引いたかな?)
My husband has a really loud sneeze.
(私の旦那はくしゃみがうるさい。)
Can I have a tissue? I think I’m going to sneeze.
(ティッシュをもらっていい?くしゃみがでそう。)
咳は英語で何と言う?
次は「咳」という意味になる英語を紹介します。「咳」は英語で「cough」(発音:コッフ)という言い方になります。
「cough」は名詞としても動詞としても使う事が出来ます。過去形の場合、「coughed」(発音:コッフト)という言い方になります。
実はよく考えると「咳」といっても様々な種類があると思います。もし英語圏の国で病院に行く事になり、医者と話す機会があれば、咳の種類を細かく説明できれば役に立つと思います。
咳の種類
- dry cough・・・痰が出ない咳
- tickly cough・・・厄介な咳
- chesty cough・・・痰が出る咳
coughの使い方 例文
If you can’t stop coughing, you should go to the doctor.
(咳が止まらなかったら病院に行った方がいいよ。)
You should take some medicine for that cough.
(あなたはその咳を治すために咳止めの薬を飲んだ方がいいよ。)
I have a chesty cough.
(私は痰が出る咳をしています。)
A:When did the cough start?
(咳はいつ始まりましたか?)
B:It started last Saturday.
(先週の土曜日に始まりました。)
This medicine should stop your cough.
(この薬は咳を止めるはずです。)
「あくび」は英語で何と言う?
最後は「あくび」という意味になる英語を紹介したいと思います。「あくび」は英語で「yawn」になります。「yawn」は名詞としても動詞としても使う事が出来ます。
また、「あくびをする」も「yawn」と表現します。過去形の場合には「yawned」になります。
yawnに関する関連表現
他のyawnの関連表現として「to suppress a yawn」という表現があります。これは「あくびをかみ殺す(我慢する)」という意味になります。
そして、yawnには「つまらない」という意味もあります。例えば、「that movie was a yawn(その映画はつまらなかった)」という表現としても使えます。
また、比較的最近になって使われているスラングとして、yawnfest」という表現があります。これは「つまりないイベント」という意味になります。
yawnの使い方 例文
That lesson was so boring. I couldn’t stop yawning.
(その授業はつまらなくてあくびが止まらなかった。)
You are starting to yawn. I think you should go to bed.
(あなたはあくびをし始めたね。寝た方がいいと思うよ。)
It’s really hard to suppress a yawn.
(あくびを我慢する事は難しい。)
This TV show is a yawnfest. I’m going to switch over to another channel.
(このテレビ番組はとてもつまらない。チャンネルを変えるよ。)
She must be tired. She can’t stop yawning.
(彼女は疲れたでしょう。あくびが止まらない。)
まとめ:「くしゃみ」,「咳」,「あくび」は英語で何と言う?
今回の記事をまとめると、「くしゃみ」、「咳」、「あくび」は英語にするとそれぞれ一つずつの言い方しかないので、比較的覚えやすいと思います。
それぞれの単語は名詞だけではなく、そのまま動詞としても使えますので、覚えておくととても役に立つと思います。まとめると・・
- くしゃみ:sneeze
- 咳:cough
- あくび:yawn
以上、今回は「くしゃみ」、「咳」、「あくび」の英語の言い方と、それに関連する英語表現を紹介してみました! 意外と役に立つ英単語なので、是非この機会に覚えてみて下さいね^^