ネイティブが日常会話でよく使う「wonder」の色々な意味と使い方
今回の記事では、日常英会話でよく使われる「wonder」という英単語の意味と使い方、言葉のニュアンスを紹介していきたいと思います。
この「wonder」という動詞はネイティブの英会話でよく使われていますが、日本人の英語学習者は英語を話す際にあまり使わない気がします。
おそらくですが、日本の中学校や高校の英語の授業で「wonder」の使い方があまり紹介されていない事が原因なのではないかと思います。以上の事もあり実際に使える人が少ないのかもしれません。
それでは、この記事ではネイティブが会話で使う「wonder」の正しい使い方やニュアンスを紹介したいと思います。実際の例文を通して細かい意味と使い方も紹介していきますので、この機会に是非覚えてみてくださいね^^!
- BigとLargeの違いとは? bigとlargeの使い分けやニュアンスを解説しまs!
- 「begin」と「start」はどう違う? beginとstartの細かいニュアンスの違いや使い方
- 「happy」と「glad」の違いやネイティブの使い方、細かいニュアンスと使い分け
「~かしら」、「~かどうか知りたい」という意味の「wonder」
この意味の「wonder」は非常によく使われています。主に「I wonder+疑問詞」というパターンで使う事が一般的です。
例えば、「I wonder where…」、「I wonder who…」のようなパターンがよく使われています。
この「wonder」には「不思議に思う」というニュアンスが含まれています。
実際の例文:
It’s late. Dad should be home by now. I wonder where he is?
(時間遅いね。パパはもう既に帰ってきているはずなのに。彼は何処にいるかしら?)
I can hear sirens outside. I wonder what’s happened?
(外からサイレンの音が聞こえるね。何が起きたかな?)
There’s someone at the door. I wonder who it is?
(ドアの所に誰かいる。誰かな?)
I wonder why Peter left the party early?
(ピーターはどうしてパーティーから早く帰ってしまったのかな?)
お願いする時に使う「wonder」
誰かに依頼をする際にも「wonder」という動詞を使う事が出来ます。誰かに何かお願いする際には、「I wonder if」や「I wonder whether」、「I was wondering if/whether…」というパターンで使います。
これらは、かなり「遠まわしな依頼の仕方」になります。そして、遠まわしに誘う際にも使う事が出来る表現です。
実際の例文:
I was wondering if you could do me a favor…
(お願いしたいんですが。。。)
I wonder if you could help me. I can’t seem to get the printer to work.
(ちょっと手伝ってもらえるかな。プリンターが中々動かないんですけど。。。)
I was wondering whether you’d like to join me for dinner this evening, if you don’t have any other plans.)
(もし予定がなければ、今夜僕と一緒に夜ご飯を食べに行きませんか?)
「驚く」や「不思議に思う」という意味の「wonder」
この「wonder」はよく”皮肉めいた表現”をする際に使われています。例えば、子供が変な事をした際に親は「wonder」を使います。
使い方としては「wonder about」や「wonder at」という組み合わせで使います。意味としては「疑っている」というニュアンスが含まれています。
実際の例文:
Why on earth did you do that?! I wonder about your common sense sometimes.
(あなたは一体どうしてそれをやったの?!あなたは本当に常識があるのかなと思ってしまうよ・・・)
I’m starting to wonder about my own sanity.
(私は自分自身が正気かどうか疑い始めた。)
I wonder about his ability to do this job properly.
(私は彼がこの仕事をちゃんと出来るかどうか疑っています。)
「不思議でない」という意味の「no wonder」
この表現は日常会話でよく使われています。「no wonder」という表現には「不思議でない」、「当たり前」、「おかしくない」、「当然だ」、「だから~」という多くの意味があります。
それでは、実際の例文を通して使い方をみていきましょう!
実際の例文:
Mike has broken up with his girlfriend. No wonder he looks so sad.
(マイクは彼女と別れたよ。だから寂しそうにみえるね。)
You were out drinking until 3am? No wonder you’ve got a headache!
(あなたは朝の3時までお酒を飲んでたって? だから頭が痛いんでしょう!)
Your boyfriend finally proposed?! Congratulations! No wonder you’re smiling!
(彼氏はやっとプロポーズしたの?!おめでとう!だからニコニコしているんだね!)
他の「wonder」の使い方
「wonder」は他のイディオムや表現に使われています。例えば・・・
- 「one-hit wonder」・・・ 一回しかヒットした事がない歌手やミュージシャン
- 「work/perform wonders」・・・ 驚くほどよく効く治療
- 「wonder boy/child」・・・ 天才の子供
- 「wonder drug」・・・ 驚くほどよく効く薬
以上のような使い方もあります。「wonder」の使い方のバリエーションを覚えれば色々な表現を作る事が出来るのでとても便利な単語ですね。是非この機会に覚えて実際の英会話で使ってみて下さいね^^