英語で「お土産・おみやげ」は何と言うのでしょうか? お土産に関する英語表現を紹介します!
この「お土産」という単語は日本語でも日常会話でよく使う単語だと思います。例えば、英会話で旅行に関する話をする際には、お土産の話をする事もあると思います。
そして、何かのシーズン的なイベント(クリスマスやバレンタインデー等)に関する会話内容では「プレゼント、ギフト(贈り物)」に関する話をする機会もあると思います。
日本でも、海外旅行や国内旅行に行った際に友達や家族のために「お土産」を買って帰るという習慣はあると思います。
そして、旅行ではなく何処かに出かけた際に何か(ケーキやお菓子等)を買って帰る際にも「お土産」という言い方が使えます。
日本語では、色々な文脈で「お土産」という単語を使えますが、英語では文脈によって違う言い方を使う必要があります。以上の事から、今回の記事では「おみやげ・お土産」の様々な英語の言い方を紹介してみたいと思います。
お土産という意味の英語「souvenir」の使い方とニュアンス
この「souvenir」という単語は中学校の英語の授業で紹介される英単語です。実はこの「souvenir」という単語は元々、フランス語から来ている単語です。
英語で使うと「souvenir」は「旅行・記念日のお土産」という意味になります。例えば、ロンドンに旅行に行った時に買った「ロンドンバスの形をしたマグネット」は「souvenir of London(ロンドンのお土産)」といいます。
そして、好きなアイドルのライブに行った時に買った、マフラーやポスターも「souvenir」と呼ばれます。「souvenir」の発音は「スーヴェニア」に近いです。
ネイティブの「souvenir」の使い方例文:
This postcard is a souvenir of New York.
(この絵葉書はニューヨークのお土産です。)
I brought back some souvenirs from Italy.
(私はイタリアのお土産を持って帰りました。)
This scarf was given to me by my daughter. It is a souvenir from her trip to Paris.
(このスカーフは娘からもらった物です。彼女のパリ旅行のお土産です。)
Did you buy any souvenirs at the concert?
(ライブに行った時にお土産を買いましたか?)
お土産という意味でも使える英語「present」使い方とニュアンス
「present」は「souvenir」よりも広い意味とニュアンスになります。「souvenir」は「旅行やイベントの記念」の為に買う物ですが、「present」は、どんな理由でも「人に贈る贈り物」という意味になります。
例えば、「ロンドンのお土産」は「a souvenir from London」という言い方になります。また「a present from London」という言い方も出来ます。
しかし、「誕生日プレゼント」の場合、「お土産」という単語は使えません。そういう時には「present」や「gift」を使います。
そして、誰かがちょっと出かけて、その帰りに小さなお土産を買って帰るという際には、英語の「souvenir」という単語は使えません。そういったシーンでは「present」という単語を使った方が良いです。
ネイティブの「present」の使い方 例文:
I went on a trip to Osaka and I bought you a present. Here you are.
(私は大阪の旅に行ってお土産を買って帰りました。どうぞ。)
I brought you back a little present from the supermarket. It’s your favourite chocolate.
(スーパーに行った時にちょっとしたお土産を買ってきたよ。あなたの好きなチョコですよ。)
Daddy, did you buy anything for me in Tokyo?
(パパ、東京のお土産を買ってくれたかな?)
I need to buy some presents for my workmates.
(私は同僚のためにお土産を買わなければならない。)
The boss went on a business trip and brought us back some presents.
(上司は出張に行った時にお土産を買って帰ってくれた。)
I bought a birthday present for my grandmother yesterday.
(私は昨日おばあさんのために誕生日プレゼントを買いました。)
お土産という意味になる英語「gift」の使い方とニュアンス
「gift」は「present」と同じ意味と使い方になります。しかし、「gift」は「present」よりも少しだけフォーマルな言い方になります。
例えば、海外旅行やイベントに行った際に、もし誰かに手土産を贈ろうと考えているなら、そのものを「gift」と呼んでも大丈夫です。自分のために買ったという際には「souvenir」という言い方を使います。
ネイティブの「gift」の使い方 例文:
I need to buy some gifts for my family in Japan.
(私は日本にいる家族のためにお土産を買わなければならない。)
This was a gift from my son. He bought it in Germany.
(これは息子からもらったお土産です。彼はドイツで買いました。)
This is a birthday gift for you.
(これはあなたの誕生日プレゼントです。)
These leather belts would make lovely gifts.
(これらの本革ベルトは良いお土産になるでしょう。)
Did you get any nice gifts at Christmas?
(クリスマスに良いプレゼントをもらいましたか?)
他の「お土産」という意味になる英語
上記で紹介した「souvenir」、「present」、「gift」以外にも「お土産」という意味になる表現と単語は沢山あります。例えば:
- a little something = 小さなお土産
- memento = イベントや旅行を思い出すためのお土産
- token = イベント、記念日を思い出すためのお土産、記念品
ネイティブの使い方の例文:
I brought you back a little something from France.
(私はフランスであなたの為に小さなお土産を買って帰りました。)
This is a memento from my trip to Spain.
(これはスペイン旅行のお土産です。)
This a token from our wedding anniversary party.
(これは結婚記念日のためのお土産です。)
「お土産屋さん」は英語で何という?
旅行に行った際に駅や博物館、美術館、動物園などの観光スポットには、必ずお土産屋さんがあると思います。そういった「お土産屋さん」の事を英語では「souvenir shop」や「gift shop」といいます。
ネイティブが「お土産屋さん」という際の例文:
The gift shop is near the entrance to the zoo.
(お土産屋さんは動物園の入り口の近くにあります。)
Let’s go to the souvenir shop before we go home.
(帰る前にお土産屋さんに行きましょう。)
I bought this postcard at the museum gift shop.
(私はこの絵葉書を博物館のお土産屋さんで買いました。)
The souvenir shop closes at 5pm.
(お土産屋さんは夕方の5時に閉まります。)
「お土産」の英語の言い方:まとめ
まとめると、旅行やイベントで買うお土産は「souvenir」といいます。しかし、「present」や「gift」などの「贈り物」という意味になる単語も使えます。
そして「souvenir」は必ず、旅行かイベントを思い出させるための品物という意味で使います。そして、「souvenir」は人に贈る物だけではなく、自分がずっと持つような「記念品」という意味にもなります。
以上、今回は英語で「おみやげ・お土産」の言い方を紹介してみました! 英語の勉強法や英単語、英文法、英語圏のカルチャーに関する質問があれば、当サイトの英語ネイティブのライターにメールをくださいね^^