現在形と現在進行形の違いは? いつ使えばよい? 中学英文法の基礎

現在形と現在進行形の違いは? いつ使えばよい? 中学英文法の基礎
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基礎英文法の現在形と現在進行形の違いと作り方を詳しく解説

皆さんこんにちは。マリです。今回の記事では中学英文法の基礎で「現在形と現在進行形の違い」についてお話してみたいと思います。

私は今現在、中学校・高校で英語を教えています。つい先日、中学校2年生のクラスで現在形と現在進行形の違いを教える授業を行いました。

やはり、日本人の英語学習者の立場からみると、この2つの文法パターンの使い方の違いは少し難しいですね。その理由としては、英語と日本語の文法は大きく異なるからです。

日本語は英語と違って「進行形」と「単純現在形」をそんなにはっきりと分けていません。しかし、英語では、現在形と現在進行形の使い方をはっきりと分けています。

そこで今回の記事では、その使い方の違いがあまり理解出来ていない方のために文法の細かい違いを説明していきたいと思います。この記事を読めば英語の現在形と進行形をいつ使うのか?

そして、現在形と現在進行形とでは何が違うのか? という部分について理解が深まると思います。まずは最初に単純現在形の使い方をクローズアップしていきましょう。

英語の単純現在形の使い方

英語の単純現在形の使い方

英語の現在形の文章はとても作りやすいです。中学校の1年生の頃に皆さんが勉強したように現在形の文章は以下のように作ります。

文法のパターンとしては「主語+動詞の原形+目的語」という形になります。例文にすると以下のようになります。

I like ramen.
(私はラーメンが好きです。)

I come to school by train.
(私は電車で学校に来ます。)

I play the piano.
(私はピアノを弾きます。)

このような文章は現在形で表します。よく見ると、上記の文章は「事実・習慣的に行っている事」を表している文章ですね。

実は「単純現在形」は「事実を表す場合」、「習慣的に行う作動」、「定期的に繰り返すこと」、「すでに決まった計画」、「何かの方法・道を教える際」などを表す際に使います。

現在形の文章を作るには主語によって動詞が変わるというルールがあります。一人称、二人称の場合には、動詞の原形をそのまま使いますが、三人称の場合には、動詞に「s」または「es」を付けるというルールがあります。このルールは記憶にあるという方も多いと思います。

例えば、「watch」(見る・観る)という動詞を三人称の文章で使う場合「watches」という形になります。これは大切な部分なので忘れないようにしましょう。それでは、実際の英語ネイティブの現在形の使い方を例文で確認してみましょう。

「事実」を表す単純現在形の使い方 例文

Water freezes at 0 degrees celcius.
(水は0度で凍ります。)

Mike has three children.
(マイクには3人の子供がいます。)

Mrs. Suzuki teaches English.
(鈴木先生は英語を教えています。)

Tom lives in London.
(トムはロンドンに住んでいます。)

I don’t eat meat.
(私はお肉を食べません。)

上記の文章は全て「事実」を表しています。次は習慣的に行う行動を表す際の例を紹介します。

「習慣的に行う作動」を表す単純現在形

I practice the piano every day after work.
(私は仕事の後に毎日ピアノを練習します。)

I play soccer three times a week.
(私は一週間に3回サッカーをしています。)

I cook dinner at home every evening.
(私は毎晩自炊をしています。)

Mike takes the bus to work every morning.
(マイクは毎朝バスで通勤しています。)

She visits her grandparents every summer.
(彼女は毎年の夏に祖父母の所に訪れます。)

次は単純現在形でも、既に決まった計画を話す際の例を紹介していきます。

「決まっている計画」を表す単純現在形

My mother arrives tomorrow at 5pm.
(母親は明日の5時に到着する予定です。)

I give my speech tomorrow.
(私は明日スピーチをする予定です。)

She leaves tomorrow.
(彼女は明日出発します。)

The shop closes for construction work tomorrow.
(お店は明日工事の事で閉まる予定です。)

I have an interview tomorrow.
(私は明日面接を受ける予定です。)

「何かの方法」や「道を教える際」に使う単純現在形

You boil the vegetables for three minutes.
(野菜を3分間茹でます。)

You turn right at the next corner, then you go straight for 100m.
(次の角で右に曲がります。そして、100mまっすぐ歩きます。)

You press the button to stop the machine.
(機械を止めるためにボタンを押します。)

When the meat turns brown, you flip it over.
(お肉が茶色くなったら裏返します。)

You put socks in this drawer.
(靴下はこの引き出しにしまいます。)

英語の現在進行形の使い方

英語の現在進行形の使い方

次に「現在進行形」は「今行っている動作」や「今やっている事」、「一時的な状態」を表す文法です。英語の進行形は「主語+be動詞+動詞ing+主語」というパターンで表します。

例えば、「I am watching TV」や「She is cooking dinner」といった際の文章になります。殆どの動詞は現在進行形にする事ができますが、一部、進行形にできない動詞もあります。例えば、例をあげると。

  • like (好き・好む)
  • love (大好き、愛する)
  • have (持つ)
  • want (欲しい)
  • know (知る、知っている)
  • belong to (所属する)

「現在進行形」の文法は「今やっている事」だけではなく「未来の決まっている計画」を表す事もできます。例えば、「明日大阪に行く予定です」という文章は「I’m going to Osaka tomorrow」という文法で表す事ができます。

これは現在進行形と同じ文法ですが、未来の計画を表します。それでは、実際の英語ネイティブの使い方を例文を通して確認してみましょう。

「今行っている・やっている事」を表す現在進行形の例文

A: What are you doing?
(あなたは今何をしていますか。)

B: I’m writing a letter to my grandmother.
(おばあちゃんへの手紙を書いています。)

A: What are you watching on TV?
(テレビで何を見ていますか。)

B: I’m watching a documentary. It’s really interesting.
(ドキュメンタリーを見ていますよ。とても面白いです。)

A: Why are you wearing a suit?
(どうしてスーツを着ていますか。)

B: I’m going to a job interview this afternoon.
(今日の午後仕事の面接を受ける予定です。)

A: Who is Mike talking to?
(マイクは誰と話していますか。)

B: He’s talking to his colleague, I think.
(同僚と話していると思います。)

A: What are you cooking?
(何の料理を作っていますか。)

B: I’m cooking pasta. Are you hungry?
(パスタを作っていますよ。あなたはお腹が空いていますか。)

「未来の決まっている予定」を表す現在進行形の例文

A: What are you doing on Saturday?
(あなたは土曜日に何をする予定ですか。)

B: I’m going to my brother’s wedding.
(弟の結婚式に行きますよ。)

A: Any plans for this evening?
(今夜の計画はありますか。)

B: I’m meeting my friends at 8pm.
(8時に友達と待ち合わせする予定です。)

A: When do you leave for New York?
(あなたはいつニューヨークへ行く予定ですか。)

B: We are leaving at 7am tomorrow morning.
(明日の朝7時に行く予定です。)

まとめ:現在形と現在進行形の使い方の違い

まとめると、現在形は「事実」と「習慣的に行う事」、「何かの作り方・道の説明」、「未来に決まった予定」を表す際に使えます。そして、必ず動詞の現在形を使うがあります。

それは「like」、「love」、「want」、「have」、「know」、「belong」等の動詞です。現在進行形は一般的に「今やっている・起きている事」を表す文法です。

そして、「未来の決まっている計画・予定」等も現在進行形で表す事ができます。現在進行形は「be動詞+動詞ing」というパターンで表現する文法です。

それでは、これで以上になります。英文法や英単語の意味に関するご質問、英語を勉強していて分からない事があれば是非ご連絡ください。

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