使用頻度の高い-able、un-、-less、anti-を覚えてボキャブラリーを増やす
今回の記事では英語ボキャブラリーを増やす方法として「接頭辞と接尾辞」についてお話していきたいと思います。
接頭辞は英語でprefixといいます。prefixは単語の前に着ける辞子です。その辞子には特に深い意味はありませんが、単語につけることによってその単語の意味は変わります。
接尾辞とは英語でsuffixといいます。これは単語の後ろにつける辞子です。つまり、色々な接頭辞と接尾辞の意味を覚えればリーディング力や会話の理解力は格段にアップすると思います。
それでは、英語学習者にとっても最も役に立つ接頭辞と接尾辞を中心に紹介していきたいと思います。
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-ableという接尾辞の意味と使い方
-ableを動詞の後ろにつけると「~できる」という意味になります。これは形容詞です。例えば、enjoy(楽しむ)という動詞の後ろにableを付けると「楽しめる」という意味の形容詞になります。他にも例は沢山あります。
- enjoy → enjoyable → 楽しめる、楽しい
- believe → believeable → 信用できる
- adore → adorable → 可愛い
- do → doable → できる
- employ → employable → 雇用できる、働ける、利用できる
- like → likeable → 好ましい
- love → loveable → 愛らしい、可愛い
そして「-ible」は同じような意味になります。しかし、-ibleが付く単語は限られているので適当に動詞の後ろに付けて新しい単語を作る事はできません。出来るだけそのままの意味として覚えてしまいましょう。
- responsible → 責任がある、信用できる
- visible → 見える
- edible → 食べられる
それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。
-ableの使い方 例文
A: How was your son’s sports day?
(息子さんの運動会はどうでしたか。)
B: It was very enjoyable. We had a good time.
(とても楽しかったです。良い時間を過ごせました。)
A: Can you have a look at my CV? I’m job hunting and I want your opinion.
(私の履歴書を見てもらってもいいですか。今就職活動中ですし、意見がほしいです。)
B: Let me see. Ah, this is great! You are very employable!
(見せてください。あ、これはすごいですね!あなたは会社が使える人ですよ!)
un-という接頭辞の意味と使い方
次はよく使われる「un-」という接頭辞を紹介したいと思います。これを形容詞の前にもってくると元々の単語とは反対の意味になります。
ですから意味としては「~ではない」となります。例えば、happy(幸せ)の前にunを付けると「不幸せ」という意味になり、unhappyという形の形容詞になります。
つまり、unは日本語の「不」と似たような意味になります。他にもよく使われるものとしては以下のような例があります。
- happy → unhappy → 不幸せ
- friendly → unfriendly → 無愛想な、よそよそしい
- believeable → unbelieveable → 信じられない
- true → untrue → 真実でない、不正確
- known → unknown → 知られていない
それでは、実際の英語ネイティブの使い方を例文で覚えていきましょう。
un-の使い方例文
A: What’s wrong? You look sad.
(どうしたの?悲しそうにみえるよ。)
B: I’ve been feeling unhappy recently. I don’t like my job.
(最近ちょっと不幸せな感じです。仕事は好きじゃない。)
A: What do you think of your new boss?
(新しい上司はどう思いますか。)
B: At first I thought he was unfriendly, but I think he’s just a reservered sort of person.
(初めはフレンドリーじゃないと思っていたけど、今はおとなしくて無口な人だと思います。)
-lessという接尾辞の意味と使い方
-lessは「~がない・~を欠いている」という意味になる接尾辞です。主に名詞か形容詞の後ろに付けます。
例えば、fear(恐怖)の後ろにlessを付けると「恐怖ではない」という意味になり、fearlessという形になります。fearlessは形容詞です。
- fear → fearless → 恐怖ではない
- child → childless → 子供がいない
- home → homeless → 家がない(ホームレス)
- job → jobless → 無職、仕事がない
- sleep → sleepless → 眠らない
- worth → worthless → 価値がない
-lessの使い方の例文
A: What does Mike do these days?
(マイクは最近何をしているの?)
B: He has been jobless since Christmas. He was made redundant.
(彼はクリスマスからずっと無職な状態だよ。彼はリストラされたんだ。)
A: How much do you think this plate is worth? It looks like a valuable antique!
(このお皿の価値は高いと思う? 貴重なアンティークみたいだね!)
B: I don’t think so. It’s probably worthless.
(いや、そうは思わない。価値はないかもしれない。)
anti-という接頭辞の意味と使い方について
最後はanti-という接頭辞の使い方を紹介します。これは「抗~」や「~に反対で」という意味になります。例えば、antibioticsは「抗生物質」という種類の薬になります。
antiは他にも医学用語でよく使います。antifungal(抗真菌剤)やantiseptic(消毒剤)等も良い例です。この接頭辞は主に名詞の前で使います。
- war → anti-war → 戦争反対の
- inflammatory → anti-inflammatory → 抗炎症の
- government → anti-government → 反政府の
実は、「~を反対している」と言いたい場合には、antiをどの単語の前に付けることができます。それでは実際の使い方を例文でみてみましょう。
anti-の使い方 例文
A: Why are so many people standing outside the government building?
(どうしてこんな人数の人達が政府のビルの前に立っているの。)
B: They are holding an anti-war protest.
(戦争反対のプロテストを行っています。)
A: Do you want to go to the bar later?
(後でバーでも行かない?)
B: No, I’d better not. I’m still on antibiotics for a chest infection.
(いや、行かない方がいい。まだ肺感染症のことで抗生剤を飲んでいるよ。)
まとめ:英語の接頭辞と接尾辞
今回の内容をまとめると、英語では接頭辞と接尾辞が数多くあります。最もよく使われる接頭辞と接尾辞を覚えておけば単語力は飛躍的に上がると思います。
そして、今まで見たことがないような単語を目にしても、接頭辞と接尾辞の知識があれば単語の意味を推測できると思います。皆さんは以下の単語の意味を推測できますか?
accept → acceptable → unacceptable
今日はこれで以上になりますが、他にも英語に関する質問がある方は是非メッセージ下さいね。