不定詞と動名詞の使い方の違い
皆さんこんにちは。久しぶりに読者の方から頂いた英文法に関する質問として「動名詞と不定詞の使い方」に関するテーマについてお話していきたいと思います。
それでは、実際に頂いた質問内容をみてみましょう。
読者の方の質問:
次の文ではtake someone +動詞のing形とtake someone +to不定詞のどちらが正しい用法ですか。違いを説明してください。
よろしくお願いします。
I took my son swimming or I took my son to swim.
I took my daughter shopping or I took my daughter to shop.
I took my kids seeing a movie or I took my kids to see a movie.
まずはご質問ありがとうございます。これはとても興味深い質問ですね。不定詞と動名詞の使い方の違いは英語学習者をよく困らせる文法だと思います。
スポンサーリンク
アクティビティーを表す動名詞について
まずは「take someone ~ing」と「take someone to ~」の使い分けについてみてみましょう。実は英語ネイティブはこれら両方とも使いますが、どちらを使うのかは場合よって異なります。例えば「shopping」や「swimming」などのアクティビティーの場合には動名詞として使います。
例えば”I went swimming yesterday“や”Let’s go shopping“といった表現で使います。”to swim”や”to shop”という不定詞の形はあまり会話に出てきません。
しかし、「どこかに行く理由」を説明する場合には不定詞を使う可能性があります。例えば「I went to the beach to swim in the sea」(海に泳ぐためにビーチに行きました)という不定詞の使い方は正しい使い方です。
何故なら、それは「ビーチに行く理由」を説明しているからです。そのため、”take”という動詞と一緒に使う場合には動名詞が最も自然な言い方です。
- I took my daughter swimming.(正しい)
- I took my daughter to swim. (間違え)
他にも「アクティビティーを表す動名詞」は数多くありますので以下に紹介します。
- hiking
- shopping
- skating
- skiing
- camping
- birdwatching
- dancing
- clubbing
- fishing
以上のアクティビティー等について話す際には「take ○○ ~ing」というパターンを使います。
スポンサーリンク
不定詞でどこかへ行く理由を説明する場合
しかし、seeing a movieは動名詞になるアクティビティーではありません。例えば”go swimming”という言い方は正しいですが”go seeing a movie”という表現はありません。私たち英語ネイティブはこういった際に必ず”go to see a movie”という言い方をします。
これ以外には代わりに”go to the movies”という表現もあります。不定詞を使う理由はおそらく、このフレーズは元々「go (to the cinema) to see a movie」の省略である事が関係していると思います。つまり、元々やっていることの理由を説明している表現でした。
例えば「I took her (to the park) to play tennis」(私たちはテニスをするために彼女を公園に連れて行きました)という文章では似たような文法を使います。
- I took her seeing a movie. (間違え)
- I took her to see a movie. (正しい)
- I took her playing tennis. (間違え)
- I took her to play tennis. (正しい)
スポンサーリンク
まとめ:動名詞と不定詞の違い
アクティビティーを表す動名詞(swimming, shoppingなど)は、一般的に”go”や”take”などの動詞と一緒に使います。例えば”go shopping” や”went camping”というケースでよく使われます。
つまり「take 人 ~ing」といった文法で使います。”映画を見ること”はもちろん”アクティビティー”の一種ですが一般的には不定詞で使います。そのため、”I took my daughter shopping”は正しいですが、”I took my daughter to shop”は非常に変な言い方になってしまいます。
それでは以上になりますが、知りたかった答えになりましたか。他にも気になる質問があれば是非メッセージ下さいね。
スポンサーリンク
当サイトの記事を書いてるネイティブのライターが制作から編集までを行った英語のニュアンスも完璧なメソッド系英会話教材「English Reboot」をご紹介します。
この教材は、日本の中学校で教えられている英会話において基礎になるベーシックな英語知識(文法)を”ゼロから頭脳にインストール”するというコンセプトの教材になっています。
当教材は合計で「12のセクション」で構成されています。中学校の1,2,3年生の時に学習した基礎英文法をステップバイステップでメソッドにより学んでいきます。
「English Reboot」は以下の学習ステップに沿って”英語を話す為の基礎知識”を固めていき、実際の英会話で使われている「文法パターン」を使い繰り返し「アウトプット訓練」を行っていきます。
英語の知識や英単語を沢山知っているが「いざ英会話となるとさっぱり話せなくなる」といった英語学習者の為にアウトプットとリスニングに重点をおいた英語教材になっています。
英語初心者の方でもお使い頂ける学習内容・レベルになっていますので、英語の勉強をゼロからやり直したい方、英語を話せるようになりたい方にはお勧めの学習メソッドです。