英語で猫という意味になる cat, kitty, pussycat はどう違う? 違いや細かいニュアンスを徹底解説
今回の記事では「猫」という意味になる三つの英単語として「cat、kitty、pussycatの意味と違い、細かいニュアンス」を紹介したいと思います。
どんなに英語が苦手な方であっても「cat」という英単語の意味はご存知だと思いますが、英語圏のネイティブは場面によって”猫”という単語を「kitty」や「kitty cat」、「pussycat」で使い分けます。
実は英語ネイティブの子供は「猫」という際に「kitty cat」や「pussycat」という単語をよく使います。今回の記事では英語で子育て行っている方や子供英語に興味がある方にも役立つ内容になると思います。
それでは、 cat, kitty, pussycat はどう違うのでしょうか。使い方やニュアンスをみていきましょう。

英語で「猫」という意味の「cat」の使い方

英語圏のネイティブの大人は「猫」の話をする際に「cat」という単語を使います。イギリス英語とアメリカ英語の発音を確認したい方はこちらのリンクを押してください:
そして、これは日本人の英語学習者がよく間違えてしまうポイントなのですが、動物の話をする際に「複数形と単数形の扱い方」には気をつけて下さい。例えば「I like cats」という表現は「私は猫(と言う動物の種類)が好きです。」という意味になります。
しかし、「s」を抜いて「I like cat」という表現を使ってしまうと、たんに「s」が抜けただけで、「私は猫の肉(を食べるの)が好きです」という非常に変な意味になってしまいます!以上の理由から、動物の話をする際に「複数形と単数形の扱い方」には気をつけましょう!
ネイティブが「猫」に関する話をする際の例文:
I have two cats.
(私は二匹の猫を飼っています。)
I used to have a cat but he died last year.
(私は猫を飼っていたけど去年死んじゃったのよ。)
My daughter is allergic to cats.
(私の娘は猫のアレルギーがあります。)

子猫という意味になるkitty、kitty catの使い方・ニュアンス

英語で「子猫」は「kitten」と言います。つまり、この単語から「kitty」や「kitty cat」(またはkitty-cat)という言い方が出来たと想像出来ます。
英語圏の国では、子供と話す時に「子猫」という場合「kitty cat」という言い方を使う人が多いです。これは日本語でいうところの「猫ちゃん」と言った可愛らしさを表現するニュアンスになります。
また、これは猫好きの人なら日本語も同様の事だと思いますが、猫に声をかける際に「Here kitty!」といった親しみや可愛らしさを表す呼び方を使う人も多いです。
kitty、kitty catの使い方 例文:
Look! There’s a kitty cat over there! Isn’t he cute!
(見て!あそこに猫ちゃんがいるよ!可愛いね!)※子供との会話で使う表現。
Here kitty! Here kitty!
(猫ちゃん、こっちにおいで!)

pussycat、puss、pussyの意味と使い方・ニュアンス

実は、英語の「pussycat」や「puss」、「pussy」は、とても古い単語です。これらは「猫ちゃん」という意味になる単語ですが、歴史は古く16世紀頃から使われているそうです。
他のヨーロッパの言語においても、これと似たような単語が使われています。そして「Pussycat」は多くの童謡の歌詞に使われています。
pussyの「性的な」意味の使い方

しかし、18世紀から「pussy」は違うスラングの意味として使われるようになりました。「猫ちゃん」という意味以外にも「女性性器」や「(女性との)セックス」という意味として使われています。
これ以外にも「Pussy」は「弱い男」や「勇気のない人」という使い方もありますので、少しだけ恥ずかしい意味の単語になってきました。そして「pussycat」には、もう一つ別の使い方として「意外と優しくてソフトな人」という意味もあります。
pussycat・puss・pussyの使い方 例文
Look at the pussycat!
(猫ちゃんを見て!)
Here puss! Here puss!
(猫ちゃん、こっちおいで!)
Don’t be a pussy!
(勇気出せよ!) ※スラング的な使い方
Did you get any pussy?
(やった?) ※非常に下品なスラングの使い方です。
Bob might look scary but he’s a pussycat really.
(ボブさんは一見すると怖そうな人にみえるかもしれないけど、実は優しくてソフトな人だよ。)
以上、今回の記事では英語で猫という意味になる「cat」、「kitty」、「pussycat」の使い方や使い分け、各単語のニュアンスを紹介してみました。
子供と英語で話す機会がある方は覚えておくと便利かもしれません^^。英語表現や英語のニュアンス、英語を勉強していて気になる事がある方は是非、当サイトの英語ネイティブにご質問下さい。