英語圏では通じない和製英語のフルーツと野菜って何?
皆さんもご存じのように日本語では、外来語(他の言語から取られた単語)と、和製英語(日本人が作った英語っぽい単語)のボキャブラリーが数多く使われていると思います。
これらの言葉は英語の単語から取り入れられたもの以外に、他の言語から取り入れられた外来語も多いです。例えば、日本語にはフランス語からの外来語や、ドイツ語からの外来語が数多く使われています。
そして、日本で使われている多くの英語の外来語は、それらを英語の発音にさえすれば英語圏の国で通じるものも意外に多いです。
例えば、日本語の「ビール」は発音次第で英語圏でも通じると思いますし、「ラジオ」や「スタジアム」などの単語も発音と文脈次第で理解されると思います。多くの場合、英語の発音が多少悪くても、ある程度の文脈を使って言葉を説明すれば通じる事が多いです。
しかし、一方で全く通じない外来語も多いのです。例えば、日本で使われている外来語が「カタカナ」だからと言って、それが英語の単語の読み方という事にならない事はご存知の方も多いと思います。
冒頭でもお伝えしたように日本で使われている多くの外来語は、他のヨーロッパの言語から取り入れられた物が多く、一般的に英語圏の国では通じないものが多いです。
そこで今回の記事では、「英語では通じない外来語」をメインに紹介していきます。今まで「英語だと思っていたけど英語ではない外来語」を理解して、正しい英単語の知識をつけてみて下さいね。それでは、はじめましょう。
英語で通じない和製英語の野菜名「ピーマン」という言い方
これは意外に思う方がいらっしゃると思いますが、日本語の「ピーマン」という単語は、英語ではまったく通じません。実は日本語の「ピーマン」の語源はフランス語の「piment」から来ています。
以上の理由から、このピーマンという単語は英語ネイティブには通じません。英語では日本語の「ピーマン」のことを「green pepper」や「bell pepper」と言います。
英語で通じない和製英語「マロン」という言い方
日本のスイーツショップなどでよく見かける「マロン(栗)」という食材は、そのままのマロンという言い方では英語圏の国では通じません。この「マロン」という単語もフランス語が由来の単語です。
フランス語では、「marron」になりますが、英語では「chestnut」と呼ばれています。
英語で通じない和製英語「パイン(パイナップルの省略)」という言い方
日本語の「パイナップル」という単語は、発音に気をつければ英語圏の国でも通じる単語です。しかしこれを短くして「パイン」と呼んでしまうと英語では通じません。この「パイン」という単語はよくジュースの味やお菓子などで見かける言い方ですね。
日本語の「パイン」言い方は、英語にすると「pine」という単語に似ているので、間違えられてしまう可能は高いです。英語で「pine」という単語は日本語の「松の木」という意味になります。
英語で通じない和製英語のフルーツ名「ラフランス」という言い方
英語圏の国には「梨」という果物がありません(私は自分の国で見た事がありませんでした)。英語圏の国で親しまれているフルーツで、日本の梨に似ているフルーツと言えば「ラフランス」という果物が最も近いのかもしれません。
しかし、英語では、「ラフランス」という単語は通じません。英語ではこれを「pear」と呼びます。日本の「梨」は英単語として存在しませんが、英語圏の人に説明する場合には、「Japanese pear」と呼んだ方が適切な表現かもしれません。