比較表現 preferの意味と使い方を徹底解説

この「prefer」という単語はネイティブの日常会話でよく使われる単語ですが、残念ながら日本の英語の授業ではあまり教えられていません。
以上の事から、ネイティブとの英会話で「preferの使い方」を覚えおくと役に立ちと思いますので、必ず覚えておくべき単語の一つだと思います。
例えば、疑問文の「would you prefer ~?」というフレーズはよく使われますし、「I’d prefer ~」という表現も日常英会話でよく出てきます。
今回の記事では例文を通して「prefer」の様々な使い方を紹介すると共に、preferの関連する「preferable」や「preferably」などの単語の使い方も紹介してみたいと思います。


preferの意味と使い方


Preferは動詞で「~よりも~の方が好き」という意味になります。
日本では、中学校2年生の英語の授業の時に「比較表現」を勉強しますが、残念ながら、その際に「prefer」は紹介されていません。
ネイティブの日常会話で「prefer」は多くの場合「prefer ~ to ~」というパターンで使われます。それでは、実際のネイティブのpreferの使い方を例文でみていきましょう。
preferの使い方 例文:
I prefer soccer to baseball.
(私は野球よりサッカーの方が好きです。) ※「prefer~to~」というパターンを覚えましょう!
She prefers watching TV to reading.
(彼女は読書よりテレビを見る事が好きです。)
He prefers Japanese food to Chinese food.
(彼は中華料理より日本食の方が好きです。)
もし、「~の方がずっと好き」というもっと強い表現を言いたい場合には「much」という単語を付け足します。
much preferの使い方 例文:
I much prefer tea to coffee.
(私はコーヒーよりお茶の方がずっと好きです。)
I much prefer this job to the last one.
(私は前の仕事より今の仕事の方がずっと好きです。)


I’d preferの意味と使い方
この「I’d prefer it if you ~」、「I’d prefer it if you didn’t ~」というパターンも英会話の際にとても役立つと思います。ちなみに「I’d prefer」は「I would prefer」の省略になります。
この2つフレーズは「~して欲しいんですが・・・」、「~しないで欲しいのですが・・」という少し遠まわしなニュアンスになる表現です。
そして「I’d prefer ~」は少し「優しく注意する」という言い方です。また、それ以外にも「自分の考えを主張する」という言い方としても使えます。
この「I’d prefer」という表現はビジネス英語では、よく使われていますので、仕事で英語を使う方はこの言い方をマスターした方が役に立つと思います。


I’d preferの使い方 例文:
A:Would you like tea or coffee?
(紅茶かコーヒーか、どちらを飲みたいですか?)
B:I’d prefer juice, if you have some.
(もしあれば、ジュースの方が好きですが。)
A:Would you like a lift home?
(家に送りましょうか?)
B:I’d prefer to walk, actually. I’m trying to do more exercise. Thank you anyway.
(実は、歩いて帰りたいと思っています。私は運動量を増やそうとしているので。でも、ありがとうございます。)
I’d prefer it if you took your shoes off.
(靴を脱いでくれればうれしいんですが・・・)
I’d prefer it if you didn’t sit there.
(あそこに座らないでほしいですよ。)
I’d prefer it if you used black ink, not blue.
(青いインクではなく黒いインクを使ってほしいんですが。)
I would prefer to speak to you alone./I would prefer to speak to you in private.
(私はあなたと2人だけで話したいんですが・・・)


アメリカ英語のpreferの使い方
アメリカ英語では、よく「prefer for 誰々 to~」というフレーズが使われています。
それでは、実際のアメリカ英語での使い方を例文で確認してみましょう。
アメリカ人のpreferの使い方の例文:
My parents would prefer for me to go to college.
(私の親は私に大学に入って欲しいと望んでいます。)
My dad would prefer for me to become a lawyer but I want to be an artist.
(父親は私に弁護士になってほしいと望んでいますが、私はアーティストになりたいです。)
疑問文で使うprefer
「prefer」は肯定文だけではなく、疑問文でよく使われます。最もよく使われているパターンとしては:
- 「Which do you prefer, A or B?」(あなたはAかBか、どちらの方が好き?)
- 「Which would you prefer, A or B?」?」(あなたはAかBか、どちらの方がほしい?)
- 「Would you prefer ○○?」 (○○の方がほしい・好きですか?)
上記のパターンは日常英会話、ビジネス英会話でもよく使われますので必ず覚えた方が良いと思います。
「prefer」の疑問文での使い方 例文
Which do you prefer, soccer or baseball?
(あなたはサッカーか野球のどちらの方が好きですか?)
Which would you prefer, tea or coffee?
(あなた紅茶かコーヒー、どちらを飲みたいですか?)
「Prefer」に関連する英単語
「Prefer」に関連の単語は他にも沢山ありますが、「preferably」という副詞は特によく使われています。
この「Preferably」という単語は「出来れば」や「なるべく」という意味になります。ビジネスシーンでよく出てくる単語ですね。
preferablyの使い方 例文:
I need this report finished quickly – preferably by the end of the day.
(私はこのレポートを早く終らせて欲しいと思っています。出来れば今日中に終らせて欲しいです。)
I would like to live in England, preferably in London.
(私はイギリスに住みたいです。出来ればロンドンに住みたいです。)
preferの意味と使い方:まとめ
まとめると、「prefer」という動詞は「~の方が好き・ほしい」という意味になります。様々なパターンで使える日常会話で役に立つ英単語です。
そして「prefer」は日常英会話だけではなく、ビジネス英語でもよく使われていますので、ビジネス英語を使う機会が多い英語学習者は必ずpreferの使い方を覚えておいた方が良いと思います。
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