英語で「嫌だ!」や「嫌になる」は何と言うのでしょうか?
日本でよく使われている表現を英語に訳す事は実はとても難しい事なんです。何故なら日本語と英語を比較した場合には、双方にかなりギャップがある言語だからなのですが、かといって直訳出来ない訳でもありません。
そういった事を踏まえて日本語の表現から英語の表現を考えるようになると、色々と調べるくせがつくようになると思いますので、勉強になったりする事も多いと思います^^
今日紹介するのも、日本語でよく使う単語とフレーズの英語の言い方です。今回は「嫌」に関連する表現とフレーズを紹介していきます。
「嫌」や「嫌だ!」という日本語は何かと役に立ちますね。様々な意味にもなりますので多くの場面で使う事が出来ます。残念ながら、英語にはこのような便利な単語はありません。
変わりに、シーンによって使い分ける、他のフレーズを使う必要があります。日本語の使い方を分析すると、下記のような使い分けがあります。
- 「嫌な~」
- 「~が嫌だ」
- 「嫌だ!」
- 「嫌になる」
それでは、上記の使い方の英語での言い方を紹介していきたいと思います。
「嫌な○○」は英語で何という?
「嫌な~」は英語にすると、「unpleasant」、「disgusting」、「disagreeable」という形容詞になります。
最も強いニュアンスは「disgusting」という言い方です。disgustingは主に「とてもまずい食べ物」や「汚いもの・人」等に対して使う単語になります。
unpleasantはもう少しソフトなニュアンスになります。「disagreeable」は「人の嫌な顔」の話をする際に使います。
他には「horrible」、「nasty」、「foul」という形容詞を使う事が出来ます。
それでは、例文で実際の使い方をみていきましょう。
disgustingとunpleasantの使い方 例文:
There is going to be some very unpleasant weather this week.
(今週は嫌な天気になるだろう。)
She is a very unpleasant woman.
(彼女はとても嫌な女性です。)
What’s that disgusting smell?
(その嫌な臭いは何だ?)
I don’t like him. He’s got a disagreeable face.
(私は彼の事が好きじゃない。彼はいつも嫌な顔をしている。)
英語で○○が嫌だという際の表現
日本語の「~は・が嫌だ」というフレーズは「好きじゃない」、「嫌い」、「耐えられない」という意味を表現する際の言葉なので、それを英語にすると、「I hate」、「I can’t stand」という言い方を使えます。
それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。
英語で嫌い・嫌という際の例文:
I can’t stand hiphop.
(私はヒップホップが嫌いです。)
She said she hates the smell of cigarettes.
(彼女はタバコの臭いが嫌だって。)
I hate running.
(私は走る事が嫌いです。)
英語で何かに反対し嫌だ!という際の表現
日本語で何かに対して「嫌だ!」という反論の表現をしたい場合、何かに対して強く断る際には「No way!」や「No!」という言い方になります。
そして、相手の酷い話のリアクションとして「それは嫌だね!」という言い方をする事があります。そういった際には、英語で「That’s awful!」や「That’s terrible!」などの表現をします。
小さい子供がよく言う「嫌だ!」は英語圏の子供の言い方にした場合、単純に「No!」になります。
何かに反対し嫌だという際の例文:
A: Do you want to go on a date with Colin?
(コロンと一緒にデートに行くのはどう?)
B: No way! He’s horrible!
(嫌だ! 彼はきもい!)
A: My boss tried to kiss me at the Christmas party!
(私の上司は忘年会で私にキスしようとしたよ!)
B: That’s awful!
(それは嫌だ!)
A: Would you like to hold my pet snake?
(私のペットの蛇を抱っこしたい?)
B: No thanks!
(嫌だ!)
A: We’re going home now so put your coat on.
(もう家に帰るからコートを着なさい。)
B: No!
(いやだ!)
※子供が駄々をこねる際の台詞
英語で「嫌になる」=「飽きて嫌になる」という意味の表現
英語で「嫌」という際には、日本語の「飽きる」という表現にニュアンス的に近いと思います。これを英語にすると、「get/be fed up with」や「get/be tired of」という言い方になります。
それでは実際のネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。
嫌になる・飽きて嫌になるという際の表現の使い方 例文:
I’m getting tired of working from home.
(私は家で仕事をする事が嫌になっているよ。)
I’m fed up with studying English. It’s too difficult!
(私は英語の勉強が嫌になったよ。難しすぎる。)
先生の仕事は嫌になった。
(I’m fed up with being a teacher.)
以上、今回は日本語の「嫌」に関連する表現とフレーズを紹介してきました。ネイティブと英会話する際、英会話レッスンをする際に是非使ってみて下さいね^^