boringとboredの違いとは? 英語で退屈という意味の表現

「boring」と「bored」はどう違うのか?
目次

英語で「退屈」や「つまらない」という意味になる「boringとboredの違い」について徹底解説します!

今回の記事では、boringとboredの違い、それぞれの意味、使い分けについて細かく説明してみたいと思います。

私は日本の高校生に英語のライティングを教える事がありますので、毎週彼ら生徒たちの英語作文・エッセイを読んでいます。ですから、日本人の英語学習者がよく間違える英語のポイントについて詳しいです。

実は私は、かなり昔から「日本人の英語学習者が間違いやすい単語のリスト」を作っていますが、その中でも今回紹介したい単語は「boring」と「bored」です。

こちらもお勧め

boringの意味と使い方

この「boring」という形容詞は日本語では「退屈な」という意味になります。例えば、「退屈な会議」は「a boring meeting」と言います。

そして「退屈な授業」は「a boring lesson」と表現します。また「boring」は名詞の前で使う形容詞ですが、そのままも使う事が出来ます。

例えば、「This meeting is boring」(この会議は退屈だ)や「This lesson is boring」(この授業は退屈だ)といったような使い方をする事も出来ます。

「boring」はイベントや人、物の「つまらなさ」を説明する際の形容詞です。「自分の気持ち」を説明する際に使う単語ではありません。

例えば、「I am boring」という文章を日本語にすると「私はつまらない人だ」という意味になってしまいます(笑)。ここが多くの日本人の英語学習者が間違えるポイントです。

私が今教えている日本の高校生達は「自分の気持ち」を説明しようとする際に、かなり多くの生徒達が間違って「自分がつまらない人(I am boring)」という文章を書く事があります!

それでは、実際に正しい文章を例文でみていきましょう。

ネイティブのboringの使い方 例文:

I don’t like baseball. I think it’s a boring sport.
(私は野球が好きじゃない。つまらないスポーツだと思うよ。)

Her lessons are always boring.
(彼女の授業はいつも退屈だよ。)

This TV show is a bit boring.
(このテレビ番組はちょっとつまらないね。)

What a boring meeting!
(なんて退屈な会議だ!)

boredの意味と使い方

この「bored」も形容詞として使いますが、「boring」と違い、「bored」は「自分の気持ちを説明する」際に使う事が一般的です。元々は「to bore」(うんざりさせる、退屈させる)という動詞の受動態です。

つまり、「bored」を直訳すると「うんざりさせられる」、「退屈させられる」という意味になりますが、「誰々はうんざりしている」という意味で使います。

日常会話で「誰々+be動詞+bored」というパターンを使います。それでは、実際の使い方を例文でみていきましょう。

ネイティブのboredの使い方 例文:

I’m bored. What can I do today?
(私はうんざりしているよ。今日はどうすればいいのかな?)

She’s bored with school. The lessons are too easy for her.
(彼女にとっては学校が退屈だよ。授業は彼女に簡単すぎるよ。)

Are you bored? Shall we go out somewhere?
(あなたは退屈なの?どこかに出かけようか?)

英語で「うんざりする」や「退屈」に関連する単語を紹介

上のセクションでは「to bore」という動詞を少し紹介しましたが、この動詞は日常会話で意外に使う機会が多いです。「to bore」は「うんざりさせる・退屈させる」という意味になります。

to bore 誰々 to tears」というイディオムは「泣きたくなるくらいしつこく退屈させる」というかなり感情的な表現になります(笑)。そのくらい感情が込められた表現という感じでしょうか。

もう一つの関係する単語としては「boredom」です。この単語は名詞で「うんざりしている状態」や「倦怠」という意味になります。

少しだけ正式な単語なので、「bored」や「boring」ほど日常会話では使われません。

ネイティブの使い方 例文:

Stop boring me! I’m not interested in hearing you talk about work!
(私をうんざりさせるのをやめて!私はあなたの仕事の話に興味ないのよ!)

Physics class bores me to tears. I can’t wait to graduate.
(物理の授業はあまりにもつまらなくて・・・卒業するのを楽しみにしているよ。)

To combat boredom, take up an exciting new hobby.
(この倦怠感を避けるために楽しい趣味をしはじめます。)

boringとboredの違い:まとめ

「boring」と「bored」は似ている単語なので、日本人の英語学習者にとって間違えやすい単語だと思いますが、簡単に説明すると、「boring」は「物・イベントが退屈」や「退屈な~」という意味になります。

一方、「bored」は”自分の気持ち”を説明する単語です。ですから、「私は~によって退屈させられている」という直訳を考えた方が良いと思います^^

以上、今回は「boring」と「bored」の違いや、意味とニュアンスの違いについて細かく解説してみました。日常会話でもよく使う便利な単語、表現だと思いますので、この機会に是非覚えましょう。

「boring」と「bored」はどう違うのか?

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアよろしくお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

スピーキング力アップにお勧めのメソッド教材

当サイトの記事を書いてるネイティブのライターが制作から編集までを行った英語のニュアンスも完璧なメソッド系英会話教材「English Reboot」をご紹介します。

この教材は、日本の中学校で教えられている英会話において基礎になるベーシックな英語知識(文法)を”ゼロから頭脳にインストール”するというコンセプトの教材になっています。

当教材は合計で「12のセクション」で構成されています。中学校の1,2,3年生の時に学習した基礎英文法をステップバイステップでメソッドにより学んでいきます。

「English Reboot」は以下の学習ステップに沿って”英語を話す為の基礎知識”を固めていき、実際の英会話で使われている「文法パターン」を使い繰り返し「アウトプット訓練」を行っていきます。

STEP1:リスニング
STEP2:リピーティング
STEP3:シャドーイング
STEP4:プラクティス
STEP5:ディクテーション

英語の知識や英単語を沢山知っているが「いざ英会話となるとさっぱり話せなくなる」といった英語学習者の為にアウトプットとリスニングに重点をおいた英語教材になっています。

英語初心者の方でもお使い頂ける学習内容・レベルになっていますので、英語の勉強をゼロからやり直したい方、英語を話せるようになりたい方にはお勧めの学習メソッドです。

英語を話す事に特化した教材 English Reboot(イングリッシュリブート)

スポンサーリンク

目次