アメリカ英語・イギリス英語の「小学生、中学生、高校生」という際の言い方の違いは?
こういった学生に関する英単語は日常英会話でよく耳にする機会が多いと思いますので、英語学習者の方は必ず覚えておいた方が良いと思います。
実はこれらの単語は英語圏の国によっても言い方が異なる場合がありますので、面白いテーマになると思います。それでは、小学生、中学生、高校生は英語で何と言うのでしょうか?
英語で「小学生」は何と言う? 英米語の違い
アメリカ英語で「小学生」は「elementary school student」という言い方になります。そして、「grade school student」という言い方もあります。
elementary schoolとgrade schoolは、両方ともアメリカ英語で「小学校」という意味になります。
一方、イギリス英語で「小学校」は一般的に「primary school」という言い方になります。地方・町によって「lower school」という言い方もあります。
イギリス英語では“高校生以上の学生”に対しては、「student」という言い方ではなく「pupil」という表現を使います。
以上の事から、イギリス英語で「小学生」は「primary/lower school pupil」という言い方になります。それでは、実際のネイティブの言い方を確認してみましょう。
ネイティブが「小学生」という際の例文:
My daughter is an elementary school student. She is a third-grader.
(私の娘は小学生です。彼女は3年生です。)
My son is a grade school student. He takes the school bus every day.
(私の息子は小学生です。彼は毎日学校のバスに乗っている。)
My daughter is 6 years old. She is a primary school pupil.
(私の娘は6歳です。小学生です。)
When does your daughter become a lower school pupil?
(娘さんはいつ小学生になりますか?)
When I was at primary school, my favourite sport was football.
(私が小学生の頃、一番好きなスポーツはサッカーでした。)
英語で「中学生」は何と言う? 英米語の違い
英語で「中学校」という際には同じ英語圏の国でも言い方が違います。ですから、当然「中学生」という際の言い方も各国の違いがあります。
まず、アメリカ英語で「中学校」は「junior high school」と言います。以上の事から、アメリカ英語で、中学生は「junior high school student」という言い方になります。
一方、イギリス英語で「中学校」と言う際には、地方や町によって多少の表現の仕方の違いがあるものの、一般的には「secondary school」という言い方になります。
他には「middle school」という言い方もあります。そして、中学生の年齢になると「pupil」や「student(学生)」という言い方も使われます。
これは人によって言い方が違います。それでは、実際のネイティブの言い方を例文で確認していきましょう。
ネイティブが「中学生」という際の例文:
What sports did you like when you were a junior high school student?
(あなたが中学生の頃は何のスポーツが好きだった?)
When I was a secondary school student, I was in the football club.
(私は中学生の時にサッカー部に入っていた。)
When I was a middle school pupil, my favourite subject was geography.
(私が中学生の頃、好きな科目は地理だった。)
Is your son a junior high school student? What grade is he in?
(息子さんは中学生でしたっけ?何年生ですか?)
I’m a teacher. I teach middle school students and high school students.
(私は教師です。私は中学生と高校生に教えています。)
英語で「高校生」は何と言う? 英米語の違い
アメリカ英語で「高校」は「high school」や「senior high school」という言い方になります。ですから、高校生という際には「(senior) high school student」という言い方になります。
一方、イギリス英語で、高校は「high school」という言い方もありますし、「upper school」という言い方もあります。そして、他にもイギリスでは「sixth form」という言い方もあります。
以上の事から、イギリス英語で「高校生」という際には「high (upper) school student」や「sixth former/sixth form student」という言い方があります。
それでは、アメリカ人の言い方とイギリス人の「高校生」という言い方を例文で確認していきましょう。
ネイティブが「高校生」という際の例文:
I’m going to be a senior high school student from September.
(私は9月から高校生になります。)
My daughter is a high school student. She has already started applying for university.
(私の娘は高校生です。彼女はもうすでに大学を申し込み始めました。)
I’m an upper school student. I will go to university next year.
(私は今高校生です。来年大学に入ります。)
My son is a sixth former. He hopes to go to university next year.
(息子は高校生です。彼は来年大学に入る事を希望しています。)
When I was in the sixth form, I was a member of a band.
(私が高校生の頃、バンドのメンバーでした。)
英語で「小学生」,「中学生」,「高校生」は何と言う:まとめ
まとめると、英語で「小学生、中学生、高校生」という際の言い方は、英語圏の国によって異なります。しかし、下記の表現を全て知っていれば何処の国に行っても、この言い方は通じると思います。
英語で「小学生」という際
- elementary school student(主に米語)
- grade school student (主に米語)
- primary school pupil/student (主に英)
- lower school pupil/student(主に英)
英語で「中学生」という際
- junior high school student (主に米)
- secondary school pupil/student (主に英)
- middle school pupil/student (米・英)
英語で「高校生」という際
- high school student (米・英)
- senior high school student (主に米)
- sixth form student/sixth-former (主に英)
以上、今回の記事では「小学生」,「中学生」,「高校生」という意味になる様々な英語の言い方を紹介してみました!
もっとこんな事を英語で知りたい!という質問がある方は、是非当サイトの英語ネイティブのライターにご連絡くださいね^^