letとmakeの違いと使い方、意味、ニュアンスを徹底解説
「let」と「make」は両方とも日本語の「~させる」という意味になりますが、ニュアンスはかなり違います。また、「let」は「使役動詞」としても使えます。
以上の事から、letとmakeの違いを紹介しながら、この二つの単語の意味と正しい使い方を例文を交えて紹介していきたいと思います。
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letの意味と使い方とは?
letという動詞は日本語で「~させる」になりますが、ニュアンス的に「許す」、「許可を出す」という意味になります。つまり、「~させてあげる」というニュアンスを与える文法です。
文章で使うと、「let+代名詞+動詞」というパターンがよく出ます。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。
letの使い方 例文
I let my daughter take a part time job.
(私は娘にアルバイトをする許可を出した。) ※ニュアンス的に「彼女が行きたがっているので”行く許可を出す”という意味。
My father won’t let me drive his car.
(父は私に自分の車を運転させてくれない。)※自分の車を運転する許可をださないという意味。
Let me pay.
意訳:(おごりますよ。私が払いますよ。)
Let me have some of that cake!
(私にそのケーキを一口食べさせて!)※自分も食べてみたいときに使う台詞。
Let him eat the last cookie.
(彼に最後に残っているクッキーを食べさせてあげてよ。)
Shall we let her go to the party?
(彼女をパーティーに行かせてあげようか?)
makeの意味と使い方とは?
makeも動詞で、日本語で「~させる」という意味になりますが、英語では、かなり「強制的」なニュアンスが含まれています。ニュアンス的には「無理やりやらせる」というような意味が含まれています。
つまり、「相手にやりたくない事をやらせる」というニュアンスを与える文法です。「Let」と同じパターンで使います:「make+代名詞+動詞」の形で使います。
makeの使い方 例文:
She made him eat the burnt toast.
(彼女は彼に焦げたトーストを食べさせた。)※彼はトーストを食べたくなかったが”彼女が無理に食べさせた”という意味。
I didn’t want to go to cram school but my mom made me.
(私は塾に行きたくなかったけど、お母さんに無理やり行かされる事になった。)※行きたくないので「make」という動詞を使います。
Even though I was sick, my wife made me go to the party.
(僕が病気だったのに、奥さんにパーティーに無理やり行かせられた。)
You can’t make him quit his job.
(あなたは彼に仕事を辞めさせられないよ。)
「人を~にする・させる」という意味のmakeの使い方
「make」は「~させる」以外にも使い方があります。「Make+代名詞+感情的な形容詞」というパターンがあります。これは日本語で「人を~にする」という意味になります。
例えば、「~makes me happy」は「~は私を幸せな気持ちにさせている」という意味になります。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。
makeの使い方 例文:
My wife makes me happy.
(妻は私を幸せな気持ちにさせている。)
Don’t make me angry.
(私を怒らせないで。)
That comedy movie made me laugh.
(私はコメディー映画を観て笑いました。)※「その映画が楽しい気持ちにさせた」という意味。
Watching soccer makes me happy.
(私がサッカーを見ると幸せになる。)
「let」と「make」の違い:まとめ
まとめると、「let」と「make」は両方とも「~させる」という意味になりますが、ニュアンスの違いがあります。その違いはこちら:
- let:~させてあげる、~を許す
- make:無理やりさせる