ヒップホップの歌詞でよく出る bling、bling blingとはどんな意味?
今回の記事では、ヒップホップの歌詞でよく耳にする「bling、bling bling」という英語の擬態語の意味と使い方を紹介したいと思います。皆さんは「bling」という単語を聞いた事がありますか?
アメリカのヒップホップやダンスミュージックに興味がある方ならご存知の方もいると思いますが、この単語自体は1990年代に流行り始めました。
元々はヒップホップカルチャーから来ている単語です。最近では日本人のヒップホップアーティストにも使われて出している単語ですね^^。
そして、2013年にエマ・ワトソンという女優が「The Bling Ring」というハリウッド映画に出演しました。英語圏の音楽や映画が好きであれば、この「bling」という単語の意味と使い方を理解しておくと役に立つと思います^^
「Juvenile & Lil Wayne – Bling Bling」
「bling bling」とは、簡単に説明すると「ピカピカ光っている(物)」という意味になります。
この単語がヒップホップミュージックでよく使われている理由としては、ヒップホップの歌詞ではよく「高級ブランドやアクセサリー」などの話がテーマになる事が多いです。
自分の「ピカピカ光っているダイアモンドやゴールドのジュエリー」などの自慢話をする際に「bling bling」という台詞を使うラッパーは多いです。
女優のエマ・ワトソンが出演した「The Bling Ring」という映画のタイトルの意味は「高級ジュエリーを盗む女子ギャング」という意味です。「bling」だけ使うと「高級・派手なジュエリー」という意味になります。
「ring」には二つの意味がありますが、この部脈では「ギャング」という意味になります。
参考の記事:
- 「beef」は英語で「牛肉」という意味だけじゃない?ちょっと変わった「beef」のスラング的な使い方
- 「ass」という単語が入っているアメリカ英語スラング「Kick-ass」、「kiss ass」、「smart-ass」の意味と使い方を紹介
Blingの意味と使い方
「bling」又は「bling bling」は”名詞か形容詞”として使う事が出来ます。名詞として使うと、「ピカピカ光っているジュエリー」や「派手で大きいアクセサリー」という意味になります。
使い方によって「派手で下品」というニュアンスを表す事が出来ます。一般の人(つまりヒップホップのラッパー以外の人)が”自分がしているアクセサリー”に対して「bling」という単語を使うと、ユーモア的なニュアンスが含まれています。真面目に使う単語ではありません。
形容詞で使うと「派手な」、「豪華な」という意味になります。ジュエリーやアクセサリーだけではなく、ライフスタイルについて話す際にも使う事が出来ます。そして「blingy」という形容詞も時々使われています。
Blingの使い方 例文:
My boyfriend proposed yesterday! Do you want to see my new bling?
(彼氏は昨日プロポーズしたのよ!私のピカピカしているダイアモンド見る?)
※仲の良い女性の友達の少しふざけた会話内容
Look at her bling! She looks like a gangster’s girlfriend!
(彼女の派手なジュエリー見て!まるでギャングスターの彼女みたいよね!)
※他の女性の下品で派手なテイストについてコメントしている様子
Ooh, nice bling! Where did you buy it? I want one too!
(いいね!それは素敵なジュエリーだね!どこで買ったの?私も買いたいなぁ!)
※女性の友達の褒め言葉
He came from a poor family but now he is enjoying the bling-bling lifestyle of a professional footballer.
(彼は貧しい家族に生まれた育ったけど、現在彼はプロサッカー選手の豪華なライフスタイルを楽しんでいる。)
blingの使い方 会話形式例文:
A:What do you think of Kate’s engagement ring?
(ケイトの婚約指ははどう思う?
B:It’s a bit blingy. I prefer something a bit more understated.
(ちょっと派手すぎるね。私はもう少し落ち着いた指輪の方が好きだね。)
以上今回の記事では、ヒップホップの歌詞や映画等によく出てくる「bling」や「bling bling」の意味と使い方を解説してみました。
特に若者向けのハリウッド映画やダンスミュージックにはよく出てくる単語なので、この機会に是非覚えてみて下さいね^^