みんな、皆さんは英語で何と言う?
この「everyone」と「everybody」という二つの英単語は、両方とも「みんな」、「皆さん」という意味になりますが、実は英語ネイティブはこの二つを使い分けています。
今回の記事では英語ネイティブがどうやってこれらを使い分けているのかを詳しく紹介したいと思います。そして、実際に使える例文を通して自然な使い方を紹介したいと思います。
それでは、everyoneとeverybodyにはどのような違いがあるのでしょうか?
everyoneの意味と使い方は?
先程もお話したように「everyone」という英単語は日本語で「みんな」や「皆さん」という意味になります。発音は「エヴェリワン」に近いです。
この単語は「everybody」と比べると少しフォーマルな単語になります。ですから、主にライティングやフォーマルな会話でよく使います。例えば、日本語でフォーマルなスピーチをするシーンでは「皆さん、おはようございます」と言うような挨拶を使いますよね。
これを同じシーンで英語にすると「Good morning everyone」という表現を使います。そして、手紙や正式な書類、エッセイなどでは「everybody」よりも「everyone」を使った方がよりフォーマルなニュアンスを与えます。
下のグラフを見ると、お分かりになると思いますが、everyoneとeverybodyではそれぞれ使用率が違いいます。このグラフは、英語のライティング(小説、新聞など)で使われる頻度を表しています。
グラフをみてみると、1930年代くらいからライティングでは「everyone」の方が使用されている傾向が明らかになっています。
それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。
everyoneの使い方 例文
A: Good morning, everyone.
(皆さん、おはようございます)
B: Good morning, Mr Jones.
(ジョーンズ先生、おはようございます。)
A: How is everyone today?
(皆さん体調はどうですか。)
B: We’re fine, thank you.
(とても元気です。)
A: Where is everyone?
(みんなどこに行きましたか。)
B: Everyone has gone home already.
(みんなもう帰りましたよ。)
everybodyの意味と使い方は?
「everybody」は「everyone」と同様に「みんな」、「皆さん」という意味になりますが、この「everybody」の方がカジュアルな言い方になります。
この単語の発音は「エヴェリボディ(イギリス英語)」や「エヴェリバディ(アメリカ英語)」になります。そして「Everybody」は少しカジュアルな言い方になりますので、ライティングやフォーマルなシーンというよりもカジュアルな日常会話でよく使われます。
しかし、カジュアルだからと言って失礼だというわけではありません。これらの違いは、単に「使用頻度(使用率)の違い」だけです。フォーマルなシーンでは「everybody」を使ってはいけないというわけではありません。
実は「everyone」と「everybody」は両方ともどのようなシーンでも使えます。しかし、一般的にフォーマルなライティングの場合にはeveryoneの方が微妙にフォーマルな印象を与える単語になります。それでは、例文を通して「everybody」の使い方を覚えていきましょう。
everybodyの使い方 例文
A: Hi everybody! What’s up?
(おっす、みんな!元気かい?)
B: Hey man! I’m good!
(おっす!元気だよ!)
A: Where’s everybody going after dinner?
(夕食が終わったらみんなどこに行く予定ですか。)
B: I think everybody’s planning to go to a bar.
(みんなバーに行こうとしていると思うよ。)
A: Where has everybody gone?
(みんなどこに行っちゃったの?)
B: I don’t know. Everybody just disappeared!
(知らない。みんな消えたね!)
guysの意味と使い方は?
ここ最近はカジュアルな会話では「everybody」や「everyone」よりも「guys」という言い方が流行っています。ネイティブの会話をよく聞くと「guys」という単語が必ずでてきます。
この単語は元々アメリカ英語で「男性」という意味でしたが、最近「guys」は男性だけではなく「みんな(男女とも)」という意味として使われるようになっています。
そのため、英語で「みんな」と言いたい場合には「guys」を使う人が多いです。それでは、実際の例文を通してネイティブの使い方を見ていきましょう。
guysの使い方 例文
A: Hi guys! Where are you going?
(みんな、こんにちは。今どこに行っているの?)
B: We’re going to the park. Why don’t you join us?
(公園に行くよ。一緒に行かない?)
A: Listen up guys. I’ve got something to tell you.
(みんな、聞いてね。言いたい事がある。)
B: Go ahead. We’re listening.
(どうぞ。聞いているよ。)
A: What are you guys doing at the weekend?
(あなたたちは週末何をする予定ですか。)
B: We’re going to visit my parents.
(僕の親と会いに行く予定ですよ。)
まとめ:「everyone」と「everybody」の違い
まとめると、「everyone」と「everybody」は両方とも「みんな」や「皆さん」という意味になります。つまり、全く同じ意味の単語です。しかし、シーンによって使用率(使用頻度)の違いがあります。
ライティングとフォーマルなシーンでは、「everyone」の方がネイティブにより多く使われます。そして、カジュアルなシーンでは「everybody」の方が使えます。
そして、とてもカジュアルな日常英会話では、「everyone/everybody」よりも「guys」や「you guys」という言い方をよく使います。今度ネイティブとの会話の際、ハリウッド映画などご覧になる際に「guys」という単語の使い方をチェックしてみて下さいね!
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