似合う、合うという意味になる英語の正しい使い方と使い分け
皆さんこんにちはアメリカ人のマイケルです。今回の記事では『英語で合う』という意味になる『match、fit、suitの違い』、ニュアンス、意味、使い方について紹介したいと思います。
match、fit、suitという3つ単語は日常英会話で非常によく使われますので、英語学習者は必ずこれらの違いや正しい使い方を覚えておくべきだと思います。
一見すると似たような意味にみえるこれらの単語は具体的にどんな点が異なるのでしょうか。先ずは最初にmatchの意味と使い方を紹介してみたいと思います。
matchの意味と使い方
まず最初に多くの方が思い浮かべるように、英語で「合う」という際には「match」という単語になります。しかし、もっと厳密に説明すると、「色・模様がつり合う」というニュアンスの意味になります。
もう一つの意味は「調和する」という使い方です。「match」は”動詞”になりますので、「matches」、「matched」という形もあります。
この単語は主に洋服、靴などの色、スタイル、模様について話す際に使います。洋服のサイズについての話をする際には「match」は使いません。むしろ、matchは、「洋服のコーディネーションの色・模様・スタイルがつりあっている」というニュアンスで使います。
matchは使い方によって「合わせる」という意味にもなります。他にもmatchには色々な意味と使い方があります。
例えば”名詞”として使うと「試合」という意味になります。それでは、実際の使い方を例文を見ていきましょう。
matchの使い方 例文
That stripey t-shirt doesn’t match that flowery skirt.
(そのボーダーTシャツは花柄のスカートに合わないよ。)
You should buy this green coat. It matches your yellow dress perfectly.
(あなたはこの緑色のコートを買った方がいいよ。あなたの黄色いドレスにはぴったり合うんですよ。)
Your socks don’t match! One is black and the other is grey!
(あなたの靴下は合ってないよ!人とが黒で、もう一つはグレーだ!)
You need to match your sweater with your pants. Orange and yellow is a strange combination.
(セーターとズボンを合わせないとだめです。オレンジ色と黄色は変なコンビなんですよ!)
fitの意味と使い方
fit(発音:フィット)という英単語は主に「何かのサイズ」についての話をする際に使います。つまり、「サイズがぴったりだ」という意味になる動詞ですね。
この単語は動詞として使えますし、名詞としても使えます。名詞として使うと「フィット感」という意味になります。実は「fit」には他の意味と使い方があります。
例えば、和製英語にもなっている「fitness(フィットネス)」という名詞の使い方があります。また、”形容詞”として「fit」を使うと「体調を整えた状態」という意味になります。
それでは、洋服に関する話をする使う「fit」の使い方の例文を見ていきましょう。
fitの使い方 例文
My wedding dress doesn’t fit anymore. I put on a lot of weight after getting married.
(私のウェディングドレスはもう私にサイズが合わない。結婚してから体重が増えたからです。)
The color of this shirt looks good on you but it doesn’t fit very well. I think you need a larger size.
(このシャツの色はあなたに合うんですが、サイズはあまり合わないと思う。もう少し大きいなサイズにした方がいいと思う。)
You should try clothes on before buying to make sure they fit.
(洋服を買う前にサイズが合うかどうかを確認するために試着した方がいいよ。)
It’s not a good idea to buy clothes online because it’s difficult to get an idea of the fit.
(オンラインで洋服を買う事はあまりよくない。なぜなら、フィット感が分かりづらいからです。)
suitの意味と使い方
次に紹介する「suit」という動詞も洋服の話をする際によく使われますし、これも「合う」という日本語に翻訳できますが、この単語のニュアンスは主に「似合う」という意味になります。
つまり、洋服のスタイル、色、模様などが着ている人のスタイル、体、性格などに合うというニュアンスを与える単語です。
例えば、「人の洋服、髪形、スタイルなどを褒める」というような際には「suit」という単語がよく使われています。そのため、英会話でよく使いますので、必ず覚えた方がよい単語です!
suitの使い方 例文
Have you had a new haircut? Short hair really suits you!
(あなたは髪の毛を切ったの? 短い髪の毛はあなたにすごく似合うね!)
I love your new dress! That color suits you!
(新しいワンピースは素敵ですね! その色はすごく似合います。)
How about this pink shirt? I think it would suit you. Try it on!
(このピンク色のシャツはどうですか? あなたに似合うと思うよ。試着してみて。)
I like this fit of these trousers but I don’t think the color suits me. I’m going to return it to the store.
(私はこのズボンのフィット感はいいと思うけど、色が私に似合わないと思う。店に返品すると思う。)
まとめ:match、fit、suitの違い
まとめると、match、fit、suitという三つの単語は全て「合う」という日本語になりますが、それぞれ微妙なニュアンスと使い方の違いがあります。
わかりやすくまとめると、matchは「物の色、模様が合う」という意味になり、fitは「サイズがピッタリである」という意味になり、suitは「洋服のスタイル、色、模様が人に似合う」という意味になります。
それでは、各英単語の正しい意味と使い方を是非覚えて、実践の英会話で使ってみて下さいね! 他には英語に関する質問や英語圏のカルチャーについて知りたい事があれば、当サイトのネイティブライターにご質問ください。