ネイティブの日常英会話でよく使う「not really」の意味と使い方、ニュアンスを徹底解説
今回の記事では日常英会話で非常によく使われるフレーズを紹介したいと思います。今回紹介するフレーズは「not really」です。
英語を勉強している方であれば「really」という単語(副詞)の意味は分かると思いますが、この単語を英和辞書で調べると、「本当に」、「間違えなく」などの意味が出てきます。
以上ことから、「reallyの前に”not”を持ってくると”本当ではない”」という意味になると考えている人は多いと思います。勿論、それも正しいのですが、この「not really」というフレーズには他にも多くの意味と使い方があります。
今回の記事では、日常会話でも役に立つ「not really」色々なの意味と使い方を紹介していきたいと思います。
「本当ではない」、「嘘」、「実は~ではない」という意味の「not really」
一番最初に紹介するnot reallyの使い方は「本当ではない」という意味になる使い方です。このnot reallyの使い方は特に珍しい使い方になると思います。
一般的な日常英会話では、他の意味の方がよく使われています。
例文:
Mary is not really my aunt. She is my mother’s best friend. I just call her “auntie”.
(メアリーは実は私の叔母ではないよ。彼女は私の母親の親友ですよ。私は「叔母さん」と呼んでいるだけですよ。)
She’s not really ill. She is just pretending so she can take the day off school.
(彼女は実は病気ではないよ。学校が休みたいたいから病気のふりをしているよ。)
「あまり」という意味の「not really」
この使い方は日常英会話によく使われていますので、英語学習者は必ず覚えておいた方が良いと思います。「あまり~ではない」という意味になります。
例文:
I don’t really like tomatoes.
(私はトマトがあまり好きではない。)
She doesn’t really listen to much music.
(彼女は音楽をあまり聴かないね。)
A:Did you enjoy school today?
(今日の学校は楽しかった?)
B:Not really. I got into trouble with the teacher.
(あんまり。先生に叱られたんだよ。)
「そんなに~ない」という意味の「not really」の使い方
次に紹介するのが「not really」+「very」という使い方です。これは「そんなに~ではない」という意味になります。このフレーズは、特に「婉曲的なニュアンス」を表現する際に使われます。
例文:
I’m not really very good at swimming.
(私は水泳がそんなに上手ではないよ。)
This book is not really very interesting.
(この本はそんなに面白くないね。)
※婉曲的な表現なので「この本はとても下手」というニュアンスになります。
また「not really」は「ソフトに断る」際や「婉曲的に反対する」際にはよく使われています。
例えば・・・
I don’t really have time to help. I’m sorry.
(私はあなたに手伝う時間があまりない。ごめんなさい。)
※ニュアンス的には「私は全く時間がない」という意味になります。
I don’t really agree with him.
(私は彼の意見にあまり賛成しないね。)
※ニュアンス的には「私は彼の意見とは正反対」という意味になります。
I don’t really think you should go on a date with him.
(あなたは彼と一緒にデートに行かない方がいいと思うけど。)
※ニュアンス的には「あなたは絶対に彼と一緒にデートに行かない方がいいよ。ダメな奴だから」という意味になります。
以上、今回は日常英会話でよく使われる表現・フレーズとして「not really」の意味と使い方を紹介してみました。
今回紹介した使い方は、日常会話でも結構良く使う表現なので、この機会に是非覚えてみてくださいね^-^