英語圏の若者がよく使う「fitspo」、「drunk-dial」、「freecycle」ってどういう意味なのでしょうか?
今回の記事では、最近英語圏の若者が使っている新しい口語・スラングとして「fitspo」、「drunk-dial」、「freecycle」という言葉の意味と使い方を紹介してみたいと思います。
毎度このサイトでも紹介している英語の新語ですが、元ネタはOxford English Dictionary(以下OED)に登録された新語です。OEDは定期的に新しい英単語を辞書に登録しています。そして、登録する度に「Oxford Dictionaries」というブログで新しく登録した英単語を紹介しています。
今日これから紹介する単語は2017年の2月に新たに登録された英単語です。こういった単語をみるとその時代の新しいカルチャーや、その時にブームになった事などがわかるので面白いですね^^
参考:「オックスフォード辞書が新しく登録した英単語(2017年2月版)」
fitspoの意味と使い方
この単語は近年のフィットネスブームで生まれたスラングです。ボディーメイクや筋トレに目覚めた人達のインスタグラムでよく出てくる新語です。
現在世界中でフィットネスブームが起こっていますが、この「fitspo」という単語は「fitness inspiration」(フィトネスのインスピレーション)の省略です。主にハッシュタグでよく使われている単語です。会話よりもSNSで使われている単語になります。それでは実際の使い方を例文で確認してみましょう。
fitspoの使い方の例文
Whenever I need fitspo, I look at her Instagram feed.
(私はフィトネスのモチベーションが必要な時、彼女のインスタを見ます。)
drunk-dialの意味と使い方
これは思い当たる方がいるのではないかと思います。このスラングは「酔っ払った時に誰かに電話する」という意味のスラングです。
「drunk-driving」という英語は「飲酒運転」という意味になりますので、それをもじって「drunk-dial」という表現になりました。英語でよくある言葉遊びから出来たものだと思います。
多くの若者はお酒を飲んだ後にいきなり友達や元彼・元カノに電話したくなる!?という傾向があるようです(笑)。この現象のことを「drunk-dialling」と言います。
酔っ払った状態でメールやsmsを送る場合は「drunk-text」という言い方になります。これは結構使いそうなスラングですね。それでは実際の使用法を例文で確認してみましょう。
「drunk-dial」実際の例文
I did a terrible thing last night. I drunk-dialled my ex!
(私は昨日の夜に酷い事をやっちゃったのよ。私は酔っ払った状態で元彼に電話しちゃったよ~!)
I got loads of drunk-texts from my male friend last night. I think he likes me.
(私は昨日の夜、酔っ払った男性の友達から数多くのメッセージをもらったよ。もしかして、彼は私の事が好きなのかしら?)
freecycleの意味と使い方
次に紹介すると「freecycle」という単語は「free」(無料)と「recycle」(リサイクル)の組み合わせです。簡単に言うと、いらない物を捨てる事ではなく「誰かに無料であげる」という意味にスラングです。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。
「freecycle」の実際の例文
A:What are you going to do with that table when you move house?
(あなたが引越す際にそのテーブルはどうするの?)
B:I think I’ll freecycle it. Do you want it?
(誰かにあげると思うよ。あなたは欲しい?)
A:That’s a really nice vase. Where did you buy it?
(それはとても素敵な花瓶ですね。どこで買いましたか?)
B:I didn’t buy it. It was freecycled. My friend gave it to me.
(買った物ではなかったよ。無料でもらった。友達からもらったよ。)
他にも以下の新しい単語が沢山登録されていますので、英語の最新スラングに興味がある方は是非ご覧ください。
- superfruit = 健康にとても良い影響を与えるフルーツ
- shoestring fries = とても薄く切ったフライドポテト
- climate denier = 地球温暖化を信じない人(ドナルド・トランプ氏など)
- cat lady = 猫を沢山飼っている独身のおばさん
- sausage party = 男性しかいない集まり・パーティー
今回紹介したようなスラングや口語は自分が使わない場合でも英語圏の新聞、雑誌、SNSなど見ると出てくるので意味と使われ方は覚えておくと役に立つと思います。