英語で「近い関係の親戚」,「遠い関係の親戚」は違う言い方?
実は「親戚」という単語を英語にすると色々な言い方があります。それらの単語には広い意味で親戚という意味になる英単語がありますので、それぞれの意味と使い分けを詳しく紹介したいと思います。
それでは、「親戚」は英語で何というのでしょうか? ネイティブが実際に使う際の例文を通して細かな使い方を紹介していきたいと思います。
広い意味で「親戚」という意味になる英語 relative
まず最初に紹介するのが、「relative」という単語です。これは広い意味で「親戚」という意味になります。「relative」という単語の発音は「レラティヴ」になります。この単語には結構広い意味があります。
例えば、いとこ、叔母、叔父などの親戚も「relative」と表現出来ます。そして、そういった人たちの子供、親、配偶者などの関係者も「relative」と言います。
しかし、自分の両親、祖父母、兄弟、子供などの「近い間柄の人達」は「relative」ではなく、皆さんもご存じの「family」と表現します。「relative」は「family/family member」よりも少し遠い関係というニュアンスがあります。
そして「少し遠い親戚」は「distant relative」とも表現出来ます。例えば、祖父母のいとこといった親戚は「distant relative」のカテゴリーに入ります。
それでは、実際のネイティブのrelativeの使い方を例文で確認してみましょう。
relative(親戚)の使い方 例文
A: Who was that man at your birthday party?
(あなたの誕生日パーティーに来た男性は誰ですか。)
B: He’s a distant relative. My mother invited him.
(彼は遠い親戚です。私の母親が誘いました。)
A: What are you doing at New Year?
(お正月は何をする予定ですか。)
B: I’m going to spend the day with my relatives in Osaka.
(大阪に住んでいる親戚と一緒に過ごす予定です。)
A: Do you get along well with all your relatives?
(あなたは親戚と仲がいいですか。)
B: Yes, I get along with them all. I’m especially close to my cousins.
(はい、全員と仲いいですよ。特にいとこと仲がいいです。)
A: Do you often meet your relatives?
(あなたは親戚とよく会いますか。)
B: No, I don’t really like them so I avoid meeting them if possible.
(いいえ。私は親戚のことがあまり好きじゃないからできるだけ会う事を避けています。)
「家族の関係者」=「親戚」という意味の英語 relation
もう一つのとても似た言い方として「relation」という言い方があります。この単語の発音は「リレーション」になります。この単語は多くの場合、上記で紹介した「relative」と同じように使う事ができます。
「relation」は「関係」という意味から来ている単語なので、「家族の関係者」というニュアンスを与える単語になります。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。
relation(親戚)の使い方 例文
A: How many people came to your wedding?
(あなたの結婚式に何人の来客が来ましたか。)
B: Only 50 close friends and relations.
(50人の友達と親戚しか来ませんでした。)
A: Who was that woman you were talking to yesterday?
(昨日話していた女性は誰ですか。)
B: She’s one of my relations. I think she’s my dad’s cousin.
(親戚ですね。父親のいとこだと思います。)
A: Do all your relations live nearby?
(あなたの親戚は近くに住んでいますか。)
B: No. Most of them live in the US.
(いいえ。ほとんどアメリカに住んでいますよ。)
A: Who will you spend Christmas with this year?
(今年のクリスマスは誰と一緒に過ごしますか。)
B: Just my close family. I’m not inviting any other relations this year.
(家族だけですね。今年は親戚を誘いません。)
「親戚」・「家族」に関するボキャブラリー
「relative」と「relation」以外には、「親戚」という広い意味を表す単語はあまりないです。英語という言語では、親戚について会話をする時にはもう少しはっきりとした言い方をします。
例えば、いとこについて話しているなら、「親戚」ではなく、はっきり「いとこ」という言葉を使います。ですから、これから最も役に立つ「親戚」に関するボキャブラリーを紹介したいと思います。
いとこ = cousin
I get along well with my cousins.
(私はいとこと仲が良いです。)
義理母・義理父など = ○○-in-law
I don’t like my mother-in-law.
(私は義理母の事が好きではない。)
My father-in-law died last year.
(義理父は去年亡くなりました。)
親のいとこ = second cousin
My second cousins live in Canada.
(親のいとこはカナダに住んでいます。)
祖父母の兄弟 = great-aunt/great-uncle
My great-aunt came to visit on Sunday.
(祖父母の妹(または姉)は日曜日にやってきました。)
ひおじいさん・ひおばあさん: great-grandfather/great-grandmother
My great-grandfather is 100 years old.
(私のひおじいちゃんは100歳です。)
まとめ:親戚は英語で何と言う
まとめると「親戚」は英語で「relative」か「relation」という言い方になります。しかし、英語圏の人は親戚について話す際に具体的な関係を言う傾向があります。
例えば、「いとこ」について話す際には「relative/relation」ではなく具体的に「cousin」という言い方を使います。遠い関係の親戚の場合には「distant relation」と言います。
近い関係の親戚は「close relation」という言い方になります。自分の親、子供、兄弟、配偶者などについて話す際に「family」(家族)という言い方を使います。
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