熱心、やる気がある、モチベーションが高いという意味の英語表現
このeagerという単語は日常英会話でよく使われますが、意外に意味と使い方を知らない英語学習者の方も多いようです。
その為この記事では、eagerの意味と使い方だけではなく、関連するイディオム表現、発音を仕方を紹介しながら、例文を交えてネイティブの使い方を詳しく解説していきたいと思います。
eagerの意味、発音、使い方
この「eager」という単語は形容詞です。発音は「イーガー」または「イーガ」に近いです。アメリカ英語の発音では、最後の「r」をはっきりと発音しますが、イギリス英語やオーストラリア英語では、その最後の「r」は発音しなくても大丈夫です。
この単語の意味は、そのまま使うと「熱心な」という意味になります。つまり、「やる気がある」や「何かをするモチベーションが高い」というニュアンスを与える単語です。
しかし、そのまま使う場合には、使い方が少し限られています。実は「be eager」や「eager + 名詞」という使い方の組み合わせは少し珍しいです。
最もよく使用される使い方としては、副詞の「eagerly」(熱心に)と、不定詞の「eager to + 動詞」という使い方です。「eager to + 動詞」というパターンの使い方については他のセクションで紹介します。
それでは、eagerの形容詞としての使い方を例文で確認してみましょう。
eagerの使い方 例文
A: What’s your new boss like?
(新しい上司はどんな人ですか。)
B: He seems very eager. I think he’s a very active sort of person.
(彼はとても熱心そうな人ですね。彼はとても活発な人だと思います。)
A: Have you found a buyer for your house?
(家を購入する人を見つけましたか。)
B: A woman called about it yesterday. She was very eager.
(昨日ある女性が家について電話をしてきました。彼女はとても熱心な人でした。)
A: Have you been helping your daughter with her homework?
(娘さんの宿題を手伝っていますか。)
B: Yes. She’s not very eager, though.
(そうですよ。しかし、娘はあまり熱心ではありません。)
eager to ~の意味、発音、使い方
次に紹介するのは「eager to + 動詞」というパターンの意味と使い方です。この表現は「しきりに~したがっている」という意味になります。
つまり、「何かをやるにはやる気がある」というニュアンスを与える表現になります。「eager」の次には、どんな動詞の原形をもってきても大丈夫ですが、下記の表現は特によく会話にでてきます。
- eager to please = 心を込めてもてなす、人を喜ばせたい
- eager to help = 人の役に立とうと意欲的である
- eager to start = 始めたくてたまらない
- eager to learn = 勉強熱心である
「not eager to + 動詞」は逆に「~をするにはやる気がない」、「~をしたくない」というニュアンスを与えます。それでは、「eager to + 動詞」というパターンの使い方を例文で確認してみましょう!
「eager to do」(eager to 動詞)の使い方 例文
A: You have been on maternity leave for almost a year, right?
(あなたはもうそろそろ1年間育児休暇していますよね。)
B: Yes, I’m eager to start work again!
(そうですよ! 復職したくてたまらない!)
A: Is your son enjoying elementary school?
(息子さんは小学校を楽しんでいますか。)
B: Yes, he loves it. He’s very eager to learn.
(はい、息子は小学校が大好きです。彼は勉強熱心ですよ。)
A: You have a meeting later with that difficult client.
(あなたは後でその難しい取引先と打ち合わせがありますね。)
B: Yes, I know. I’m not particularly eager to see him.
(そうですよね。正直に言うと、彼にあまり会いたくないんですよ。)
eagerを含んだイディオムと表現
eager beaver
「eager」という単語はイディオムではあまり使われていません。しかし、最も有名な表現として使われいるのが「eager beaver」(またはeager-beaver)という表現です。
この表現は「熱心な働き者」という意味になる表現です。「beaver」は動物の「ビーバー」という意味になります。(つまり忙しく動き回っている)
eager beaverの使い方 例文:
A: What’s your new colleague like?
(新しい同僚はどんな人ですか。)
B: He’s a very eager beaver. He’s always suggesting new ideas in meetings and volunteers for every task. He’s a bit annoying, actually.
(彼はとても熱心な働き者ですよ。彼はいつもミーティングで新しいアイディアを提案したり、どんな作業でもボランティアするタイプの人です。実は彼は少し面倒な人ですよ。)
My Very Eager Mother Just Served Us Nachos
実はこの文章は「惑星の名前を覚えるためのニモニック」(記憶法)です。それぞれの単語の頭文字は惑星名と同じ頭文字になります。日本でも同じコンセプトでこのような覚え方があると思います。
つまり、「水・金・地・火・木・. 土・天・海・冥」(すいきんちかもくどってんかいめい)というやつですね^^。
- Mercury:水星
- Venus:金星
- Mars:火星
- Jupiter:木星
- Saturn:土星
- Uranus:天皇星
- Neptune:海王星
Earth:地球
使い方 例文:
A: It’s really difficult to remember the names of the planets.
(惑星の名前を全て覚える事は難しいですね。)
B: Just remember the mnemonic, “My Very Eager Mother Just Served Us Nachos”.
(「My Very Eager Mother Just Served Us Nachos」という記憶法を通して覚えると楽ですよ。)
「eager」、「eager to do」の意味と使い方:まとめ
まとめると、「eager」という形容詞は「熱心な」という意味になります。しかし、多くの場合「eager to ~」という表現で使われます。
「to + 動詞」を付けると「しきりに~したがっている」という意味になります。「eagerly」という副詞は「熱心に」という意味になります。
また、名詞として使うと「eagerness」という意味になりますが、これも会話にはあまり出てこない少し珍しい単語になります。他にも英語に関する質問がある方は、是非ご連絡くださいね!