studyとlearnの違いとは? 英語で「勉強する」,「学ぶ」は何と言う?

studyとlearnの違いとは? 英語で「勉強する」,「学ぶ」は何と言う?
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studyとlearnの違いと正しい使い方をネイティブの視点で詳しくニュアンスも解説します!

スコット
皆さんこんにちは。カナダ人の英語教師のスコットです。今回の記事では、英語学習者がよく間違えて使ってしまうstudyとlearnの違い正しい使い方と誤った使い方を比較しながら、それぞれのニュアンスと使い分けについて詳しく紹介したいと思います。

私は今でも日本人の中高生や大学生に英語を教える機会がありますが、その時に彼らがよく間違えて使ってしまっている英語がいくつかあります。

それが、今回紹介する「studyとlearn」という二つの単語です。この二つは一見すると似ていますが、使い方やニュアンスはかなり違います。

studyとlearnは、ネイティブの日常会話でよく使われますが、中高生以外にも、意外と多くの英語学習者が使い方の違い、使い分けを間違えているケースが多いです。

それでは、実際のネイティブの使い方を例文を交えながら説明していきたいと思います。

studyの意味と使い方とは? どんなニュアンス?

studyとlearnの違いとは? 英語で「勉強する」,「学ぶ」は何と言う?

まず「study」は日本語で「勉強する」という意味になります。ニュアンス的には「積極的に努力して何かを勉強する」という意味になります。

つまり、「情報を覚える」、「本を読む」、「暗記する事」を指しています。そして「study」という単語には、「アカデミックなニュアンス」が含まれています。

例えば、大学で何かを勉強している場合、「study」という動詞を使います。スポーツや車の運転、ダンスなどのアクティビティーに対しては「study」という動詞を使いませんので、ここは注意が必要です。

そして、「study」の使い方は少し限られています。例えば、「study + 教科」や「study + 言語」という使い方は出来ますが、「study homework」という言い方は出来ません。

例えば、私が英語を教えている日本の中学生はよく「study homework」という表現を使っていますが、正しくは「do one’s homework」という言い方の方がネイティブっぽく自然な言い方です。

そして、他には「study + 大学の専攻」という言い方はよく使われます。この言い方は特に”イギリス英語“でよく使われています。

また、「major in + 大学の専攻」というこの言い方は”アメリカ英語“でよく使われています。

studyの正しい使い方と誤った使い方の比較

studyとlearnの違いとは? 英語で「勉強する」,「学ぶ」は何と言う?

それでは、次に実際にネイティブがstudyを使う際の正しい使い方と誤った使い方を例文で比較していきたいと思います。

studyの正しい使い方 例文

A:What did you major in at university?
(あなたの大学の専攻は何でしたか?)

B:I studied physics at university.
(私は大学で物理を勉強(専攻)しました。)

A:What do you do in your free time?
(あなたは自由時間に何をしていますか?)

B:I study ancient history in my free time.
(私は自由時間に古代史を勉強しています。)

A:What are you doing?
(あなたは何をしていますか?)

B:I’m studying hard. I have an English exam tomorrow.
(私は一生懸命勉強しています。明日英語の試験がありますから。)

studyの誤った使い方 例文

A:Can you drive?
(あなたは運転できますか?)

B:No, but I’m studying driving at the moment.
(私は運転を勉強しています。)

※これは誤った使い方です! 正しい言い方は「I’m taking driving lessons now」または「I’m learning how to drive now.」となります。

A:What are you going to do this evening?
(あなたは今夜何をしますか?)

B:I’m going to study my homework.
(宿題を勉強するつもりです。)

※これもNGです! 正しい言い方は「I’m going to do my homework」となります。

learnの意味と使い方とは? どんなニュアンス?

studyとlearnの違いとは? 英語で「勉強する」,「学ぶ」は何と言う?

次に「learn」は日本語で「学ぶ」、「覚える」、「身に着ける」という意味になります。

そして、「何かのスキルを習得する為に学ぶ」といったニュアンスになります。ですから、何かを練習しながら受身的に学ぶ事に対して使う動詞になります。

一般的に、「study」は「勉強する」というプロセスになります。「learn」の場合は「情報を身に着ける」という「結果」を表す動詞です。

言語を勉強している場合、「study」という動詞を使う事も出来ますが、英語ネイティブは、この場合「Learn」という動詞を使います。

何故なら、外国語を学ぶという事はアカデミックな勉強だけではなく、練習しながら覚えるというニュアンスがあるからです。(スポーツ、運転、ダンスのように!)

ですから、「learn」は「暗記する」というニュアンスも与えます。例えば、「learn a poem」というフレーズは「詩を覚える・暗記する」という意味になります。

また、「learn ○○ off by heart」というイディオムは「暗記する」という意味になりますが、「すぐ言えるように暗記する」というニュアンスが含まれています

「learn」の正しい使い方の例文

A:Can you speak any foreign languages?
(あなたは外国語がしゃべれますか?)

B:I’m learning Italian at the moment. I want to visit Rome in the future.
(私は今イタリア語を勉強しています。なぜなら将来ローマに行ってみたいからです。)

A:Can you drive?
(あなたは運転できますか?)

B:Not yet. I want to learn soon though.
(まだです。でも、いつか習いたいです。)

A:I need to learn how to cook.
(私は料理ができるようになる必要がある。)

B:Yes, everyone should be able to cook. It’s an important skill to learn.
(そうですね。みんな料理はできるはずですね。とても重要なスキルだからです。)

A What did you learn in your English class today?
(今日の英語のレッスンに何を覚えましたか?)

B We learned the names of animals.
(動物の言い方を覚えました。)

※アメリカ英語では「Learn」の過去形・過去分詞は「learned」になりますが、イギリス英語では、「learnt」というバリエーションも使われています。

A:What’s our homework today?
(今日の宿題は何ですか?)

B:We have to learn that poem off by heart.
(あの詩を暗記しなければなりません。)

※「learn ○○ off by heart」の代わりに「learn ○○ by heart」という言い方も使えます。

studyとlearnの違いと使い方:まとめ

まとめると、studyは「自分ひとりで勉強する(特に本等で勉強する)」といった事に対して使います。

しかし、learnは主に「実際に行うスキル(ダンス、言語等)を覚える」といった事に対して使いますので、この点でstudyとは異なります。

そして、Studyは積極的、「Learn」は(簡単に言うと)受身っぽいニュアンスが含まれています。また、「learn」は「身に着ける」という勉強した後の「結果」を表す単語です。

それでは、以上になりますが皆さん如何でしたか^^。今回の記事をご覧になった方で、「こんな時に英語では何て言うの?」、「こんな英語のスラング表現が知りたい!」、「これは英語で何と言う?」といったような質問があれば、是非、当サイトの英語ネイティブライターにご連絡くださいね。ご質問は以下のページからご連絡下さいね^^ 

>>マスターランゲージに質問してみる

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