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universityとcollegeの違いは? アメリカ英語とイギリス英語の違いは?

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英語で大学は何と言う? universityとcollege(カレッジ)はどう違う? 英米の言い方の違いは?


ダン
ダン
皆さんこんにちはアメリカ人のダンです。今回の記事では、意外に知らない人が多いと思います。英語で大学という意味の「universityとcollegeの違い」についてお話してみたいと思います。


皆さんは「universityとcollege(カレッジ)の違い」は分かりますでしょうか。実は同じ英語圏の国でもこの単語の言い方の違いがある大きな理由として「アメリカ英語の大学の言い方とイギリス英語の大学の言い方の違い」がある事が関係しています。

今回の記事では、その二つの英単語の意味の違いを紹介していきたいと思います。そして、これに関する関連する単語として「institute」、「school」の意味と違い、使い方も合わせて紹介したいと思います。

英語・米語以外にも英語圏の国によって「university」と「college」の使い方の違いがありますので、その違いについて同時に説明してみたいと思います。

それでは、「university」と「college」の違いはどんなところなのでしょうか。


universityの意味と使い方は?


universityの意味と使い方は?

先ずは最初に「university」の意味と使い方を紹介したいと思います。universityという単語はどの英語圏の国でも「大学」という意味になります。この単語の発音は「ユニヴァセィティ」になります。

この単語はラテン語のルーツがあります。ラテン語の「universitas magistrorum et scholarium」という表現は「先生と学生のコミュニティー」という意味になります。英語の「university」は、このラテン語の表現が由来になっています。

そして、universityは大学の名前にも付けられている場合が多いです。例えば、「Harvard University」、「Tokyo University」、「Oxford University」などの大学名にも入っています。そして、「University of ○○」という表記の仕方もあります。例えば、「University of Melbourne」や「University of York」などの大学もあります。

英語圏の国では、高校を卒業した18歳からの学生は、univerisity(大学)に通います。イギリスでは、大学は3年間ですが、アメリカなどの国では4年間になります。大学生は「university student」と言いますが、「undergraduate」という言い方もあります。大学院生は「post-graduate」や「master’s student」など呼ばれます。

イギリス人やオーストラリア人は「university」という単語を「uni」(発音:ユニ)に省略する人が多いです。

ちなみにこの省略はアメリカではあまり使われていません。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。


universityの使い方 例文



I’m a university student.
(私は大学生です。)

He graduated from university last year.
(彼は去年大学を卒業しました。)

I will start university in September.
(私は9月から大学に入学します。)

I studied history at Oxford University.
(私はオックスフォード大学で歴史を専攻しました。)





collegeの意味と使い方は?


collegeの意味と使い方は?

次に紹介する「college」という言い方は「university」より複雑な言葉です。先ず、アメリカ英語では「college」は多くの場合「university」と同じ意味になります。つまり、高校卒業した人が通う大学という事です。

そして、「大学生」は「college student」にもなります。アメリカでは、「university」という単語が入っている大学は、一般的に「college」という単語が入っている大学よりも規模が大きい場合が多いです。

また、アメリカでは「community college」という種類の学校があります。この「community college」は高校を卒業した学生向けの教育機関ですが、大学ほど教育レベルは高くないです。例えば、2年間で終了資格を取れる「大学」がそれにあたります。

しかし、イギリス人は大学を「college」と呼びません。イギリスでは大学は必ず「university」と言います。ですが、「college」という種類の学校も存在しています。

その中には「sixth form college」という学校があります。これは日本の高校のシステムに似ています。ここの学校は16歳から通います。「sixth form college」では、大学を目指している生徒が高校レベルの資格を勉強している場所です。

そして、「college of further education」という「college」の種類もあります。「college of further education」とは、アメリカの「community college」のシステムに似ています。

つまり、大学教育ほどレベルは高くありません。似たものとして、日本の専門学校のような場所で「専門的な分野の資格を勉強できる教育機関」という感じになります。そのため、イギリス人が使う「college student」は「大学生」という意味ではなく「高校生」または「専門学生」というニュアンスを与えます。

そして、イギリスでは、大学にもよりますが、大学の中の「college」があります。例えば、オックスフォード大学やケンブリッジ大学には色々な「college」に分けられています。

そういった種類の「college」は大学の中のグループという意味になります。それぞれの「college」は自分の寮などがあります。イギリスのオックスフォードやケンブリッジ大学に申し込む際に、自分の好きな「college」に申し込みます。

それぞれの「college」は違う雰囲気、歴史、評判などがあります。オックスフォード大学とケンブリッジ大学はとても入学が難しい大学ですが、人気のない「college」に申し込むと入れる確率があがるようです。



アメリカ英語でのcollegeの使い方 例文



I’m a college student.
(私は大学生です。)


I start college next year.
(私は来年大学に入学します。)


She graduated from college last year.
(彼女は去年大学を卒業しました。)


He goes to a community college.
(彼は「コミュニティーカレッジ」に通っています。) ※専門学校・短期大学に近い




イギリス英語でのcollegeの使い方 例文



She goes to sixth form college.
(彼女は高校生です。)


He is learning carpentry at his local college.
(彼は専門学校で大工を学んでいます。)


My daughter is at Oxford University. She got into Brasenose College.
(娘はオックスフォード大学で勉強しています。娘はオックスフォード大学のブレイズノーズ・カレッジに入学できました。)





instituteの意味と使い方とは?


instituteの意味と使い方とは?

次に紹介する「institute」とは広い意味のある単語です。instituteは「研究所」、「学会」、「学校」、「学院」といった意味があります。この単語は色々な大学や学校の名前に入っています。

例えば、Massachusetts Institute of Technology (MIT)はとても有名な理系大学の名前ですね。日本では「Tokyo Institute of Technology」という大学もありますね。

この「Institute」の発音はアメリカ英語で「インスティトゥート」になり、イギリス英語では「インスティチュート」になります。それでは実際の使い方を例文で確認してみましょう。


instituteの使い方 例文



My father graduated from Massachusetts Institute of Techology.
(父親はMITを卒業しました。)


My daughter wants to enter Tokyo Institute of Technology next year.
(娘は来年東京工業大学に入りたいです。)





schoolの意味と使い方は?


schoolの意味と使い方について
アメリカ英語では「school」は「学校」という意味になりますが、「大学」という意味にもなります。逆にイギリス英語では「school」は必ず「小学校・中学校・高校」という意味しかありません。イギリス人は大学を「school」と呼びません。

しかし、どの英語圏の国であっても、大学の部によって「school」という単語が入っている場合があります。例えば、イギリスでも「医学部」(医者になる学部)は「school of medicine」と呼ばれます。

そして、「法律部」も「school of law」と呼ばれる場合があります。それでも、医学部や法律部の大学生はあまり「school」という言い方は使いません。


アメリカ英語でのschoolの使い方 例文



My son is at school in Boston.
(息子はボストンで大学に通っています。) ※一般的に「大学」というニュアンスを与える表現です。


I want my daughter to get into a good school.
(娘に良い大学に入ってほしいです。)



イギリス英語でのschoolの使い方 例文



My son is at school in London.
(私の息子はロンドンの学校に通っています。) ※大学ではなく、小・中・高校というニュアンスになります。


I want my daughter to get into a good school.
(娘に良い学校に入ってほしいです。)※大学ではなく、小・中・高校というニュアンスになります。




全ての英語圏の国でのschoolの使い方 例文



My son wants to get into medical school.
(息子は医学部に入りたいです。)


Law school is expensive.
(法律大学院の授業料は高いです。)




まとめ:「university」と「college」の違い


まとめると、「university」という言い方はどの英語圏の国でも「大学」という意味になります。そして「college」という言い方は国によって違うニュアンスがあります。

アメリカ英語では「college」は主に「大学」と同じ意味になりますが、イギリス英語で「college」は一般的に「高校」や「専門学校」というニュアンスを与えます。以上になります。

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