used toとwouldの違い、使い分けを例文付で詳しく解説

「used to」という英語はどのように使うのでしょうか?
目次

used toとwouldの違い・他の類似英語表現も紹介

皆さん、こんにちは。今回の記事は当サイトの読者の方から頂いた質問に答えてみたいと思います。今回の質問は「used toの使い方・用法」と「wouldとの違い」という英文法のテーマについてお話したいと思います。

それでは、実際に頂いた質問はこちらになります!

読者の方の質問:

はじめまして。「used to」の使い方を教えてください!

他にも似ている英語表現があれば教えてください! よろしくお願いします。

まずはご質問ありがとうございました。これは凄く良い質問なので多くの英語学習者に役に立つ情報になると思います。それでは「used to」という英文法はいつ使うべきなのでしょうか。

used toの意味と使い方

まず最初にこの「used to+動詞(原形)」という文法は「過去の習慣・過去の状態」というコンセプトを表すために使う文法です。

「昔はよくやっていたけど現在はしていない」というニュアンスも含まれています。では、例文で詳しい使い方を覚えていきましょう!

used toの使い方 例文:

I used to eat cereal every morning.
(私は毎朝シリアルを食べる習慣があった。)
※「今は違う物を食べている」というニュアンスが含まれています。

She used to take piano lessons.
(彼女は(前に)ピアノレッスンを定期的に受けていました。)
※「今は受けているかどうか不明です」というニュアンスが含まれています。

I used to go to bed at 10pm every night.
(私は毎晩10時に寝る習慣があった。)
※「今は違う時間に寝る」というニュアンスが含まれています。

There used to be a supermarket here.
(昔、ここにスーパーがありました。)
※「だけど、今はスーパーがない」というニュアンスが含まれています。

used to~を否定文にした際の使い方

否定文にした場合には「didn’t used to ~」というパターンになります。

She didn’t used to play tennis.
(彼女は昔テニスをやる習慣はなかった。)
※「だけど、今はテニスをやっているかもしれない」というニュアンスが含まれています。

He didn’t used to wear jeans.
(彼は昔ジーパンを穿く習慣はなかった。)
※「だけど、今はよくジーパンを穿く」というニュアンスが含まれています。

used to~の疑問文としての使い方

次にused to~は疑問文としても利用可能です。

Didn’t you used to live here?
(あなたはここに住んでたよね?)

Did he used to come to this school too?
(彼もこの学校に通っていたの?)

「過去の習慣」を表す文法

「Used to」の代わりに「would+動詞(原形)」というパターンも使う事も出来ます。しかし中には微妙な違いがあります。例文で紹介していきます。

When I was young, I would get up early every morning.
(私が若い頃、毎朝早く起きる習慣があった。)
※「だけど、今は違う」というニュアンスが含まれています。

When I was at university, I would study until late every evening.
(私が大学の頃、毎晩遅くまで勉強する習慣があった。)

それでは、「used to」と「would」の違いは具体的にどんなところなのでしょうか? 「used to」と「would」には使い方の違いがあります。

used toの意味と使い方

used toと使う場合には「~の頃」や「昔」のようなフレーズを使わなくても大丈夫ですが、「would」を使う場合、「過去を表す」表現を使った方が良いです。

何故なら、「過去」というコンセプトは「used to」に入っていますが、「would」には他の使い方があります。ですから「過去の話だ!」とはっきり表現した方が良いです。

少しわかりづらいので以下の例文でみていきましょう。

used toの使い方 例文:

I used to get up early.
(私は(昔、過去)早く起きる習慣があった)
※「used to」を使っていますので「過去の習慣」というコンセプトは自動的に含まれています。

I would get up early.
※この文章には二つの意味があります。「私は早く起きる習慣があった」という意味がありますが、「(あなたは)早く起きた方がいいよ」というアドバイス的な意味にもなります。

ですからこのような場合は「過去」を表す節を使うべきです。

When I was young, I would get up early.
(私が若いころ、早く起きる習慣があった。)
※「When I was young」という過去を表す節が入っていますので、当然「過去の習慣」という意味になります。

wouldを使う場合

「used to」は多くの動詞と一緒に使えますが、「would」の使用は限られています。「would」は「love」(大好き、愛する)、「like」(好き、好む)、「hate」(大嫌い、嫌う)などの「状態動詞」と一緒に使う事は出来ませんので注意しましょう。

それでは以下の例文で使い方を確認していきましょう。

例文:

I used to love playing tennis.(正しい使い方)
I would love playing tennis.(間違った使い方)
(私は(昔)テニスをするのが大好きだった。)

I used to hate natto.(正しい使い方)
I would hate natto.(間違った使い方)
(私は納豆が大嫌いだった。)

「used to」の使い方は「would」よりも広いので、分からない場合「used to」を使ってみましょう^^

「used to」という英語はどのように使うのでしょうか?

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアよろしくお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

スピーキング力アップにお勧めのメソッド教材

当サイトの記事を書いてるネイティブのライターが制作から編集までを行った英語のニュアンスも完璧なメソッド系英会話教材「English Reboot」をご紹介します。

この教材は、日本の中学校で教えられている英会話において基礎になるベーシックな英語知識(文法)を”ゼロから頭脳にインストール”するというコンセプトの教材になっています。

当教材は合計で「12のセクション」で構成されています。中学校の1,2,3年生の時に学習した基礎英文法をステップバイステップでメソッドにより学んでいきます。

「English Reboot」は以下の学習ステップに沿って”英語を話す為の基礎知識”を固めていき、実際の英会話で使われている「文法パターン」を使い繰り返し「アウトプット訓練」を行っていきます。

STEP1:リスニング
STEP2:リピーティング
STEP3:シャドーイング
STEP4:プラクティス
STEP5:ディクテーション

英語の知識や英単語を沢山知っているが「いざ英会話となるとさっぱり話せなくなる」といった英語学習者の為にアウトプットとリスニングに重点をおいた英語教材になっています。

英語初心者の方でもお使い頂ける学習内容・レベルになっていますので、英語の勉強をゼロからやり直したい方、英語を話せるようになりたい方にはお勧めの学習メソッドです。

英語を話す事に特化した教材 English Reboot(イングリッシュリブート)

スポンサーリンク

目次