英語で「目標」や「ゴール」という際 aimとtargetのどちらを使う? goalとの違い、ニュアンスの違いは?
皆さんこんにちは。マイケルです。今回の記事では、意味が似ている英単語のニュアンス・使い方の違いとして「aimとtargetの違い」についてお話してみたいと思います。
この二つの単語は「目標・ゴール」といった意味になりますが、厳密に言うと微妙なニュアンスの違い、使い方の違いがあります。
英語ネイティブはそういった微妙なニュアンスの違いを使い分けていますので、そういったニュアンスの違いを実際に使える例文で紹介したいと思います。
例文で使い方をしっかり理解すればネイティブのように単語を使えるようになると思います。それでは先に「target」の方が分かりやすいのでここから始めましょう。
targetの意味と使い方
先ずは「target」の意味をクローズアップしてみましょう。target(発音:ターゲット)とは、日本語同様に「目標」や「標的」という意味になる名詞です。この単語はスポーツの話やビジネスの話でよく使われています。
スポーツの話の場合には、「標的物」や「的」という意味になります。つまり、とても正確な標的物という意味を表す単語です。一方、ビジネスでの場合には、「正確な金額・数字・目標」というニュアンスを表す単語になります。
例えば、「今日の売上目標」は「today’s sales target」という表現になります。この場合は具体的な金額になります。
まとめると、targetは「具体的な目標・標的」というニュアンスを与える名詞です。targetは一般的に名詞として使いますが、ビジネス会話では動詞としても使います。つまり、「目標にする、「標的にする」という意味になる動詞の使い方です。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。
targetの使い方 例文
A: What’s this month’s sales target?
(今月の売り上げ目標はどのくらいですか。)
B: The target is to sell 500 books.
(目標は500冊の本を販売することです。)
A: Why is your boss angry?
(上司はどうして怒っているの。)
B: He said we didn’t achieve our profit target last year.
(彼によると去年の利益目標を達成することが出来なかったそうです。)
A: How did your English test go?
(英語の試験はどうでしたか。)
B: Really well! I beat my target of 800 points!
(うまくいったよ! 800点という目標を超える事ができた!)
A: What kind of people are you targeting with this magazine?
(この雑誌ではどんな読者をターゲットとしていますか。)
B: The magazine targets women in their forties.
(この雑誌は40代の女性をターゲットとしています。)※動詞としてのtarget
aimの意味と使い方 targetとの違いは?
次は「aim」という単語をみていきましょう。この単語は元々動詞として使われています。動詞として使うと「狙う」、「向かう」という意味になります。名詞として使うと「狙うこと」や、「目標」という意味になります。
しかし、「target」と違って、「aim」は「具体的な金額・数字・標的」ではなく、「狙っているゴール」というニュアンスを与える単語になります。
例えば、「東大に入ること」や「会社を作ること」、「英語を話せるようになること」などの目標になります。つまり、「aim」は「努力して何かを狙う」というもう少し曖昧なニュアンスを与える単語です。それでは、ニュアンスを覚えるために実際の使い方を例文を見てみましょう。
aimの使い方 例文
A: What is your aim for next year?
(来年の目標は何ですか。)
B: I want to get into a top university.
(私は一流大学に入りたいです。)
A: What are this lesson’s aims?
(この授業の目標は何ですか。)
B: The main aim for this lesson is to introduce the passive tense.
(このレッスンの目標は受動態の文法を紹介することです。)
A: When do you aim to open your shop?
(店はいつくらいから営業を始めるつもりですか。)
B: The aim is for it to be open by Christmas.
(クリスマスまでに営業を始めようとしています。)
goalの意味と使い方
もう一つの関連語として「goal」という単語の意味と違いを紹介していきたいと思います。これは「aim」にとても似ていますが、名詞としてしか使えないという点が異なります。そして、「goal」は「aim」より「長い目標」というニュアンスを与えます。
つまり、「ずっと努力した後の最後の目標」といったニュアンスを表す単語です。しかし、一般的に名詞の「aim」と同じように使えます。文章の説明だけだと分かりづらいと思いますので、実際の使い方を例文で確認してみましょう!
goalの使い方 例文
A: Do you have any goals you want to achieve next year?
(来年達成したい目標はありますか。)
B: Yes, I’d like to get a promotion at work.
(はい、仕事で昇進したいと思います。)
A: Our company’s goal is to become the best in our field.
(弊社のゴールはこの分野でナンバーワンになることです。)
B: I hope you achieve it!
(それが出来たらいいね!)
A: Do you think you are a perfectionist?
(自分は完璧主義者だと思いますか。)
B: Yes, I always feel bad if I don’t achieve my goals.
(はい。目標を達成しないと嫌な気持ちになります。)
まとめ: aimとtargetの違い
まとめると、「aim」と「target」と「goal」は全て「目標」という意味として使うことができますが、それぞれ微妙なニュアンスの違いがあります。「target」は主に「具体的な数字・金額」などの「目標」について話す際に使います。
「aim」は「狙っていること」という意味になります。そして、「goal」も「狙っていること」と同じ意味になりますが、もう少し”長期的な目標”について話す際に使います。これで以上になりますが、他にも英語に関する質問があれば、是非ご連絡くださいね!