ネイティブも間違えやすい!? ensureとinsureの違い
皆さんこんにちは。スコットです。この記事では、意味が似ている二つの間違いやすい単語として「ensureとinsureの違い」、そして関連語の「assureの意味と使い方」についてお話ししてみたいと思います。
この単語が発音がとても似ていることから、英語ネイティブもよく間違えることがあります。しかし、発音が似ていても意味はだいぶ異なります。
そこで今回は「ensureとinsureの具体的な意味と正しい使い方」について、実際の例文を交えて詳しくを紹介したいと思います。それでは、まず最初にensureの意味から説明していきます。
ensureの意味と使い方・単語の由来について
この「ensure」という単語は動詞です。この単語の意味は「確かにする」や、「確保する」、「(危険などから)守る」という意味になります。「ensure」はフランス語が由来の単語になります。
「en」は「~にする」という意味になり、「sure」は「確実に」という意味になります。この二つの部分を合わせることによって「確かにする」、「確保する」という意味になります。日常英語でよく使う「make sure」という表現もこれと同じ意味です。
この動詞は「他動詞」なので、目的語と一緒に使う必要があります。そして、この単語は動詞としてしか使えません。また、名詞のバージョンはありません。
それでは、実際の英語ネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。
ensureの使い方 例文
A: This package contains contains glass, so please be careful.
(このパッケージにはガラスのものが入っていますので気を付けてください。)
B: I understand. I will ensure that nothing is placed on top of it.
(わかりました。確実に上に何も載せないようにします。)
A: What medicine do you recommend for insomnia?
(不眠症にはどんな薬をお勧めしますか。)
B: Taking this herbal medicine before bed will ensure a good night’s sleep.
(ベッドに入る前にこのハーバル薬を飲むことにより熟睡を保証しますよ。)
A: What happens if the team loses this match?
(チームがこの試合に優勝したらどうなりますか?)
B: They’ll be out of the tournament. On the other hand, a win ensures a place in the semi-final.
(トーナメントから落ちる。その一歩、この試合に勝つ事は準決勝戦に進む事を保証する。)
insureの意味と使い方・関連語について
次に紹介する「insure」という動詞は「保険を掛ける」、「保険契約を結ぶ」という意味になります。「insure」は動詞ですが、「insurance」という単語を使うと名詞の「保険」という意味になります。
例えば、「保険会社」は「Insurance Company」という言い方になります。他には、「insurer」(保険業者)や「insured」(保険契約者)という関連語もあります。
「insure」は上記に紹介した「ensure」と同じように「他動詞」なので、目的語と一緒に使う必要があります。例えば、「insure one’s car」(車に保険を掛ける)といった使い方が出来ます。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう!
insureの使い方 例文
A: Let me show you my collection of designer bags.
(ブランドバッグのコレクションを見せたいよ。)
B: Wow, these are gorgeous! You should definitely insure them against theft!
(わお!素敵ですね!絶対に盗難保険を掛けた方がいいよ!)
A: Which company did you use to insure your car?
(車に保険を掛けた時に何の会社を使いましたか。)
B: I used XYZ Insurance. They were the cheapest.
(XYZ保険という会社ですよ。一番安かったです。)
A: Why is my take-home salary so low?
(なんで手取り給料がこんなに低いの?)
B: Because you have to pay tax, pension and health insurance from your gross salary.
(給与総額から税金、年金、健康保険が取られるからです。)
assureの意味と使い方、イギリス英語特有の使い方とは?
もう一つの関連語があります。それは「assure」という動詞です。この動詞は「確かであることを伝える」、「保証する」という意味になります。そして、イギリス英語特有の使い方で「保険を掛ける」という意味もあります。
しかし、この使い方は少し古いので、現在のイギリス英語では「insure」という動詞を使った方がよいと思います。「assure」は動詞ですが、名詞を使いたい場合、「assurance」という単語を使う必要があります。これは「断言すること」という意味になります。
古いイギリス英語では「生命保険」という意味もありますが、現在では「life insurance」という言い方の方が一般的です。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。
assureの使い方 例文
A: Can you fix my car by Monday evening?
(月曜日の夜までに車を修理できますか。)
B: I can. I assure you, I can.
(はい、できます。それを保証しますよ。)
A: Did you find out if your boyfriend was cheating?
(彼氏が浮気しているかどうか確認することができた?)
B: He assured me he wasn’t, but I don’t believe him.
(彼は浮気していないと断言したけど、私はそれを信じていない。)
まとめ:「ensure」と「insure」の違い・使い分け
まとめると、「ensure」と「insure」は発音がとても似ていますが、意味が少し違いますね。「ensure」は「確保する」、「確実にする」という意味になります。
そして、insureは「保険を掛ける」という意味になります。そして、assureという関連語もあります。この単語は「断言する」、という意味になる動詞です。
今回の記事はこれで以上になります。如何でしょうか。他にも様々な英語に関する質問、英語圏のカルチャーに関する質問など。気になる事があれば、是非ご連絡くださいね!