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emptyとblankの違いは何? 「空・無い」,「空いている」という意味になる英語

emptyとblankの違いは何? 「空・無い」という意味になる英語の違い
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英語で「空」,「無い」という意味になるemptyとblankの違いをネイティブが徹底解説


皆さんこんにちは。カイリーです。今回の記事では、一見すると似ている単語「emptyとblankの違い、ニュアンスの違い」についてお話してみたいと思います。



この「empty」と「blank」という単語は、両方とも「」という意味になりますが、それぞれ違う文脈で使われている単語になります。しかし、この二つの単語の意味はとても似ていることから、英語学習者の方はよく間違えてしまう人が多いと思います。

そのため、今回の記事では、「empty」と「blank」の正しい意味、使い方、ニュアンスを実際のネイティブの使い方を例にご紹介していきたいと思います。

それでは、emptyとblankはどのように違うのでしょうか。まずは最初に「empty」という単語の意味をクローズアップしてみましょう。



emptyの意味と使い方、使えない対象物について


emptyの意味と使い方、blankとの違い

empty(発音:エンプティ)は「空(から)」という意味になる”形容詞”です。この単語は主に「器や箱などの立体的な物が空」という際に使う形容詞になります。

そして、「部屋や空間が空」という際にも使う事ができます。しかし、2Dの物(紙など)について話す際に使えません。

形容詞なので、「empty+名詞」というパターンで使います。例えば、「empty box」(空の箱、何も入っていない箱)や「empty room」(誰もいない部屋)といった組み合わせで使えます。

そして、「empty」は形容詞だけではなく、動詞として使う事もできます。動詞として使うと「空にする」という意味になります。つまり、箱や器などに入っている物をとって空にするというニュアンスを与えます。

例えば、「empty the trash can」は「ゴミ箱を空にする」や「empty one’s glass」(グラスに入っている物を全部飲む)といった表現を作る事ができます。それでは、実際の英語ネイティブの使い方を例文で確認してみましょう!


emptyの使い方 例文



A: What’s in that box?
(その箱には何が入っていますか。)

B: Nothing. It’s empty.
(何も入っていないよ。空っぽです。)



A: Who left an empty cup on the table? Put it in the dishwasher if you’re not using it.
(誰が空っぽのグラスをテーブルの上に置いといたの? 使ってないなら食洗器に入れてください。)

B: Sorry, Mom.
(ごめんね、お母さん。)



A: Is the meeting in room 205? I went there but it was completely empty.
(ミーティングは205号室でしたっけ? あそこに行ったけど全く誰もいなかったんだよ。)

B: That’s because the meeting is in room 250, not 205.
(それはなぜなら、ミーティングは205号室ではなく、250号室で行われるからだよ。)



A: The bin is full. Could you empty it into this bag and take it outside?
(ゴミ箱はいっぱいになったよ。ゴミをこの袋に入れて外に出してくれない?)

B: Sure. I’ll do it as soon as I’ve finished washing the dishes.
(いいよ。皿洗いが終わったらやるよ。)





blankの意味と使い方、単語の由来


blankの意味と使い方、単語の由来

まず最初に「blank」の発音は「ブランク」になります。この単語はもう日本語としても使われていると思いますので、意味自体はご存じの方も多いでしょう。

意味は「何も書いていない(紙)」、「白紙」、「空欄」などの意味になります。つまり、「立体的な物」ではなく「紙に何も書かれていない白紙状態」という意味で使う形容詞です。

「blank」は元々「blanc」(=白い)というフランス語が由来になっているようです。そのイメージから英語では「白紙」、「空欄」という意味になりました。

この単語は一般的に名詞か形容詞として使われますが、動詞としても使う事ができます。動詞として使った場合には、「人を無視する」という意味になります。「to blank 人」というパターンで使います。それでは、実際の英語ネイティブの使い方を例文でみてみましょう。


blankの使い方 例文



A: Mr Jones, I forgot my notebook today.
(ジョーンズ先生、私は今日ノートを忘れてしまいました。)

B: That’s ok. Just use a blank piece of paper.
(大丈夫ですよ。この白紙(の用紙)を使ってください。)



A: Where do I sign my name?
(名前はどこでサインすればいいですか。)

B: Sign your name in that blank box at the bottom of the page.
(紙の下の方にある空欄にサインしてください。)



A: What do we have to do for this exercise?
(このエクササイズでは何をすればいいですか。)

B: Listen to the dialog and write the missing words in the blanks.
(ダイアログを聞いて空欄を単語で埋めます。)



A: Why are you blanking me?
(あなたはどうして私を無視しているの?)

B: I’m not blanking you. I’m just still angry about our fight yesterday.
(無視していないよ。ただ、昨日の喧嘩でまだ怒っているだけですよ。)





「空いている」という意味になる vacantの意味と使い方


「空」という意味になる vacantの意味と使い方

次に紹介したい関連語として「空いている」という意味になる「vacant」という単語です。この単語の発音は「ヴェイカント」になります。この形容詞も「空の」という意味になりますが、主に部屋やアパート、家、カースペースなどの「広いスペースが空いている」という際に使う単語になります。

名詞として使うと「vacancy」になります。それでは、実際の使い方を例文を通して覚えていきましょう!




vacantの使い方 例文



A: That hotel is full, as usual.
(そのホテルはいつも通りいっぱいですね。)

B: Yes, there are never any vacant rooms.
(そうですね。空いている部屋はいつもないね。)



A: Is this a dangerous area?
(このエリアは治安が悪いのかな。)

B: Yes. That’s why there are so many vacant apartments.
(そうだね。だから空いているアパートいっぱいあるんだよ。)



A: Where shall I park the car?
(どこに車を停めればいいですか。)

B: That spot over there is vacant. Park it there.
(あそこのスペースは空いていますよ。あそこで止めて。)





まとめ:「empty」と「blank」の違い


まとめると、「empty」と「blank」は同じように「空の」という意味になりますが、「empty」は「空の器、箱、部屋」という意味になり、「blank」は「空の・何も書いていない紙」という意味になります。

そして、「空欄」という使い方もあります。他にも「vacant」という関連語もあります。これは「空いている部屋、駐車場、スペース」という意味になる単語です。

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