英語で「時間がギリギリ」、「ギリギリセーフ」は何と言う?
この「ギリギリ」や「ギリギリセーフ」、「時間がギリギリ」などの表現を英語にすると色々な言い方があります。一つの表現だけではなく、英語だと色々な表現の仕方がありますので、今回の記事ではそれぞれの英語表現のニュアンスや使い方を解説していきたいと思います。
「ぎりぎり」という擬態語は日本語の会話の中で様々なシーンで多用されています。例えば、「時間の話」、「お金の話」、「数の話」といった場合に使う事が多いと思います。
そして、もう一つの使い方としては「全くの余地がない状態」という意味で使う場合です。それでは、「ギリギリ」や「ギリギリセーフ」は英語で何というのでしょうか。
英語で「ギリギリ」という意味の「the last minute」の使い方
先ず最初は、「the last minute」という表現をクローズアップしていきましょう。この表現を直訳すると「最後の1分」という意味になりますが、結局は「ギリギリまで」や「ギリギリ間に合う」などのニュアンスを与えます。
この表現を英語にした場合に最も使える言い方としては「do ~ at the last minute」や「leave ~ to the last minute」という表現があります。それでは、実際の使い方を例文で確認していきましょう。
the last minuteの使い方 例文
A: Why do you always do your homework at the last minute? You should have started it earlier.
(どうしていつもぎりぎりまで宿題をしないの? もっと早く勉強し始めた方が良かったのに。)
B: Sorry mum. I just didn’t understand how to do it.
(ごめんね、おかあさん。やり方が分からなかったからだよ。)
A: I waited until the last minute but my boyfriend never came.
(私はギリギリまで待っていたけど、彼氏は来なかった。)
B: You should dump him.
(彼と別れた方がいいよ。)
A: I was studying for the test until the very last minute.
(私はテストの前にギリギリまで勉強していました。)
B: You should have organised your time better.
(時間をもう少し上手に管理するべきだったね。)
「ぎりぎりで間に合う」という意味になる「just in time」の使い方
英語で「間に合う」は「be in time (for ~)」と表現します。「間に合う」という表現とよく一緒に使われる「ぎりぎり」という言い方は「just」や「only just」という言い方で表現出来ます。
つまり、「to be just in time」や「be only just in time」といった言い方になります。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。
just in time、only just in timeの使い方 例文
A: I was only just in time for the train.
(私はぎりぎりで電車に間に合いました。)
B: You should have left home earlier!
(もっと早く家を出るべきだったね。)
A: He made it just in time for the concert to start.
(彼はぎりぎりでコンサートのスタートに間に合いました。)
B: He’s always late to things.
(彼はいつも遅れているタイプだね。)
A: The teacher made it to school just on time.
(先生はぎりぎり間に合って学校に着きました。)
B: That’s not good. Teachers should always arrive early.
(それはよくないね。先生は必ず早く学校に着くべきだね。)
「ぎりぎりだ」、「ぎりぎりだった」という意味になる「close」の使い方
「ぎりぎりだ」という表現は英語で「be close」という形容詞を使います。これ以外にも「close」が含まれたイディオムや表現が数多くあります。
例えば、「a close shave」というイディオムは日常英会話でよく使われます。このイディオムは「ギリギリセーフ」というニュアンスを与える表現になります。
それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。
be closeの使い方 例文
A: Wow, that was close! I was almost late again for school!
(やばい、ぎりぎりだった! 後もう少しでまた学校に遅れちゃったね!)
B: You need to get up earlier!
(あなたはもっと早く起きないとだめだよ!)
A: That was a close shave! I almost got run over then!
(ぎりぎりだったんですよ! 後少しで車に轢かれるところだったよ。)
B: You must look before you cross the road!
(道路を渡る時に必ず確認しないとだめだよ!)
「ギリギリ間に合う」や「ギリギリセーフ」という意味になる「just make it」の使い方
もう一つの「ギリギリだ」という意味になる英語表現として「to just make it」という言い方があります。これは「ギリギリ間に合う」や「ギリギリセーフ」というニュアンスを与える表現です。
この表現はイディオムに近いので日常会話で非常によく使います。この表現も役に立つので必ず使い方を覚えておきましょう。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。
to just make itの使い方 例文
A: Did Fred catch his train?
(フレッドは電車に乗れた?)
B: Yes, he just made it.
(そうですよ。ギリギリ間に合った。)
A: Was that a home run?
(それはホームランだったの?)
B: Yes, the batter just made it!
(そうだよ!バッターはギリギリセーフだった!)
わずかに、かろうじて「ぎりぎりだった」という意味になる「barely」の使い方
最後に紹介する「barely」という副詞は日本語で「わずかに」、「かろうじて」という意味になりますが、「ギリギリ」という言い方もあります。この単語は副詞なので、動詞や句動詞と一緒に使う必要があります。例えば、
barelyの使い方 例文
I barely made it.
(ギリギリセーフだった。)
I barely passed the exam.
(試験にギリギリ合格した。)
「かろうじて」という意味になる「narrowly」の使い方
もう一つの似た言い方として「narrowly」という副詞があります。この副詞も「かろうじて(ギリギリ)」という意味になります。
それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。
「barely」の使い方 例文
A: Did you pass your math exam?
(数学の試験に合格できましたか。)
B: Only narrowly. I didn’t really study.
(うん、ギリギリだった。あまり勉強しなかったからだね。)
A: How was the game? Did you win?
(試合はどうだった?勝ったの?)
B: No, we lost narrowly.
(いいえ、ギリギリ負けたよ。)
まとめ:「ギリギリ・ギリギリセーフ」は英語で何という?
まとめると、英語では「ギリギリ」という意味になる表現は数多くあります。今回の記事では最もよく使われる表現を中心に紹介してみました。特に覚えておく役に立つ表現はこちら:
- do ~ at the last minute
- leave ~ to the last minute
- be just in time
- close/a close shave
- to just make it
- barely/narrowly
これで以上になりますが、他にも英語に関するこんな質問がしてみたい! 英語の勉強法についてアドバイスが欲しい! という方は是非ご連絡くださいね。当サイトの英語ネイティブのライターが読者の方から頂いた質問に答えます!