句動詞 make outの意味と使い方とスラングの意味を徹底解説
この「make out」という表現はネイティブの日常会話でよく使われますので、意味と正しい使い方を覚えるべき句動詞だと思います。
実は「make out」という表現には色々な意味と使い方があります。また、make outはスラングとしての使い方もあります。
以上の事から英会話をマスターしたい方は、これらの意味と使い方をしっかり覚えましょう。また、ネイティブの使い方をマスターする為に、例文を通して「make out」の正しい使い方を紹介したいと思います。
「成功する」,「上手く行く」という意味の make outの使い方
最初に紹介する「make out」の意味は「成功する」、「上手く行く」という使い方です。これは日常的な表現なので、主に「会話」で使われます。そして、ライティングではあまり使いません。
また、この表現は主に「アメリカ英語」で使われています。イギリス英語ではこの文脈で「make out」をあまり使いません。
この文脈の「make out」は殆どの場合「疑問文」で使われています。肯定文で使う場合は少ないです。「How is 人 making out?」というパターンで使う場合が多いです。
それでは、例文を通して実際のネイティブの使い方を確認してみましょう。
「成功する」,「上手く行く」という意味の「make out」の使い方 例文
A:How is Bob making out in his new job?
(ボブの新しい仕事は上手くいってるの?)
B:He’s making out well. He thinks he can get a promotion next year.
(彼の仕事は上手くいっているみたいだよ。彼は来年昇進できると思っているらしいです。)
A:You had an exam yesterday, right? How did you make out?
(昨日試験を受けたでしょう。どうだった?)
B:I think I did ok. I get my results back next week.
(上手くいったと思うよ。来週に結果を受け取ります。)
「分かる・見える・見分ける・聞き分ける」という意味の make out
もう一つ会話によく出る「make out」の使い方としては「見える」、「見分ける」、「聞き分ける」という意味です。これは主に「見にくい・読みにくい・聞きにくい」といった事に対して使う表現になります。
この表現は全ての英語圏の国で使われている表現なので、必ず使い方を覚えておいた方がよいと思います。この「make out」の使い方は、疑問文や肯定文でも使われます。それでは、例文で実際の使い方を確認してみましょう。
「分かる・見える・見分ける・聞き分ける」の make outの使い方 例文
A:His handwriting is really bad. Can you make out what this says?
(彼の字は汚いね。これは何と書いてあるのか分かりますか?)
B:No, sorry, I can’t read that!
(あ、ごめんなさいね。それは読めない!)
A:The sound quality on this DVD is really poor. I can’t make out what the actors are saying.
(このDVDの音質は非常に悪い。俳優が何を言っているのか聞き取れない。)
B:Me neither. We should get a refund.
(僕もそう思うよ。お金を返してもらった方がいい。)
「書き入れる」という意味の make outの使い方
この使い方は少しマニアックですが、シチュエーション的には「小切手やインボイス・領収書を書く」という際に使うような表現になります。例えば、小切手を書く際「誰かのビジネスの名前を書く」という必要がありますね。
そんな時に「誰の名前を書けばよいのか?」と尋ねたい場合には「make out」という句動詞を使います。つまり、この句動詞は「書き入れる・名前を書く」という意味になります。
この「make out」は先ほど紹介した「make out」と違って、「make」と「out」 の間に”目的語“を入れます。つまり、「make it out」や「make the check / cheque out to ○○」などのパターンを使います。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。
「書き入れる・書く」という文脈の make outの使い方 例文
A:I can pay by check, right? Who should I make it out to?
(小切手で支払いしても大丈夫ですよね。誰の名前を書けばよいですか。)
B:Make it out to Peter Johnson. Thanks.
(ピーター・ジョンソンにしてください。ありがとう。)
A:Oh no!
(やばい!)
B:What’s wrong?
(どうしたの?)
A:The customer made out the check to the wrong name. I need to contact them to get our payment.
(客は小切手を書いた時に間違って名前を書き入れてしまった。連絡してもう一度支払いをしてもらわなきゃならない。)
「キスをする」、「イチャイチャしたりする」という意味の make outの使い方
最後の「make out」の使い方は、スラングの意味と使い方です。このスラングは元々アメリカ人の若者のスラングでしたが、現在は世界中の英語圏の国々でも通じます。
このスラングのニュアンスは、「恋人とキスする」、「イチャイチャしたりする」という意味になります。「make out」は日常会話のスラングですが、映画のスクリプト、歌詞、テレビ等にもよく出てきますので、必ず意味と使い方を覚えた方がよいと思います。
「キスしたりイチャイチャする」という意味の「make out」の使い方 例文
A:You know Dave, right? I made out with him after the party last night!
(デイヴの事を知っているでしょう? 私は昨日のパーティーが終わった後に彼とキスしたりイチャイチャしたのよ!)
B:Really? Wow! You’re so lucky – he’s hot!
(まじで? すごい! あなたはラッキーだね! 彼は超かっこいいね!)
A: Did you make out with that girl you like?
(君は好きな女性とキス出来た?)
B: No. She’s already got a boyfriend.
(いや。彼女にはもう彼氏がいるって。)
まとめ:「make out」の意味と使い方
まとめると、「make out」という句動詞には色々な意味と使い方があります。英会話をマスターしたい方は、この句動詞の全ての意味と使い方を覚えておくと役立つと思います。
- 成功する・上手く行く
- 分かる・見える・見分ける・聞き分ける
- 書き入れる
- キスしたり・イチャイチャしたりする
以上になります。他にも日常会話で役立つ英語表現や英語の勉強の仕方、英会話上達など、英語学習に関する質問があれば、是非当サイトのライターにご連絡くださいね!