many、much、a lot ofの違いと意味、使い方を詳しく紹介
「many」、「much」、「a lot of」という単語の使い方を間違えると、伝えたい意味自体は通じると思いますが、とても外国人っぽい英語の使い方で不自然に聞こえてしまいます。
自然でネイティブのような英語を話せるようになる為には、「many」、「much」、「a lot of」という単語の正しい使い方をマスターした方が良いと思いますので、実際にネイティブが使うような例をみながら自然な使い方マスターしてみましょう。
実は「many」、「much」、「a lot of」は全て「沢山の」、「多くの」という意味になります。しかし、厳密に言うとそれぞれ使い方が違います。
manyの意味と使い方、ニュアンスは?
最初に「Many」は形容詞で、可算名詞(数えられる物)の前において使います。例えば、「many books」(多くの本)、many people(多くの人)というフレーズで使う事が一般的です。
しかし、「water」や「time」のような不可算名詞の前において使う事は出来ません。英語の日常会話では「many」は主に否定文で使われています。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。
manyの使い方 例文:
Many people think English is difficult.
(多くの人々は英語が難しいと思っています。)
I don’t have many CDs.
(私はCDはあまり持っていません。) ※この使い方は「~は少ない」や「あまり~ない」という意味になります。
I don’t have many friends.
(私には友達が少ないです。)
I have many books.
(私は多くの本を持っています。) ※文法的に正しい使い方ですが少し不自然な言い方です。ネイティブは「I have a lot of books」や「I have lots of books」という表現を使います。
muchの意味と使い方、ニュアンスは?
この形容詞は不可算名詞の前において使います。上記の「many」と同じように、主に否定文と疑問文で使われています。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。
muchの使い方 例文
I don’t have much money.
(私はお金があまりない。)
Did you drink much water?
(沢山の水を飲みましたか?)
He doesn’t have much time.
(彼は時間があまりない。)
I have much time.
(私は時間が沢山あります。) ※この言い方は文法的には間違っていませんが、少し不自然です。ネイティブは「I have a lot of time」という表現を使います。
a lot of、lots ofの意味と使い方、ニュアンスは?
この形容詞フレーズはとても役に立ちます。可算名詞でも、不可算名詞の前でも使う事が出来ます。そして、否定文、疑問文にも使う事が出来ますが、肯定の文章の方が多いです。「lots of」の方がカジュアルな言い方になります。
a lot of、lots ofの使い方 例文:
I have lots of time.
(私には時間が沢山あります。)
He has a lot of money.
(彼はお金が沢山あります。)
Do you have a lot of books?
(あなたは沢山の本を持っていますか?)
A lot of people enjoy J pop.
(多くの人々はjポップが好きです。)
I don’t have a lot of friends.
(私は友達が少ないです。)
many、much、a lot ofの意味・使い方のまとめ:
「many」は可算名詞と一緒に使います。そして、主に否定文、疑問文で使います。そして「much」は不可算名詞と一緒に使います。主に否定文、疑問文で使います。
「a lot of」は可算名詞、不可算名詞と一緒に使えますが、肯定の文章の方が多いです。これは最も自然な言い方になります。