英語でカボチャ(南瓜)はパンプキン以外の言い方もあるの?
今日のテーマである「かぼちゃ」という名称の日本野菜は多くの場合、英語にすると「pumpkin」と翻訳されますが、実は他にも言い方があります。
そこでこれから、カボチャという意味になる英語の色々な言い方を紹介しながら、実際に日常会話で使える例文を通して単語の使い方を紹介していきたいと思います。
それでは、「かぼちゃ」は英語で何というのでしょうか。
英語でかぼちゃという意味のpumpkin
先ず最初に英語で「かぼちゃ」という際に最もよく耳にする「pumpkin」という言い方にクローズアップしてみましょう。「かぼちゃ」はよく「pumpkin」(パンプキン)に英訳されていますが、実はかぼちゃという野菜は「pumpkin」ではありません。一見すると、かぼちゃは「pumpkin」と呼ばれる野菜と似ています。
しかし、かぼちゃは「pumpkin」ではありません。「pumpkin」という野菜は、必ず「皮がオレンジ色でかぼちゃよりサイズが大きい」タイプのものを指します。
アメリカ人がハロウィンの時に飾るパンプキンは本当の「pumpkin」です。しかし、かぼちゃを「pumpkin」に英訳すると英語圏のネイティブにはとても分かりやすいので、一応使っても大丈夫な言い方だと思います。
日本のかぼちゃの事を英語でもっと分かりやすく説明するためには「Japanese pumpkin」や「kabocha pumpkin」という言い方にした方が良いと思います。それでは、実際の「pumpkin」の使い方を例文で確認してみましょう。
pumpkinの使い方 例文
A: This soup is delicious. What’s in it?
(このスープはおいしいですね。何が入っているかな。)
B: This orange vegetable is called “kabocha”. It’s a Japanese pumpkin.
(このオレンジ色の野菜はかぼちゃといいます。日本のパンプキンですよ。)
A: What vegetables do you like?
(何の野菜が好きですか。)
B: I like kabocha pumpkins because they’re sweet.
(私はかぼちゃが好きです。何故なら甘いからです。)
A: Did you buy a pumpkin at the supermarket?
(スーパーでパンプキンを買った?)
B: Yes, I bought this. It’s a kabocha pumpkin.
(はい、これを買ったよ。かぼちゃパンプキンだって。)
英語で「かぼちゃ」(カボチャ類)という意味の「squash」という言い方
次に紹介するかぼちゃの言い方は「squash」という言い方になります。実は英語で「かぼちゃ」という場合「pumpkin」ではなく「squash」といった方が正しいです。
「squash」は「Cucurbita」という「生物分類の属(カボチャ属)」の言い方です。
日本のかぼちゃとアメリカのパンプキンは両方とも「Cucurbita」の種類です。「Cucurbita/squash」という種属の中には色々な野菜が含まれています。
例えば以下の野菜は全て「squash」の種類になります。ズッキーニも「squash」の種類になります。
- pumpkin
- kabocha
- butternut squash
- zucchini/courgette
そのため、「日本のかぼちゃ」という種類の野菜は正しい英語では「squash」になります。しかし、先程の話の通り「squash」には種類が多いです。
もっと細かく言うならば、かぼちゃは「kabocha squash」または「Japanese squash」と言います。それでは、実際の例文を通して「squash」の使い方を覚えてみましょう。
squashの使い方 例文
A: What are you cooking tonight?
(今夜は何の調理をしていますか。)
B: I’m cooking kabocha squash pie.
(かぼちゃパイを作っていますよ。)
A: Are there any foods you don’t like?
(嫌いな食べ物はありますか。)
B: I don’t like squash.
(私はかぼちゃが嫌いです。)
A: What’s your son’s favourite food?
(息子さんの好きな食べ物は何ですか。)
B: He likes Japanese squash the best.
(彼の一番好きな物はかぼちゃです。)
英語で「かぼちゃ」という意味の「winter squash」、「kabocha」という言い方
「squash」には色々な種類があります。「かぼちゃ」は「squash」の一種です。また「kabocha」という単語も最近使われるようになっていますが、「winter squash」という言い方もあります。
「winter」は「冬」という意味になりますね。そして「winter squash」にも色々な種類がありますが、「かぼちゃ」を英語で「winter squash」と言ったら通じると思います。それでは、「winter squash」の使い方を例文で見てみましょう。
winter squashの使い方 例文
A: What’s in this soup?
(このスープには何が入っていますか。)
B: Winter squash and other vegetables.
(かぼちゃと他の野菜が入っていますよ。)
A: What do you want for dinner?
(夕食は何が食べたいですか。)
B: Noodle soup with winter squash.
(かぼちゃ入りのほうとうがいいね。)
A: When did you buy this winter squash?
(このかぼちゃはいつ買ったの?)
B: Last week. You’d better use it up quickly.
(先週買ったよ。早く使わないとだめだね。)
まとめ:かぼちゃって英語で何というの?
まとめると、日本人はよく「かぼちゃ」の事を「pumpkin」と英語に翻訳しますが、実は正しい言い方は「squash」になります。そして、「squash」も色々な種類がありますので「kabocha squash」、「Japanese squash」、「winter squash」などの言い方が最もわかりやすいと思います。
また、最近では「kabocha」という言い方も使われるようになってきました。しかし、この単語をまだ知らない人もいますので、一般的には「Japanese squash」や「Japanese pumpkin」が一番分かりやすい言い方だと思います。
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