bananaを含む英語のイディオム、スラング表現

バナナに関する面白い英語のイディオムの意味と使い方
目次

バナナ(banana)に関する英語のイディオムやスラング表現

スコット
皆さんこんにちは。スコットです。 今回の記事では日常英会話によく使われている「バナナに関する英語イディオム」を3つ紹介したいと思います。

英語ネイティブの日常会話では、非常に数多くのイディオム(熟語)が使われています。そして、様々な面白いテーマに関するイディオムが沢山あります。

例えば、スポーツ由来のイディオムや、フルーツや野菜の名前を含んだイディオム等もあります。また、同じ英語圏の国でも各国のイディオムは違います。

英語のイディオムは多くの場合、文化的な背景が関係して出来上がり進化してきました。ですから、イギリス英語にはイギリス英語のイディオム、アメリカ英語にはアメリカ英語のイディオムがあります。

そこでこの記事では、「バナナ」という言葉が含まれている英語のイディオム表現を紹介したいと思います。これから紹介するイディオムはネイティブの日常会話でもよく出てきます。

以上の事から、実際の英会話だけではなく、英語の映画やドラマを観る際、英語の小説、記事などを読む際にもとても役に立つと思います。それでは、「バナナ」に関する英語イディオムを紹介していきたいと思います。

go bananasというイディオムの意味と使い方は?

go bananasというイディオムの意味と使い方は?

先ず最初に紹介するのは「to go bananas」というイディオムです。このイディオムは「狂ってしまう」、「頭がおかしくなる」という意味になります。文脈によっては「とても怒る」というニュアンスにもなります。

それ以外にも、「喜び過ぎてクレイジーになる」というニュアンスもあります。この表現は様々なシーンで使えますので、とても面白く役に立つ表現だと思います。

ちなみにこの表現の由来は残念ながら不明ですが、1960年代頃に初めて使われだしたそうです。この表現は当初アメリカ英語だけで使われていたそうですが、現在は全ての英語圏の国で使われているイディオムです。

つまり、イギリス英語でも、オーストラリア英語でも通じる表現になります。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう!

go bananasの使い方 例文

The fans went bananas when their team scored a goal.
(チームがゴールを決めた時にファンたちがは大喜びで興奮しました。)

Mum went bananas when she saw the broken vase.
(お母さんが壊れた花瓶を観て怒ってしまった。)

You look beautiful in that dress. Your boyfriend will go bananas when he sees you!
(あなたはそのドレスを着てとても美しくみえますよ。彼氏はあなたの姿を観たらとても喜びますね!)

Mike went bananas when he saw that his wife had eaten the last piece of cake.
(マイクは奥さんがケーキの最後の部分を食べてしまったという事を発見してとても怒りました。)

banana republicの意味と使い方は?

banana republicの意味と使い方は?

皆さん、「Banana Republic」というアメリカの洋服ブランドをご存知でしょうか。実は「banana republic」は洋服のブランドだけではなく、実際の英語のイディオムです。

この英語を直訳すると「バナナ共和国」という意味になりますが、これは「経済・政情不安定で外資に操られる中南米の小国」という意味になります。この表現は1901年に初めて使われたそうです。

O・ヘンリーというアメリカ人のライターはホンジュラスについて書いた時にこの表現を使いました。現在、南米の小国だけではなく、経済・政治的に不安定な国について話す際にこの表現が使われています。

それでは、実際のネイティブの使い方を例文を通して覚えていきましょう。

banana republicの使い方 例文

With Trump as president, America is in danger of becoming a banana republic.
(トランプ大統領のせいで、アメリカはバナナ共和国になるおそれがあります。)

Honduras was the first country to be called a “banana republic”.
(ホンジュラスは初めて「バナナ共和国」と呼ばれた国でした。)

This country relies on just one product for export. That’s why it is called a banana republic.
(この国は一つだけの輸出品に頼っていますので「バナナ共和国」と呼ばれています。)

banana skinの意味と使い方とは?

banana skinの意味と使い方とは?

この「a banana skin」というイディオムはスポーツの話によく出てくる表現です。「banana skin」(バナナの皮)とは「人を失敗させるシチュエーション」や「落とし穴」という意味になります。

このイディオムは「バナナの皮を踏むと滑ってしまう」というイメージから来ているイディオムです。そのため、失敗しやすいシーン・状況の事を「banana skin」と呼びます。

このイディオムはスポーツの話によく出てきますので、例えば、あるサッカーチームが自分達よりもランキングが低く弱いチームに負けた場合には、「バナナの皮で滑ってしまった」という表現を使います。

つまり、勝ったはずの試合だったが、意外と難しい試合になり恥ずかしく負けてしまったという意味になります。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。

banana skinの使い方 例文

If you study hard, you should pass this exam. However, there are some tricky questions so it is a bit of a banana skin.
(あなたが一生懸命勉強したら、この試験に合格するはずです。しかし、難しい質問もありますので失敗しやすい試験ですよ。)

City are top of the league but tomorrow’s match could be a banana skin.
(シティーはリーグの一位ですが、明日の試合は難しそうで負けるかもしれません。)

That new policy was a banana skin for the government.
(新しい方針は政府にとって恥ずかしい失敗でした。)

top bananaの意味と使い方とは?

top bananaの意味と使い方とは?

次の紹介する「Top banana」というイディオムは、主にアメリカ英語のイディオムで、「会社や組織の最も重要な人」という意味になります。例えば、ある会社の社長は「top banana」といいます。

このイディオムはとてもカジュアルなスラングなので、フォーマルなシーンでは使いません。このイディオムはアメリカのコメディー世界で初めて使われた表現だそうです。

20世紀の前半に有名なコメディースキットがあり、そのスキットのメインのコメディアンは最後のジョークが終わった後にバナナをもらったそうです。その事から「メインの人」は「top banana」と呼ばれるようになりました。それでは、実際の使い方を例文でみていきましょう。

top bananaの使い方 例文

Congratulations on becoming company president.  You’re the top banana now!
(社長の就任おめでとうございます! あなたはもう「ボス」ですね!)

What’s the name of the top banana in your company?  I want to send him an email.
(あなたの会社の社長の名前は何ですか。私は彼にメールを送りたいです。)

The organization’s top banana got arrested for fraud.
(組織の最も偉い人は詐欺で逮捕されました。)

オーストラリア英語のスラング「banana hammock」の意味と使い方

オーストラリア英語のスラング「banana hammock」の意味と使い方

次に紹介する「banana hammock」という表現は、とてもふざけたオーストラリア英語のスラングです。「banana hammock」はオーストラリア英語で「男性用ブリーフ系の水着」という意味になります。

つまり、「とてもピチピチにタイトにフィットしたパンツ系の水着」という意味です(笑)。これは由来を説明しなくても分かると思います(笑)。このイディオムは元々オーストラリア英語でしたが、現在はイギリス英語でも使われています。

banana hammockという英語イディオムの使い方 例文

Why are you wearing a banana hammock? It’s so embarrassing! You should wear long shorts on the beach!
(なんでそんなにぴちぴちの水着を履いているの?恥ずかしいよ!ビーチではもっと長い水着をきた方がいいよ!)

Look at that guy in the banana hammock! He really thinks he’s cool!
(あのぴちぴちした水着を履いた男を見て!彼は自分がとてもカッコいいと思ってるだろう!)

Divers usually wear a banana hammock because it reduces splash when they enter the water.
(飛び込み選手は一般的にブリーフ系の水着をきます。それは何故なら、水に入った時の飛沫を防げるからです。)

まとめ:バナナに関する面白い英語イディオム

まとめると、英語ではバナナに関するイディオムは意外と多いです。今回の記事で紹介したイディオムは日常英会話でよく出てきますので、覚えておくと役に立つと思います。

そして、英語圏の国の映画やドラマを観ると、こういったイディオムが沢山出てくると思います。自分はこういったイディオムを使わなくても、意味を知っておくと英語の理解が深まるので、知識として理解しておくことをお勧めします。

英語のイディオムを深く理解すると、ネイティブの面白い会話を楽しく理解できるようになると思います。是非この機会に覚えてみて下さいね^^

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バナナに関する面白い英語のイディオムの意味と使い方

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